インプリンティングされた意識を変えたい

相談者名
みいな
こんにちは。
誰にも相談できなくて悩んでいたところ、偶然ここを知りました。

私は子供のころからなんでも自分のせいだと思い込む癖があります。
たとえば仲間はずれにされるのも「ゴミ」「バイキン」などひどいことを言われるのも男の子に叩かれたり髪をひっぱられたりしても・・・ぜんぶ
「わたしに問題があるから」
そう思ってしまいます。
客観的に考えればとてもおかしなことなのに、自分の身に起きると
その考え方をやめようとしても、見えない力が無理やりそちらへ
向かせようとしているように、気がつけば「わたしのせい・・・」
と思ってしまいます。

数日前、異業種間交流会の飲み会の席上で、初対面の男性に
いやがらせを受けました。
何度も手を握ってきて、こちらが困った顔をするのをニヤニヤ
笑って見ていました。離そうとすると力を入れてふりほどけないように
したり、必要以上に顔を近づけたり、ほかの人と話していると間に割り込んできたりして、ほかの男性は私に近寄ってこなくなってしまいました。

毅然とした態度をとれたら良かったのかもしれませんが、怖さと気持ち悪さが勝ってしまい、逃げるように会の途中で帰宅してしまいました。
主催者には報告しましたが、正直、相手が態度を改めるとは思えません。
身勝手な人に負けないように、強気でいられるようになるには、
どうしたらいいのでしょうか。

どうか、よろしくお願いします。

カウンセラー
山下ちなみ
みいなさん、ご相談ありがとうございます。
勇気を出してご相談いただき、ありがとうございます。

みいなさんは、なんでも自分のせいだと思ってしまう癖のようなものがあるのですね。
自分に問題があると思っていると、強く言い返すことができなかったり、きちんと抵抗できず、つらい思いをしてしまいますね。
まずお伝えしたいのは、そう思ってしまうとしても、みいなさんは悪くありませんよ、ということです。
どうか、自分のせいだと思ってしまうことや、逃げるように帰ってしまったという自分を、責めないでくださいね。

自分に問題があるから、自分のせいだからと思ってしまったら、みいなさんでなくても、うまく立ち回れずに、同じようなことしかできなかったと思います。
それでも、数日前の出来事では主催者に報告したりと、努力しましたよね。
みいなさんが、本気でなんとかしたいという気持ちが伝わってきました。
そして、今回、相談するという一歩を踏み出したのですから、自分のことを褒めてあげてくださいね。

それでは、どうしてこんな風に考えてしまうのでしょうか。
自分が悪いと考えるようになった経緯よりも、考えてしまう理由について考えてみましょうね。
私たちが考えていることや行動は、どんなにマイナスと思えるようなことであっても、必ず肯定的な理由な目的があります。
この場合、
「私に問題がある」
「私のせい」
と考えることに、肯定的な目的があるとしたら、それはどんなことでしょうか。
もし、そうだとしたら、と仮定して考えてみてほしいのです。

例えば、
「誰かをかばっていた」
「誰かを悪者にしたくない」
「自分が悪いということにすれば、円満解決する」
「周囲に嫌な思いをさせずにすむ」
「何かを証明したい」
などなど。
みいなさんは、どんな理由が思いつきましたか。

こうした肯定的な理由のために、自分を後回しにしてきたのですね。
優しいですね。
今までのみいなさんの環境では、その目的のためには、「自分を悪者にする」という方法が一番役に立ったのでしょう。

このことをやめるためには、「自分が悪者になる」ことで、手に入ったであろうもの、欲しかったものを見ること。
例えば、「誰かをかばっていた」のであれば、その誰かを助けたかったのかもしれません。
「円満解決」「平和」が欲しかったのかもしれません。
今までは、それを手にいれるために、代償として「自分が悪い」「自分のせい」と思うことが必要でした。
本当に欲しいもの(平和など)が手に入ってしまえば、代償は必要なくなる、つまり、あなたは悪者になる必要はなくなります。

代償を払ってまで手に入れたかったものですから、それはみいなさんが本当に欲しかったものだと思います。
それを手に入れることに心を向けてみませんか。
本当に欲しかったものは何ですか。
そのことを認識するだけでも、新しい世界が開くと思います。
そして、それを手にいれるための新しい方法を考えていきましょう。
もしかしたら、思っている以上に方法はたくさんあって、あっさりと手に入ってしまうかもしれません。
すぐに見つからなくても、問いかけていれば、必ず、ひらめきやきっかけがもたらされます。

「自分が悪い」と感じてしまうのは、もちろん誤解です。
そんな観念を手放して、のびのびとした本当の自分らしさが手に入りますように。
応援しています。
ご相談、ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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