無意識に人を傷付けてしまいます。

相談者名
綾女
高等学校二年生の綾女と申します。
宜しくお願い致します。

私は小学生の時に級友達に
悪口、陰口を言われ続けた為に
悪口、陰口を極端に恐れ、
常に周りに陰口を言われている錯覚を起こしています。
このような状態ですから、友達の級友への陰口を否定していました。

先日、割と校内で共に行動をする友達に
「あなたとは合わない、あなたとは個人的に付き合いたくない。」
と言われました。
理由を聞くと、私は気付かない内に人を傷付けるので
一緒に居るのは苦痛との事です。
後に知ったのですけれど、彼女は私の陰口を言っていたそうです。

大変衝撃的でした。
その友達は気を許していて、常に感謝をしていました。
大切な方だったのです。
それ以来、会話をするのが怖くなり、
より一層錯覚が激しくなりました。

どの様にしたら、人を傷付けない会話が可能でしょうか?
そして、何故人は他人を嫌いになるのでしょうか?
私には理解しかねます。
(見栄を張るわけではなく、
私は一度も人を嫌いになった事はありません。)
どうかアドバイスをお願い致します。

ではこの辺で、失礼申し上げました。

カウンセラー
深澤三津子
綾女さん、はじめまして、カウンセラーの深澤三津子です。

うーーーん、辛いね、困ったね。

でもね、人を無意識的に傷つけてしまうことは、
本当は、よくある事です。
でも、綾女さんは、とてもラッキーでしたね。
そして、とても勇気のある女性ですね。

どうして、こんな事を言うかというと、
普通は、人に向かって、
「あなたは、人を傷つけるから一緒にいるのは苦痛」
なんて、殆どの人は、思っていても口に出して人にi言う事は
しないのじゃないかしら?
でも、綾女さんは、そういうお友達に出会えてますね。

それから、勇気があるというのは、
お友達に、これを言われて傷つかない人はいないでしょう。
だから、普通は、これを人に言わせないか、
言われる前に、自分から、
会う機会を減らしていくのではないでしょうか?

それでも、綾女さんは、友人の口から、
理由を聞き出し、自分の気づいていない心について、
癒そうと向きあっていますね。
これは、本当に凄い事ですよ。

さてさて、人を傷つける・人に傷つけられる、
人の悪口を言う・言われる、などなど、
これらは、人間関係における問題ですね。
実は、これは、「自分自身をどれだけ愛しているか」
という尺度でもあります。
自分を愛している度合いですね。

人は、自分を愛している度合いでしか、
人を愛し、愛される事は出来ないようです。

人は、自分を嫌っていると自己攻撃をしますが、
これとは反対に、人に攻撃させるというやり方も持ちます。

それから、心理学的に言えば、悪口や・陰口は、
例え、それを人に向かって言わなくても、
心の中で持ってしまったなら、
それは、同じ事になります。
この場合は、無意識的に、態度で現していたり、
優しい口調をしていも、遠まわしに人を傷つける言い方になっていたり、
あるいは仲間にしないというようなやり方もします。

綾女さんの問題ですが、
ここでは、人生の生き方の慢性的なクセのようなものと
関係しています。
ここで言うクセとは、先祖代々に伝わるような問題との
関係性です。
殆どの方は、生き方の基盤を、家族の中で身につけます。
そして、社会に出た時に、人との大きな違いに気づきます。
特に、これは、学生から、社会人になった時が多いようです。
最近では、とても頭の回転の速い若い世代が増えていますので、
初めての新しい仕事の内容で悩むよりも、
仕事には早く慣れてしまうのに、
人間関係で上手く行かないというケースが、
とても増えています。
そう、少年化犯罪の極悪化現象も、
この問題に関連しているといえるかもしれませんね。

家や学校では、特に大きな問題でもなかったし、上手く行っていた事が、
家の外では、人を傷つく事に値するという事を知る必要性が出てきます。
もし、ここで、家族の中でも、人を傷つけているのであれば、
それは、自分も傷ついてますので、
自分でも問題だと気付けるレベルだと思います。
ですが、家族全体の中で特に問題でなければ、
これは個人のレベルではないので、気がつく事は難しくなります。
また、このやり方が、先祖代々で受け継がれて来ているので、
親戚の間ではOK、でも、結婚して、親戚間になると、
大きな争いになるなんて事もあります。

と、ちょっと先の事まで書いてますね。(笑)

そこで、先ずは、綾女さんに質問しましょうね。
この質問には深く考えないで答えて下さいね。
では、「自分を愛している度は、何%でしょうか?」
直感的に出てくる数字は、いくつでしょうか?

そして、ここで出た数字をみて、自分でどう感じますか?
高いですか?
低いですか?
あるいは・・・

先ずは、どんな問題でも、気づきを持つ事です。そして、
「人と自分との間に、掛け橋を創る」
という作業が必要です。

そして、ここでは、ぜひ、この心の専門家を、もっと使ってみて下さいね。
無意識的問題を、一人で解決するのは、とても難しいと思います。
綾女さんのように学生さんでも、問題を解決していくために、
使って頂けるツールは、カウンセリングサービスでは、
たくさんご用意しています。
ぜひ、受け付け事務所まで、相談してみてくださいね。

私は、以前看護婦をしていましたが、
精神医学の世界でも、高校2年生、18歳前後という時は、
精神的にも、ダメージを持ちやすい時期であると言います。
この時期では、特に専門家に相談するという事を、
たくさん使って頂きたいナーと思っています。
綾女さん、勇気を持って、ここに相談して下さってありがとうございます。
元気な心を取り戻されるように、お祈りしていますね。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました。