にやけてしまいます

相談者名
KM
はじめまして。早速ですが悩みを聞いてください。
去年の7月頃から、人と一緒にいたり、話したりすると、おかしくもないのに、顔がにやけてしまうのです。
1人だと大丈夫なのですが、人が1人でもいると、勝手に口が緩んでしまいます。
緊張すればするほどにやけてしまいます。
今は、風の予防だとかの理由でマスクを付けていますが
マスクを外せません。
どうしたら治るでしょうか?
教えてください。本当に悩んでいます。

あと、苦手な人や異性の人と話をすると、顔がすぐに赤くなってしまいます。
これもどうしたら治るでしょうか?

自分は大丈夫だとかプラスに考えようとしていますが、出来ません

カウンセラー
吉村ひろえ
KMさん、はじめまして。
担当させていただく、吉村ひろえと申します。
よろしくお願いします。

さて、KMさんは人と一緒にいたり話したりすると、おかしくもないのに顔がにやけてしまうのですね。
おかしくもないのに、にやけてしまうのは困ってしまいますよね。

> 緊張すればするほどにやけてしまいます。
人といるとにやけてしまうのは、この”緊張”の仕業のようです。
KMさんが人といて “緊張” を感じ出したのはいつ頃からでしょう?
顔がにやけてしまうのは去年の7月頃からで、緊張はそれ以前から感じておられませんでしたか?

人が緊張するときは不安や恐れを感じているときです。
KMさんの過去に人との関わりの中でとても辛かったり、傷ついたりした経験はないでしょうか。
そのような経験があって、その時の傷がきちんと癒えていないと、人と接する時に 「またあの時のように辛い思いをするのではないか?もう、あんな辛い思いはしたくない!」 と緊張しだします。
すると心は、不安や恐れを感じるので守りの態勢に入ります。
顔がにやけてしまうのは、一種の防衛機能が無意識のうちに働いているのではないかと思われます。
この場合、過去の傷を癒してあげることが緊張を緩めることにつながります。

もうひとつ考えられるのは、KMさんはご自身にとても厳しい方ではないかな?ということです。
「自分って駄目だな」「自分のこういうところが嫌だ」などと、自己否定や劣等感を強く感じていると、そんな自分を隠したくなります。
隠したいものがある時、「バレたらどうしよう」 と心は緊張しますよね。
そうするとKMさんの場合は緊張とはウラハラに、さも 「なにもないですよ」 と言わんばかりに口元が緩んでしまうのかもしれません。
人によってはムキになったり、無愛想になったり不機嫌になることもあります。
この場合は、ご自身で嫌ったり駄目だと感じていることを受け入れてゆくことが課題になります。

> あと、苦手な人や異性の人と話をすると、顔がすぐに赤くなってしまいます。

この赤面してしまうのも、同じように元は緊張から来るものですが、このときの緊張も「苦手な人に失言したらどうしよう」「失敗したらどうしよう」「恥ずかしい」などの思いから不安と恐れ、自信の無さを感じておられるようです。
KMさんだけではなく、多かれ少なかれ人は失敗や恥ずかしさを感じると赤面することはありますよね。
しかし、それを「赤面する自分はおかしいのではないか?変なヤツだと思われたらどうしよう?」 と思えば思うほど余計に赤面してしまいます。
寧ろ、「苦手な人や異性と話すときは顔が赤くることもあるよね」 とKMさん自身がご自身を認めてあげてください。
赤面する自分を否定するのでも嫌うのでもなく、ただ認めてあげてください。

『緊張しているのににやけてしまう』 という心と体の反応が一致していないのはとても辛いことだと思います。
緊張するのも、理由はひとつとは限らずいろんな要素が絡んでいることもあります。
けれどKMさんの心を見つめ直し、置き去りにしてしまった感情を解放したり傷を癒してゆくことによってドンドン心は軽くなってゆきます。

よかったらカウンセリングも利用してみてくださいね。
KMさんが必要以上に緊張すること無く、気楽に人と接することが出来るようになるお手伝いをさせていただくことができると思います。

この度はご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦、浮気、離婚などのパートナーシップから対人関係、子育て、また、死や自己受容のテーマなど幅広いジャンルを得意とする。 女性的で包容力があり、安心して頼れる姉貴的な存在。クライアントからは「話しをすると元気になる」「いつも安心させてくれる」などの絶大なる支持を得ている。