成長したい!

相談者名
みち子
初めまして。7月の終わりに4か月付き合った彼と別れました。いつも好きな人を追い詰めてしまうんです。「君といると疲れる」「自分のことしか考えてない」何度言われたことか…。別れるたびに反省しますが、同じ事を繰り返してしまいます。幸せなときほど別れを意識してしまい、失うのが怖くて不安で、自分から関係を壊してしまいます。たくさん愛情を注いでもらっても、自分から何度も別れ話をしたり、ケンカを仕掛けたりして、相手の愛情を試してしまいます。相手の過去の恋愛に異常なくらい嫉妬したりもします。そんな自分のこと嫌いだから、こんな私じゃそのうちこの人だって愛想を尽かすはずって思ってさらに不安になってしまうんです。本当に悪循環です。どうしたら、相手を信頼することができるのでしょう?
良い友達にも恵まれているし、付き合った彼もみんな愛情深いステキな人ばかりだったし、きっと自分にもいいところがあるんだって思うけど、自信を持てません。これ以上自分の弱さで好きな人との関係を壊したくない。好きな人と一緒にいるときは、一番好きな自分でいてたくさん愛して癒してあげたい。それなのに、気持ちと行動がちぐはぐです。
別れた彼と3日前に会いました。彼も別れて気がついたことがたくさんあると話してくれました。いろいろ話をする中で今の段階でよりを戻す自信はなくても、彼は私との関係に迷っているように感じました。これからも連絡を取り合おうって話してその日は別れました。私としては、自分と向き合って、反省して、成長して、彼とやり直したいと思っています。今度こそ愛情いっぱいの関係を築きたい。でも、成長したい気持ちはあっても変われなかった今までの自分を思うと自信が持てません。
今の自分の状況や気持ちを上手く説明できていない部分も多く申し訳ないのですが、プロの方に相談すれば、何かいい解決策が見つかるのではないかと思いメールさせていただきました。幸せな人生を送るために、自分の根本的な問題を解決したいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
カウンセラー
清水三季央
みち子さん、はじめまして、清水三季央です。
ご相談ありがとうございました。

>いつも好きな人を追い詰めてしまうんです。「君といると疲れる」「自分のことしか考え
>てない」何度言われたことか…。別れるたびに反省しますが、同じ事を繰り返してしまい
>ます。幸せなときほど別れを意識してしまい、失うのが怖くて不安で、自分から関係を壊
>してしまいます。たくさん愛情を注いでもらっても、自分から何度も別れ話をしたり、ケ
>ンカを仕掛けたりして、相手の愛情を試してしまいます。相手の過去の恋愛に異常なくら
>い嫉妬したりもします。
>そんな自分のこと嫌いだから、こんな私じゃそのうちこの人だって愛想を尽かすはずって
>思ってさらに不安になってしまうんです。本当に悪循環です。

彼のことを愛しているのに、愛するする気持ちが強ければ強いほど、不安な気持ちが高まって、そして彼の愛情を試してしまい、さらには、そんな自分に、自己嫌悪してしまっているんですね。

みち子さんのような場合に限らず、心と裏腹な言動で、結局、望んでいない状況に自らを
追い込んでしまうことって、残念ながら、私たちには、少なからずありますよね。

そんなとき、さらにそんな自分を責めがちなんですが、まずは、状況をどうにかしなければという気持ちを、脇において、自分を受け入れてあげてほしいんです。

受け入れる、許す、など感情をともなった行為は、言葉づらほど、簡単ではないですが、自分で解決していくとすれば、まずは、受け入れようと意識するところから始まります。

>好きな人と一緒にいるときは、一番好きな自分でいてたくさん愛して癒してあげたい。

みち子さんもわかっているように、彼のためにも、まず、みち子さん自身を大切に扱ってあげてほしいなと思います。

>いろいろ話をする中で今の段階でよりを戻す自信はなくても、彼は私との関係に迷ってい
>るように感じました。これからも連絡を取り合おうって話してその日は別れました。私と
>しては、自分と向き合って、反省して、成長して、彼とやり直したいと思っています。今
>度こそ愛情いっぱいの関係を築きたい。でも、成長したい気持ちはあっても変われなかっ
>た今までの自分を思うと自信が持てません。

彼との関係に目を向けていくチャンスがやってきているんですね!自信がないところもあるかもしれませんが、まずは、幸せになりたい!というその意欲が大切だと思います。みち子さんの文章からその気持ちは充分に伝わってきますよ。

>幸せな人生を送るために、自分の根本的な問題を解決したいと思っています。

心理学では、この現状には、みち子さんの心のパターンが映し出されていると考えるんですね。では、みち子さんの心のパターンの原因はどこからくるかというと基本的な部分は、一般的に子ども時代の家族の人間関係でつくられていることが多いんです。とくに、この場合は、一般的には父親との関係が影響していることが多いです。一般的に父親からの愛情を感じられないで過ごしている時期が多いと、いくら愛されていても、愛されていると感じられないことが多くあります。

それは父親に愛情を求めても得られなかったときに、いつまでも求めてばかりでは辛いですから、心の扉を閉じてしまうことがあるんですね。すると、当然、そこに愛が注がれていても、愛されていると感じられなくなってしまいます。

まずは、このことに気づいて下さい。愛はそこまできているけれど、感じられないのは自分だと理解すること、そしてそんな自分を受け入れることが、閉ざした心の扉を開いて、彼の愛を感じられるようになる準備になります。

また、彼を愛することに意欲をもつのもよいでしょうね。彼が何を求めているのか考えて行動しているとき、彼の愛を試そうという気持ちにはなりにくいからです。

今回は、みち子さんの状況についての情報が少ないので、こちらの推測と、一般的な場合に照らし合わせた回答になっていますので、みち子さんの実情とは異なる場合があるかと思いますが、ご了承下さいね。

みち子さんが今の状況を抜け出して、彼と幸せになれることを心から願っています!

清水三季央

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛・夫婦などの男女関係、家族の問題、アダルトチャイルド、仕事や対人関係、メンタルヘルスなど幅広いジャンルでカウンセリングとセラピー(イメージ療法とコラージュ療法)を行う。約2万件以上の臨床実績と、高等学校教諭一種免許・産業カウンセラー・国家資格キャリアコンサルタントの資格を持つ。