外国人の彼

相談者名
こんにちは。
はじめまして。
28歳会社員のMと申します。

私には最近外国人の彼氏ができました。(28歳、英会話講師)
勉強熱心で、優しく尊敬できる人です。

しかし、一つ悩んでいることがあります。
私はずっと彼氏がいなくて、次付き合う方は結婚を考えられる
人だろうと思っていました。
ところが正直なところまだ今の彼との結婚は考えられません。

・外国人であるということ(文化や考え方の違い)
・不安定な職業であるということ

この二つが大きな理由です。
(私は漠然と日本人で、サラリーマンの人と結婚すると思っていました。)

やはり将来の考えられない彼とは別れた方がよいのでしょうか?
まだ付き合って数か月でこんなことを考えるのは早すぎるという自分と
結婚できない人と付き合って時間とお金を無駄にするのはもったいない
という自分と(最低ですね・・泣)の間で迷っています。

ちなみに彼と付き合おうと思った理由は一緒にいて自分らしくいられて
苦手な会話も楽しくできたので、もっと一緒に過ごしたいと思ったからです。

アドバイスをいただきたいです。
よろしくお願いします。

カウンセラー
三島桃子
Mさん、はじめまして。今回担当させていただく三島桃子と申します。どうぞよ
ろしくお願いいたします。

すてきな彼と出会えてハッピーなはずなのに、結婚のことを考えるとそうとばかりも
言ってられない…といったところでしょうか。Mさんの心の中にはご自分でも
はっきりと正体のつかめない不安や怖れがあるのかもしれません。その正体がご自分
である程度見えると、これからのことについてよりラクな気持ちでいい選択をできる
のではないかと思います。

Mさんは

次に付き合う人は結婚する人、という想定があった

また、お相手は日本人でサラリーマンだろう、という想定もあった

ところが今の彼は想定外、外国人で文化や考え方の違いがあるし、職業も不安定

ご自分の想定と、現実に起きていることが違うために戸惑っている感じですね。誰で
もそうなりますよね、想定と現実が違うと、「あれれ、どうしようかな…」と思いま
す。まして結婚となると人生の一大事ですからね。

また、「結婚できない人とつきあって時間とお金を無駄にしたくない」という思いも
あるんですね。最低でもなんでもないですよ。誰でも状況次第ではこのような気持ち
になります。

この気持ちの奥には、何か「焦り」のようなものがあるのかもしれません。それはど
こからくる「焦り」でしょうか。考えられるのは、例えば年齢でしょうか。28歳。
この頃は婚活が盛んですが、20代も婚活市場に参入してきていて、30代の方は苦
戦も多いと聞きます。そろそろ結婚できれば、つらい30代を経験しなくてすむ…
かっこ悪いことにならなくてすむ…そんな感覚はないでしょうか?

また、「日本人のサラリーマンと結婚するのかな」という想定も、多くの人が考える
ことではありますが、まあ言わば「無難な路線」ですね。

そうすると、ここでMさんの考え方、みたいなものが見えてくるような感じもし
ます。それは、「誰から見ても批判されない一般的な人生を手に入れることが幸せな
のだ」というようなものではないでしょうか?

もしこういう考え方があるとしたら、その裏には実は怖れがあったりします。

それは、「一般的でなかったら幸せになれない」という怖れです。私たちは、いろい
ろな経験から、こういう怖れを持つことがあります。

例えば、両親が自営業で、収入が安定せず、サラリーマンの親戚などから一段低く見
られていた、とか、逆に親がサラリーマンで、安定しない職業の人を低く見るような
ことをよく言っていたり、その他の生活全般でも、理想的で一般的であれ、そうじゃ
ないと苦労する、というようなことを何度も言われていたとか。

このようなことがベースにあると、「一般的な誰が見てもわかりやすい王道から少し
でもはずれたらヤバい」というような危機感、怖れ、を無意識に持つようになりやす
いのです。

こういった怖れがなければ、自分自身が幸せを感じられるなら一般的でない方向に進
むことにさほど危機感は感じないものです。「思ってたのと違うけどまあいいや」と
いう程度ですむわけです。

この怖れの陰には、さらに「傷」も隠されている場合があります。先程の例から言う
と、自由業の親が親戚から低く見られているのを感じた時、自分も傷ついていた、と
か、反対に親がサラリーマンだった場合に、親から「一般的であれ」と言われ続けた
ことで、のびのびできない感覚を持ち、本来の自分が出せなくなり、それが苦しかっ
たとか。

こういう「傷」は自分でも気付かないことが多いのですが、気付かなくても「傷」は
そこにあるので、ちょっとしたきっかけで痛みを感じ、怖れも強くなります。

また、傷や怖れがあるとしたら、相手を変えても何かの形で出てきますし、怖れから
判断すると本当に自分にとって幸せなことは何なのかということが見えにくくなり、
いろいろなことを選択する力が鈍ってしまいがちです。

ですから、一緒にいて楽しい彼であるならば、おつきあいを続けつつ、自分に傷や怖
れがあるとしたら何だろう?ということと向かい合っていくのもひとつのやり方だと
思います。

そして傷や怖れが解消できた時には、彼とつきあい続けるかどうかということを「自
分にとっての幸せは何なのか」という基準で素直に決めることができるでしょうし、
また、単純に恋愛期間が長くなれば、今よりももっと相手の本質が見えてきて、それ
もまた判断材料にできますよね。

自分自身が「自分の幸せを選択できるような落ち着いたコンディションになること」
に取り組んでおくことが「素敵なパートナーと結婚すること」への早道かもしれませ
んね。

傷や怖れと向かい合うことを難しく感じる場合は、初回無料のカウンセリングなどを
ご利用いただければと思います。

応援していますね。ご相談ありがとうございました。

三島桃子

この記事を書いたカウンセラー

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