許すことが出来ません

相談者名
ナナ
はじめまして。
我が家の前に、7~8年前に引っ越してきた家のことで長く悩んでおります。
最初はただの騒音問題でした。昼夜問わず出入りの激しいお宅で、その度に必要以上に騒々しいので、(特に夜だとその音で起こされ、家族中困り果てていたので)母が一寸したものを手土産に「夜遅くはもう少し静かにしてくれませんでしょうか?」と頼みに行ったところ、その日の晩に「ウチの妻がお前らのせいでノイローゼになった!」と、そこの旦那さんや旦那さんのご両親まで出てきて大袈裟なことになってしまいました。

音のことでは、やはり他のご近所さんも煩がっていたのか、そこの家に騒音のことで手紙があったらしいのですが、その手紙までウチのせいにされたり(全くの濡れ衣です)「あなた方のことを色々近所に言い触らしていますから!」などと言われたり。今となっては音そのものよりも、そこの家の人達がみんな嫌になってしまっています。近所の人達は、その人の言うことは信じていないと思いますが、凄く気分悪くて、未だに許せないのです。出来ることなら皆平和にしていられたらいいのに・・・許すことが出来ればいいのに・・・と思うのですが、やはりいつもの音が始まると『許せない!』となってしまいます。

もし宜しかったらアドバイスお願い致します。

カウンセラー
寺島やすこ
初めまして、ナナさん。ご相談ありがとうごさいます。
カウンセラーの寺島と申します。

ご近所問題って、本当に難しいですね~。
これがアメリカや広い土地であれば、
騒音が届かないのですが、狭い日本の住宅事情では、
騒音の問題は時には裁判にまで発展することもあるそうです。
どのくらいの音を騒音と捉えるかも、
個人差があるのでなかなか裁判する方も大変らしいです。

さて、今回の問題を心理学的に解説しますと、
事象の受けとめ方の問題のような印象を受けました。

例え話でご説明しますね。
あなたがある教室で講義を受けていたとします。
その教室のドアは古くて、開け閉めするたびにキィィ~とイヤな音がするんです。
あなたは一生懸命講義を聞きたいのに、
皆が遅刻して、何度も何度も歯がむずむずするような、
ドアのきしむ音がして講義も聞こえづらい、
そんな状況を想像してみてくださいね。
いらいらして、腹が立ってくると思いませんか?
ドアが開くたびに、遅刻してきた人に、
“なんてルーズな奴だ!!”とか、
“もっと開け方に気を使え!!バカヤロー”とか、
心の中は怒りでいっぱいですよね(^^)

すると、今度は教授が言うんです。
「今から遅刻してきた人は、
先に来ている人に1人ずつ千円払ってもらうことにします」
なんと遅刻してきた人から千円もらえることになったんです。
“ええ~、まさか、そんなことしちゃっていいの~”
と、あなたが思っているうちに、また1人、2人遅刻者が現れます。
そして本当にあなたの手元に二千円が・・・。
また1人、また1人と、どんどん遅刻者がやってきます。
あわせて千円がもう一枚、千円がもう二枚・・・。
“こんなに臨時収入が入ったら、
もしかして前から欲しかったあのバッグが買えるかも~♪”
なんて札束が厚くなるほどに、あなたの想像はふくらむんですね。

さあ、それでは今はどうでしょうか?
あのいや~なきしみ音が、心地よい天国のベルや、
お金のチャリンという響きにも聞こえてきませんか?
早くキィィ~という音がしないかなあって、
待ちわびてしまうと思いませんか?
でも、音自体は全然変わっていませんよね。
何が変わったのでしょう?
それは音じゃなくて、あなたの心が変わったからなんです。
面白くありませんか?

もう一つ、実際に私の近所であった話をしますね。
何かの参考になれば幸いです。

昔、私の家の隣は新聞宅配所で、
深夜の2時頃から配達のバイクの音がうるさくて大変でした。
我が家でも我慢していたのですが、
周りの近所とも騒音問題でいろいろトラブルがあったそうです。
けれども、ある日からピタッとそのトラブルがなくなりました。
その訳は反対側の通りで強盗事件が起きたせいでした。
それも一軒ではなくて、続けて数件も!!
それは深夜に押し込み強盗するという手口でした。
でも、不思議なことに周りの通りではその強盗事件が多発しているのに、
うちの通りでは一軒もやられなかったんです。
なんと、その原因が新聞屋さんの音のせいだったんですね。
うちの通りには、深夜に新聞配達さんたちがたくさんいるので、
強盗も私達の住んでいる通りは狙わなかったらしいのです。
ということで、防犯に役に立つということがわかって以来、
騒音のトラブルはなくなり、
逆に数年後、新聞屋さんが不景気で店をたたまざるえなくなった時は、
“残念だね~、それだとこの通りも物騒になるなあ、
戸締り気をつけなくちゃ、セ○ム入ろうか?”
って、近所の井戸端会議で話し合ったくらい、惜しまれたそうです。

嫌いなご近所と無理してまで一緒に仲良くする必要はないと思います。
でも、世の中には悪い面だけではなくて、その裏に役にたっている面もあります。
いかがでしょうか?
例えば、逆境の時に真に信頼できる頼れる隣人というのがわかります。
今回のご近所トラブルで、誠実な隣人はどの人か、
また誠実な隣人の良さがわかったというのは、それも財産ではありませんか?

どんなひどいトラブルにも必ず恩恵はあります。
この試練に秘められた気づきを探してみませんか?
私達カウンセラーもサポートいたしますので、ぜひお電話くださいね。

今回はご相談ありがとうごさいました。

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