怒りや悲しみというマイナスな感情の暴走を止めたいです

相談者名
はじめまして、初めて相談させて頂きます。

現在27歳の女性、会社員、独身です。
お付き合いしている彼と今年の4月から同棲しています。
結婚は10月を予定しております。

相談内容ですが、タイトルにあります通り私は恋愛において何か悔しいことや悲しいことがあった時、その感情をコントロールすることがとても苦手です。

例えば、彼の一言。
彼が言った言葉は本当に些細なことなのに、自分の中で何倍にも何百倍にも膨らませて最終的には(大体数十分後)彼は私を私が思うほど愛してないんだ、私なんて大した存在じゃないんだ、ということはいつか冷めて捨てられる、そうなる前に自分からケリをつけたい、彼との関係をコントロールしよう

とまぁ恐ろしく面倒臭い思考パターンに陥ります。

そして、私の悩みにはつづきがあります。

突然ですが、私は一つ前の彼氏のことが大好きでした。
仮にその彼をAさんとします。
Aさんとも同棲をしていたのですが、当時は上記のような思考により私から喧嘩をふっかける事が多々あり、そんな時は大抵夜から夜中更には朝まで喋ります。

貴方は私を愛してないのでしょう?
そんなことないよ
嘘、だって愛してるならこんなこともあんなこともしないハズだもの
………ごめん
謝るってことは認めるってことよね?愛してないのよね?
………そんなことないよ
嘘よ、だってだってだって(エンドレス

もはや、あれはお経でした
心の奥底にあるのは「私を愛してほしい」ただそれだけなのに。

私の最大の悩み、それは夜中に延々とお経を唱えてしまうクセです。
何も良いことなんてありません。
相手の気力体力愛情を失わせるだけで、そこには何の生産性もありません。

分かっているのに、やめられないのです。

Aさんとは結局別れ、そして今の彼と出会い
もう二度と、もう絶対お経はやめよう、絶対に………と強く思っていたはずでした。
なのに最近、やってしまったんです。

もう限界です。
意思の力では抑えられない域にまできていると恐ろしく感じます。
どうか、ご意見を頂けないでしょうか。

何卒よろしくお願いいたします。

カウンセラー
大みぞなおみ
Sさん始めまして、ご相談いただきましてありがとうございます。
担当させていただく大みぞなおみです。どうぞよろしくお願いします。

4月から同棲している彼と、10月に結婚のご予定なのですね。おめでとうございます。

ご相談を読ませていただいて…

Sさんがご自身の問題に悩み、彼を苦しめたり失ったりすることのないよう、
不安と戦っていらっしゃること、この悩みを解決したいと思っていらっしゃること、
伝わってきました。
私もぜひ、お役に立ちたいです。ご一緒に考えていきましょう。

さて、Sさんの悩みについて。
「怒りや悲しみというマイナスな感情の暴走」があるのですよね。

ご自分のことを、本当によく把握していらしてびっくりします。
Sさんは、本来、冷静で客観的にご自身をみつめることのできる女性でいらっしゃるんだな、と私は思いましたよ。
そして、感情が豊かな部分もおありなんだと思います。それだって、情熱的で魅力ですよ。

でもSさんは、ご自分の感情をコントロールできなくなることで、ご自分を責めたり、
ご自分の感情を、扱いきれない恐ろしいモンスターのように思ってしまっているように
感じました。

>もう限界です。意思の力では抑えられない域にまできていると恐ろしく感じます

ご自分でできるところまでは十分やられてきたのだなあ、とわかります。
頑張られたんだと思います。本当にお疲れ様、と思います。
新しいやり方を取り入れたら、わかること、変わることもあるものです。
どうか希望をお持ちになってくださいね。

私がお勧めしたいのは、

①ご自分の感情に何が起きているのかを知り、理解する
⇒暴走が発動するきっかけになる感情、痛みに気づく
②その感情、痛みのルーツを知り、過去の傷を癒す
③彼との間でマイナスな感情があったら、Iメッセージで伝える、お願いする
④マイナスな感情もコミュニケーションできるようになり、彼と信頼関係を作る

…です。説明していきますね。

①&②についてですが、Sさんは、どんなことに、どんなときに、悔しい、悲しいと感じるのでしょうか?
例えば、彼の行動や言葉から、大事にされていないと感じるからなのか…
誰かに嫉妬を感じて起きるのか…
ちょっと考えてみてくださいね。感情が暴走するきっかけになるような感情、痛みがあるとしたら、どんなものか、そこにもなにかパターンがないでしょうか?

もしあるとしたら、いつぐらいに、誰と、どんなことがあった時に、悔しいや悲しいを感じたのでしょうか?そこに、Sさんの心の傷のルーツがあるように思います。
おそらくその傷は、彼やAさんによってできたものではなく、もっと過去にできたもので、
今もまだ、癒えていない痛みなのではないかと思いますが…いかがでしょうか?

(これに関しては、一人で考えるより、安心できる誰かに聞き出してもらったり、
聞き役がいる場で感覚的に探していった方が早かったりします。)

そんな過去の癒えていない痛みがあったとして…彼との関係の中で、過去と似たような
悔しさ、悲しさを感じたとき、その傷が強く痛みだしてしまうのではないか、と思います。
そうなると、過去の痛みと今感じる痛みが、重なって襲ってくるので、
「些細なことなのに、自分の中で何倍にも何百倍にも膨らませてしまう」ことになるんだと思います。

感情が暴走してしまうことを、責めないでいただきたいのです。責めても苦しいばかりです。
過去の痛みが何かを探して、癒していくことをおすすめしたいです。
すると彼を、Sさんを傷つける人にせずにすむようになり、痛みも減り、暴走もなくなっていくと思いますよ。

過去の痛みを癒すのには、色々方法はあると思います。まず、一人でもできる方法を考えてみました。

・過去の傷について、紙に書いてみる
・当時の状況、起ったことを、大人の目、今の自分の目から眺めて感じ直したり、理解し直す
・過去には感じられず、我慢してしまった感情や、言えなかった気持ちを、感じてみる、紙に書いてみる、声に出してみる

…などなどで、少し、心の整理がされてすっきりするかもしれません。
でも、できれば、一人でするより、安心や信頼のできる誰かに寄り添ってもらって取り組んだ方が、楽であり、進みも早く、効果的だと思います。
カウンセリングをお使いいただくのも一つです。

続けて、③&④についてお話しますね。
自分癒しが進むと、感情の暴走がなくなってくると思います。
過去の傷と今の彼との関係を、切り離して捉えられるようになっていくんですね。

そうなったら、彼に、心の痛みをコミュニケーションしていくことをおすすめしたいです。
たとえば、
「こういうことがあると、私(I)は悲しいと感じてしまうの。
だからあなたにはしないでほしいの」と伝えるとか。

「そういう言い方をされると、私(I)は悔しくなったり、愛されていないと感じてしまうから、しないでほしいの」と伝えるとか。

私=I(アイ)が、~と感じます、~してほしいです…と伝えるのがアイメッセージです。

「あなたは~です」と言う言い方をすると、相手としたら、責められた、決めつけられた、
コントロールされたと感じさせがちですが、
「私は~です、私は~してほしい」のように言い換えて自分の想いを伝えると、自分が感じることや、何をわかってほしいのかが、相手にまっすぐに伝わりやすくなるんですね。

男性って本来、愛する女性のためには何かしてあげたいと思ってくれるもの…
とても、愛情深く優しいんだと思います。
どうすればいいのか、わかりやすく示すと、彼も取り組みやすくなるでしょう。
Sさんのネガティブな気持ちも、彼に委ねていくことも大事かと思います。
これには勇気がいりますが、悩んだりしながらも取り組んでくれる様子を見たら、
彼への信頼も深まり、Sさんも安心できるのではないでしょうか。

これができるようになってきたら…お経も必要なくなると思いますよ。
「彼は私を私が思うほど愛してないんだ、私なんて大した存在じゃないんだ」とか、
「だからいつか冷めて捨てられる」と感じることも必要なくなりますし、
「そうなる前に自分からケリをつけたい、彼との関係をコントロールしようと考える」必要もなくなるんじゃないかと思います。

「貴方は私を愛してないのでしょう?」という聞き方で得られるのは「そんなことないよ」という答えですね。これでは、Sさんの不安は埋まらないと思います。

>心の奥底にあるのは「私を愛してほしい」ただそれだけなのに。

そうですよね。本当にけなげでいじらしく可愛い女性の気持ちです。それを差し出して、
彼に愛させてあげてほしいと思います。
「私は~してくれると、愛されてると感じて幸せ。あなたに~してほしい、愛してほしい」と、伝えたりお願いしたら、彼も嬉しいと思います。
よろしかったら、お試しになってみてくださいね。

今日のお話で、少しでもお役に立つことがありましたら、嬉しく思います。
もし、もっと聞きたいことなどありましたら、初回無料の電話カウンセリングもあります、
よかったらご遠慮なくお試しくださいね。お読みいただきありがとうございました。

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