優しそうで大人しい人

相談者名
ぽぽん
よろしくお願いします。
一般的に優しそうで大人しい人でも、
周りの人からあの人は良い人だから好き、
自分も優しくしたいって思われて何かトラブルがあると味方になって貰える人と、周りの人からあの人は大人しいから(怖くないから)何言っても
かまわない、偉そうにしても冷たい態度取っても反撃されないと思われて
馬鹿にされたり軽く扱われる人がいると思うんです。

自分の周りの人でも大人しくて目立たなくても人気がある人もいれば
やさしい人なのに嫌われたり馬鹿にされたりする人もいました。
自分もそんな悪いことをしてるつもりもないのに、馬鹿にされたり軽く扱われたりよくします。
我慢してますが内心怒りを持ったり傷ついたりしています。
何かトラブルが起きても誰も自分の味方になってくれないって気持ちがあります。

この違いってどこからくるものなんでしょうか。
自分の内面の問題なのか、相手(周りの人)の問題なのでしょうか?
自分の力で改善できればしたいです。

そして哀しいのは自分と同じように大人しい感じの人で他の人に陰で馬鹿にされたり嫌らわれたりするような人で本人もそれを薄々感じているのに自分や別の大人しい人を周りの人へ馬鹿にするようなことを言う人がいることです。

カウンセラー
中原謙一
ぽぽんさん、はじめまして
私は中原謙一と申します。
よろしくお願いいたします。読ませていただいて、まず結論から言いますと、問題は自分の内面の問題と、周りの人の問題と両方あると感じられます。

まず周りの人ですが「周りの人からあの人は大人しいから(怖くないから)何言ってもかまわない、偉そうにしても冷たい態度取っても反撃されないと思う」人って、大人の対応に見えますでしょうか?

私は心が未成熟な人がとる態度だと思っています。

そもそも、このような人がなぜこのような行動に出るのかということですが、たとえば気分がいいとき、機嫌がいいとき、いいことがあったときなどに人を馬鹿にしたり傷つけたりはしないですよね。
だとしたら、このような行動を取られる方の多くは「感情の発散」をしている可能性があります。
わかりやすくいえば八つ当たりですね。
このような人は自分の我を通すことはしますが、人の意見を聞き入れることはまったくしません。
それだけではなく、意見を言われたら「私が悪いのか?」という思考に入り、自分は悪くないことを証明するのに躍起になることがよくあります。
そんなときに「誰かのせいにできる」存在があれば、この人たちにとっては綿s利に船になるわけです。

それだけ自分の感情を自分の中で処理しきれていない、心が未成熟だといえるでしょう。

そして、優しそうで大人しい人でも周りから馬鹿にされたり、軽く扱われない人とは、おそらくぽぽんさんが想像しているものとは違う、心の一面を持っていらっしゃるのだと私は感じています。

もちろんこれは私の私的な意見ですが、このような人の多くは、ゆるぎない意思を心に持っています。
そのゆるぎない意思を信頼し続ける心の強さが、このような人にはあると思っていただければと感じます。
実はこのような人は、大人しそうに見えても自分の意見はちゃんと表現します。
ただ、相手の意見を否定しません。
相手の意見を聞き入れた上で、自分の意見もきちんと主張できるわけです。
この状態で人の意見を聞き入れない場合は「頑固」になります。

一方、周りの人からあの人は大人しいから(怖くないから)何言ってもかまわない、偉そうにしても冷たい態度取っても反撃されないと思われて馬鹿にされたり軽く扱われる人は、逆に「ゆるぎない意思」を持っていないか、持っていても信じていない可能性があります。

簡単に言えば、自分自身を信頼できるかできないか、見たいな感じでしょう。

自分自身を信頼できる人は、人に対する信頼もできます。
信頼された人は、その信頼に応えたくなりますから、関係も良好になっていくわけです。
逆に自分自身を信頼できない人は、人に対しても信頼がもてなくなったり、人からしてもらった事を素直に受け入れることができなくなったりしますので、信頼関係を築きにくくなってしまうのかもしれません。

ぽぽんさんやぽぽんさんと同じような扱いを受けている人の場合、自分自身をあまり信頼できなくて、無意識に「自分に非があるのでは」と考えてしまうのかもしれません。
そうすると「誰かのせいにしたい」人たちからみたら、鴨がねぎをしょってやってきたように見えてしまうかもしれませんね。

ぽぽんさんの根本的な問題は、大きく二つあります。

ひとつは「自己嫌悪」です。
自己嫌悪が強い分だけ、その「自分が嫌い」と思う部分を「誰かが悪い」ことにしたい人に都合よく利用されてしまうわけです。

もうひとつは、怒りです。
これは、ぽぽんさんが苦しいときに「助けてもらえなかった」最初の体験が、どこか「どうせみんな助けてくれないに決まっている」という怒りに変化しているのかもしれませんね。

さらに間の悪いことに、ぽぽんさんの怒りは怒りを引き寄せてしまっているみたいです。
ぽぽんさんが怒りを溜め込めば溜め込むほど、怒りをもった人がまわりに集まり、ぽぽんさんに向かって怒りを発散するのかもしれませんね。

同じような境遇にある方も、必ずしもぽぽんさんと同じというわけではありませんが、似通ったものを持ち合わせている可能性は高いかもしれませんね。

ここからが提案ですが、もしぽぽんさんが自分を変えてみたいとお思いであれば、いくつかの無意識の習慣を変えてみてはいかがでしょう。

それは、自己嫌悪を少なくすることであったり、無意識に「自分が悪い」と思うことをやめたり、怒りを発散する場所を作ったり、心にしっかりと「意思」をもち、その意思を表現することであったりと、できることはいくつかあります。

できた分だけ、ぽぽんさんを攻撃する、傷つけようとする、八つ当たりをする人は少なくなっていくでしょう。

新しい良い友人関係を築いていくのもひとつのやり方ですね。

方法はいくらでもあります。

あとは、ぽぽんさんが「自分を変えて、幸せになる」という意思をもたれることが大切だと私は感じます。

もちろん、一人でやろうとせずに、お手伝いしてくれる人の力を借りながらでいいでしょう。

まずは「決める」ことからはじめてみてくださいね。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

ぽぽんさんのの人生が幸せで包まれた人生になれるヒントになれば、幸いです。

ありがとうございました。

中原謙一

この記事を書いたカウンセラー

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