死ぬのが怖くなくなる為には

一時は楽しい事に没頭して忘れようとも思いましたが、
今の状況を把握する為に最低限情報収集も大切だし…と、
その度に悪化する原発のニュースを見て心が重くなります。
いつ最悪の事態になるのかも時間の問題な気がしてきました。
家族に海外に逃げたいとは言ってみたけれど、やはり現実的ではないみたいです。

自分は死ぬ事そのものよりも、死ぬ時に感じる痛みや苦しさ。それを考えると怖いです。
放射線による死は、凄く苦しくて惨い死に方をすると聞きます。
人間いつかは死ぬし、いつかは受け入れなくちゃいけない事だとは
分かっていても、もっと楽な死に方をしたかった。

どうしたら怖くなくなりますか。
せめてこの恐怖さえどうにかできたら、気楽に構える事ができたらいいのに…と思います。
お忙しいところ失礼しました。お返事お待ちしております。

nueさんは今死に対してとても怖いなと感じていらっしゃるのですね。
そして、テレビや新聞等のメディアを通して原発のニュースをみて心が重く
なってしまう感覚になられていらっしゃるのですね。
色々なメディア、そしてインターネットからも情報というモノがいっぱいあ
ります。
私たちは、色んな媒体を通して色々な情報を手にする事ができます。
その中で、今回の事故に関してのニュースは今現在多くのメディアで様々な
情報がありますよね。
その、情報をnueさんは見るたびに、不安に感じられていらっしゃるのか
もしれません。
知りえた情報から、私たちは多かれ少なかれこれから先の未来を予想したり
想像したりする事があります。
ポジティブな物を想像したり、その逆を想像したり色々な想像を無意識にし
てしまうのです。
今、nueさんが感じられている怖さがフッとかるくなる切っ掛けなるお手伝
いができれば幸いです。

それでは、ご相談内容を拝読し感じた事をお伝えしますね。

先ほども少し述べておりますが、私たちは多かれ少なかれ手に入れた情報を
基に未来を想像する事があります。
そして、今回の原発のニュースが切っ掛けでnueさんの中で死に対する色々
な側面に対して怖いなという感覚をもたれたのかな、と想うんですね。
その死ぬ事に関して怖いなと感じられる感覚はもしかしたら原発のニュース
以前にも何かそれに近い感覚を持っていらっしゃった可能性があるかもと感
じました。

未来に対して、何が起こるのかという先の判らないという怖さというものを
色々な場面で感じていらっしゃったのかもしれません。

私たちは、未来が予測できない事に関してとても不安に感じてしまう事があ
ります。
だからこそ、大まかな予測を私たちは未来に対して無意識に行なってしまう
事があるんです。

解らない事だからこそ怖い。

そういう感覚が今回のニュースによって今nueさんの心の前面に出てこられ
たのかもしれません。

そこでnueさんに提案です。
今のお気持ちを良かったら私たちカウンセラーにお伝えいただけませんか？
nueさんは今までその怖いお気持ちをずっと独りで抱えてこられたように感
じます。
そして、独りで抱えてきたからこそその怖さに今押しつぶされそうな感覚が
あるのかもしれません。
独りで抱え込むのではなく誰かと、そしてその誰かという選択肢に私たちカ
ウンセラーも入れて頂ければ幸いです。

それと、もう一つ。
今回のニュースに関しましては、色々な情報が色々な所からやってきます。
その色々な情報の中でも住んでいる地域や状況等によりチョイスする情報
も様々なパターンが発生してきます。
nueさんが今いらっしゃる地域やnueさんの状況を踏まえた上での情報を選
択し有効活用するというのもこれからの生活に対して必要になってくるかも
しれません。

nueさんにとって、今感じていらっしゃる不安や怖いなという気持ちからフ
ッと軽くなる切っ掛けとなれば幸いです。

この度はご相談いただきましてありがとうございました。

中村季代乃