もう演技したくありません

私は小さい頃から常に人目を気にして、
良く見られようとして、いつも良い子の演技をしていました。

しかし、自分の思う事と違う振る舞いをしたり言ったりするのは
とても不自然な事であり、常に気を張って無理をして
とても疲れてしまいますし、周囲の人達にもそのうち不信に思われます。

そして、みんな離れて行ってしまうのです。

私は、ずっと、「好かれるために演技をしなくては。」
と思っていたのですが、演技をしている限り好かれないんだということに気付きました。
その証拠に、友達がいません。
出会って仲良くなったとしても、演技し続けるのが無理になってきて
離れて行ってしまうか、自分から離れてしまうのです。

もう演技なんかしないで、素の私で友達が作りたいです。

だったら、思い切って演技をやめて、素を出せばいいじゃんって
思うかもしれません。

しかし、私は昔から常に演技をしてきたせいで、
自分の素の状態というものが分かりません。
私らしい状態って、どういう状態なんだろう・・・

私がこんなに人付き合いで悩む原因は、家族関係に問題があると思います。
父は昔から厳しくて恐い存在で、ビクビクしながら暮らしていたし、
家族の間で会話がほとんど無いのです。

今でも、姉や妹と話すのさえ緊張してしまうことがあります。

こんなことでは、これから先も誰とも仲良くなれないのではないかと
思ってしまいます。

私はどうしたらいいのでしょうか？

おにぎりさんは、演技をせずに素をだして人と接していきたいと思っていら
っしゃるんですね。
そして、おにぎりさんはお友達を作っていきたいと強く思っていらっしゃる
ですね。
おにぎりさんより頂戴いたしましたご相談内容を拝読し、おにぎりさんのそ
の強い気持ちがとても伝わってきました。
自分の素の状態、自分らしさがわからないというのは本当に辛い事ですよね。
何もせずにもなにか自分自身が演技してるよね、と感じる時もしかしたらと
ても悲しい気持ちになってしまわれているかもしれません。

もしかしたら、この相談コーナーにご相談を頂く前からずっとおにぎりさん
はご自身でも一生懸命自分の素や自分らしさを取り戻す為に色々と試行錯誤
をされてこられたのかもしれません。
そして、色んなチャレンジをしても感覚的に真っ白な感覚になり自分らしさ
の感覚をつかみにくい自分を責めていらっしゃったかもしれません。
おにぎりさんは独りで本当に一生懸命頑張ってチャレンジし続けてこられた
かと思うんですよね。
本当に、そのおにぎりさんがご自身と向き合う姿勢がとても素敵だなと感じ
ました。

おにぎりさんにとって自分らしさを取り戻し、演技をせず日々を楽に過ごせ
る切っ掛けとなるお手伝いができれば幸いです。
それでは、私の感じた事をお伝えいたしますね。

私たちは小さな時に経験した辛い事を回避する為に、色々な防衛策を小さな
時に考え、実行する事があります。
それは、良い子になる事や我慢するという事で、周りの大人の人達に怒られ
ない様にしたり、独ぼっちになる事を回避しようと頑張る事があります。
そして、その頑張りをずっとし続けていく事で、ふと本来の自分ってどんな
んだっただろうかと思う事があります。
そういう感覚になる時期というのは人それぞれに個性があるのと一緒でふと
した瞬間にそう感じる事があります。

そして、自分探しの旅にチャレンジされるんですね。

おにぎりさんは今まさしく自分探しの旅にチャレンジ中なのかもしれません。
そして、自分ってどんなカラーなのかな？と自分らしさを一つ一つ確認され
ている途中なのかもしれません。
そして、これは私たちのほとんどが経験する事なのですが、まったくもって
自分自身の事がわからなくなってしまう事があります。
そういう時期は本当に辛くて苦しい感覚を感じる事もあるんですね。

そこで、おにぎりさんに提案です。
おにぎりさんの自分らしさを探す旅に私たちカウンセラーも一緒にお手伝い
をさせて頂けませんか、という事です。
独りで向き合う時にどうしても見えない部分という所が出てきます。
それは。一つの鏡を使って自分の姿をくまなく観察する事が難しい感覚と同
じような感覚なんですね。
だからこそ、私たちカウンセラーがおにぎりさんの隠されてた魅力を見つけ
お伝えできればと思うのです。

まだ未知の自分自身を探し、見つけ出す事はとても勇気がいる事だと思いま
す。
しかし、おにぎりさんのちょっとした勇気やチャレンジで演じない本当の自
分らしさを持って人と接する事ができる、そう感じてなりません。

よかったら私たちカウンセラーにもそのお手伝いをさせてくださいね。

おにぎりさんにとって、自分を演じず楽に過ごされる切っ掛けとなれば幸い
です。

この度はご相談いただきましてありがとうございました。

中村季代乃