過去の旦那の浮気を許して幸せなのに、辛くて苦しいです。

相談者名
kiwa
先日、旦那の携帯を調べてしまいました。すると、2年前していた浮気相手とのやり取りを発見してしまったのです。2年前はたまたま旦那といたとき、彼女からメールが来て明らかになったのですが、それ以外のメールは消されていました。私が心配するような関係ではないとのことでしたので、そう信じ、その場で旦那にはアドレスを消去させて変えさせ、連絡を取らないよう約束しました。しかし、先日携帯の本体ではなくSDカードの中に2年前のやり取りが残っており、真実を知ってしまったのです。それは、お互い本当に惹かれあい、会えないことが寂しく、切なくなるほど好きであったということが分かる内容でした。電話もしていたこと、出会ったその日と、彼女が友人と旅行に来た時に体の関係を持ったことも明らかになりました。さらに、2年前にアドレスを消した直後、yahooのメールアドレスを彼女のために取得していました。旦那が言うには、すでに彼女に特別な気持ちはなく、2年前に私にバレてからは、それまでのようなラブメールの内容ではなくなり、数カ月に1回くらい、「元気ですか」という程度の内容だということです。真面目な旦那が浮気をしていたこと、気持ちは過去のものでも一度は好きになった相手に連絡を取っていたということは悔しくてなりません。しかし、こちらのコラムを読んで、娘が生まれてからは旦那を昔のように男として接していなく、寂しい思いをさせてしまったことにも原因があると考えるようになりました。これからは旦那を信じ、許そうと決め、「正しさ」よりも「幸せ」の道を選ぶことにしました。辛いという気持ちは消えませんが、今回の件で、これまで以上に旦那のことを想うことができ、幸せな家庭を築いていけそうな気がしています。
なのに相談したのは、メールの内容を何度も思いだしてしまっては、その時の二人の雰囲気を想像したり、二人がキスをして、抱き合っている光景を想像したり、彼女のことを想っている旦那を想像したりと、あえて自分が辛くなることをしてしまうことに悩んでいるからです。今は妊娠中なのでないですが、この先旦那とHをするときに、「彼女にもこうしたのかな…」と考えてしまうのではないかと思うと怖くて辛いです。なぜ私はこんなことをしてしまうのでしょうか。どうしたらこのようなことをしなくなり、辛い気持ちを乗り越えることができるのかアドバイスをお願いします。
カウンセラー
池尾昌紀
kiwaさん
池尾昌紀と申します。
ご相談ありがとうございます。

浮気というのは、された側に取っては、本当に傷つく行為です。
女性の場合でいえば、自分の女性としての魅力とか、存在そのものを否定されてしまう苦しさがあります。
女性としての価値がないように感じてしまうのですね。

これは本当に辛いです。

kiwaさんは、この辛い状況にありながら、それに向き合い、乗り越えて幸せをつかもうとされておられます。
このホームページを読まれるなどして、自分の中にも原因があったのではないか、また、「正しさ」よりも「幸せ」を選択するなど、今回の辛かったことを学びにかえて、前に進もうとされておられます。
その意欲と勇気は本当に素晴らしいと思います。

ただ、これだけの努力をしているのに、ご相談くださったように、過去の相手との事を想像してしまったりして、辛い思いをしてしまうのは、やっぱり、まだ心の中には、わだかまりが残ってしまっているということだと思います。
つまり、ご主人や浮気相手の方のことを許せていないのではないでしょうか。

最初にお話させていただきたいのは、こうした、わだかまりや許せないという思いを持つのは当たり前のことだということなのです。

幸せになりたいという強い思いは、「許し」を進めていくのに、とても大きな力になります。

けれども、その思いが強いほど、時には、自分の気持ちを抑えてでも、前に進まなければ、という思いにつながることがあり、自分の心が未消化のまま進もうとしてしまうことがあります。

せっかくこんなにがんばったのに、と今までの努力が無駄になってしまうように感じられるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
この努力を活かすためにも、まずは、もう一度、ご自身の心に立ち返っていただけたらと思うのです。

「許す」ことの第一歩は、自分の気持ちを感じてあげることから始まります。

まずは、自分の心に聞いてあげてください。

そのための、自分でもできる簡単なイメージワークをご紹介させていただきたいと思います。

ご相談の文面では、数行で説明くださっていますが、きっと、こうした結論を出すまでには、何度も何度も自分の心の中で葛藤し、苦しみ抜いた時間があったのではないでしょうか。
言葉には出せない、たくさんの怒りや苦しみや悲しみ。

そんな苦しい時の自分が目の前にいると思ってイメージしてみてください。

そして、そんな思いをしている自分に、こんな風に声をかけてあげてみてください。

辛かったね。
苦しかったね。
悲しかったね。
本当によくがんばったね。

その時、イメージした自分はどんな様子でしょうか。
泣いているかもしれません。
怒っているかもしれません。
無表情かもしれません。

どんな様子の自分でも、寄り添ってあげましょう。
そして、もう一度、言葉をかけてあげてください。

辛かったね。
苦しかったね。
悲しかったね。
本当によくがんばったね。

そして、そんな自分を抱きしめてあげてください。

「許す」ことは、とても難しいことです。
誰でもそれが中々できなくて悩むし、誰だって簡単にできないものです。
そして、それに取り組もうと向かい合うには、本当に勇気がいるのです。

繰り返しになりますが、kiwaさんは、その勇気を持っておられるのです。
その勇気は、必ず、ご主人との、そして、家族との幸せな人生につながると僕は思います。

僕自身が同じ問題を夫婦で乗り越えた経験からも、そう思います。

辛い時、くじけそうな時には、自分は一人じゃないことを思い出してください。
あなたには、お子さんがいます。
大切な人がいます。

もしよかった、カウンセラーも使ってみてください。

kiwaさんの幸せに何かお手伝いがさせていただけたら、こんなにうれしいことはありません。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

名古屋を軸に東京・大阪・福岡でカウンセリング・講座講師を担当。男女関係の修復を中心に、仕事、自己価値UP等幅広いジャンルを扱う。 「親しみやすさ・安心感」と「心理分析の鋭さ・問題解決の提案力」を兼ね備えると評され、年間300件以上、10年以上で5千件超のカウンセリング実績持つ実践派。