自分自身の浮気症の改善について

相談者名
雪男
はじめまして。

カウンセリングを初めて利用する前に、まずはこちらで相談してみようと思いましたので、投稿させていただきます。

私は結婚6年目になる28歳の男です。

結論から言いますと、コントロールしきれない自分自身の欲求(浮気症)を
改善し、二度と妻を泣かせないようにする為に、ここで少しでも改善方法やアドバイスを頂けたらと考えています。

私は結婚する前から、浮気をしてしまうことが数回あり、そのたびに喧嘩をし、妻を傷つけ悲しませてしまっていました。
結婚してからは、自分自身にも言い聞かせて頑張ってきたのですが4年目に再度浮気(出会い系の利用)をしてしまいました。
そこで、妻に対して謝罪をし、許してもらったにもかかわらず、わずか二カ月後に再度利用してしまうという最低・最悪の行動をとってしまいました。

心のどこかで妻への甘えや寂しさを感じていたり、スリルを楽しむような部分があったように思います。妻に対して本当にひどいことをしてしまったという反省と後悔をしており、毎回こんなことではいけない、なんとかしないと…と考えているのですが、長続きせず現在の状況になってしまっています。結局は自分自身をコントロール出来ていない精神的甘さのせいだと分かっているのですが、これまでの経緯からも時間が経つとどうしても考え方にムラが生じてしまうため、どのように対処していけばよいのかが分からない状況です。

さすがに、これ以上妻を傷つけるわけにはいかないのですが、自分自身のやり方では限界があり再度同じことをしてしまいかねないため、アドバイスを頂きたいと考えています。

現在、私なりにいろいろ調べてみた結果、心の隙間や寂しさ等をうまくコントロール出来ればよいということが分かり、自己暗示や自己催眠といった心的ストレスを解消できる方法を調べ、挑戦中です。
現在のこの方法が正しいのかもわからないので、具体的な方法やアドバイスを頂けないでしょうか。

私自身、今回がラストチャンスだと認識しており、何としても今回で変わりたい!!今までの情けない自分を卒業したいと考えています。他力本願ではいけないとは分かっているのですが、何よりも変わるという結果を重視したいと考えていますので、是非とも宜しくお願いします。

カウンセラー
近藤あきとし
雪男さん はじめまして。
近藤あきとしと申します。
今回はご相談をお寄せくださいましてありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。

> 私は結婚する前から、浮気をしてしまうことが数回あり、そのたびに喧嘩をし、妻を傷つけ悲しま
せてしまっていました。
> 結婚してからは、自分自身にも言い聞かせて頑張ってきたのですが4年目に再度浮気(出会い系の
利用)をしてしまいました。
> そこで、妻に対して謝罪をし、許してもらったにもかかわらず、わずか二カ月後に再度利用してし
まうという最低・最悪の行動をとってしまいました。

結婚前からあった浮気問題を一度は乗り越えて結婚をしたけれど、
短期間のうちに出会い系の利用をしてしまい奥様を傷つけてしまったことを
とても悔やんでいるのですね。

> 心のどこかで妻への甘えや寂しさを感じていたり、スリルを楽しむような部分があったように思い
ます。妻に対して本当にひどいことをしてしまったという反省と後悔をしており、毎回こんなことで
はいけない、なんとかしないと…と考えているのですが、長続きせず現在の状況になってしまってい
ます。結局は自分自身をコントロール出来ていない精神的甘さのせいだと分かっているのですが、こ
れまでの経緯からも時間が経つとどうしても考え方にムラが生じてしまうため、どのように対処して
いけばよいのかが分からない状況です。

雪男さん自身もこんなことをしていては奥さんを悲しませるばかりで
幸せな生活からは離れていくばかりなのに、ということを分かっていて
二度と同じことは繰り返すまいと誓うものの、気がつくと以前と同じことを
してしまって、後になってどうしていつもこんなことになるんだろう?
と思ってしまう・・・という感じでしょうか?

もうしない!と決めたことを、やってはいけないとわかっていながらも
避けきれずに気付いたら同じことをしてしまった時の気持ちというのは
本当に嫌なモノですよね。分かっていながら繰り返してしまった自分の愚かさに
呆れてしまったり、自分の意志が弱いからだと自分をとことん責めたり、
どうせオレはこんな人間なんだよと開き直る自分もどこかにいたりして。
これは過去にギャンブルを止められなかった私の気持ちでもあるのですが。

当時の私は典型的なワーカホリックで、土日も関係なく働いていたのですが
決して好きで仕事をしていたわけではなく、むしろもう止めたい、こんなことが
いつまで続くんだ、と思いながらも親や周囲の期待に応えなければいけない気持ちが
とても強い良い子ちゃんだったので言いたいことも言えずにいたんですね。

そうして気持ちを抑圧して仕事にのめり込むほどにギャンブルにハマり、
つぎ込むお金も増えていって、破産を考えるほどの借金もしましたが
うつ病になって会社に行けなくなったとたんにギャンブルをしたい気持ちが
ピタッと止まったんです。
仕事が出来なくなって(しなくてよくなったので)ギャンブルをする理由が
無くなってしまったんですね。

止めたいのに止められない、気付くと以前と同じことになっている。
そういう行動にはそれをするだけの理由がちゃんとあるんだと思います。
避けられない、そうせざるを得ないだけの「理由」が。
それは雪男さんの言う「自分自身をコントロール出来ていない精神的甘さ」
のせいではないんですよ。

雪男さんにはどんな理由があったのでしょうか?
寂しかったのでしょうか、
不安なことがあったのでしょうか、
不満があったのでしょうか、
追いつめられて余裕が持てなかったのでしょうか・・・

雪男さんは奥様への甘えや寂しさがあったと書かれていますが、その気持ちは
奥様に伝えられていたでしょうか?もし伝わっていなかったとしたらやっぱりそこには
不満が出てくると思いますし、その要求を奥様が叶えてくれないと思った時には
外へ叶えてくれる人を求めてしまうものだと思うんです。

これは浮気の心理学には必ず出てくる法則で「不足原則」と呼ばれるものです。
パートナーからもらえないと思ってしまっている要素を他の人やモノに求める、
という心理です。

逆に考えると、雪男さんが浮気相手に求めていたモノってなんでしょうね?
それが本当は奥様にあって欲しいモノであったり、こうして欲しいと思う願望で
あるんですよね。こうして自分の気持ちに気付いていくことはとても大切なのですが
もしかしたら雪男さんは自分のして欲しいことを伝えるのが苦手だったりはしませんか?

自分の感じたことを表現するよりも我慢しちゃうことの方が多くはないでしょうか?
不満や寂しさや欲求を我慢していると段々それに慣れっこになって、心の感じている
ことをちゃんと受け止めないようになったりするんですね。
心を無視してしまうんです。

そうして抑圧し続けていたところへふとした隙が出来て浮気をしたり浮気願望が
あったことに気付いてそんな自分に愕然として、それまで保っていたモノが
崩れるようになってしまい自分を見失いやすくなったり、その場その場の感情に
流されやすくなることも少なくないのです。

> さすがに、これ以上妻を傷つけるわけにはいかないのですが、自分自身のやり方では限界があり再
度同じことをしてしまいかねないため、アドバイスを頂きたいと考えています。
>
> 現在、私なりにいろいろ調べてみた結果、心の隙間や寂しさ等をうまくコントロール出来ればよい
ということが分かり、自己暗示や自己催眠といった心的ストレスを解消できる方法を調べ、挑戦中で
す。
> 現在のこの方法が正しいのかもわからないので、具体的な方法やアドバイスを頂けないでしょうか

先ずは私が上に書いたように、どんな理由なんだろう?どんな気持ちだったんだろう?
何を我慢していたんだろう?何を求めていたんだろう?といった所をじっくりと
雪男さん自身の心と向き合い感じていくことから始めていくましょう。

自分が何を感じているのかが分からないと、どうしていいか分からなくなります。
でも今感じていることをちゃんと受け入れることが出来れば、自分を見失うことも
その場の感情に流されることもなくなりますからね。

それにカウンセリングを通してさらに深く心と向き合っていけば
寂しいと感じているのならそれはどんな寂しさなのか?
今の人間関係で感じているものかそれとも過去にルーツがあるものなのか。
心の隙間はどうして出来たのか?その出発点は何だったのか。
というより根源的な部分をさぐっていくことも出来ます。

またそこにはおそらく何らかの心の痛みがあると思われますから
その痛みを癒していくことで心理パターンが変化し、行動も変わっていく
ということを実感できるようにもなると思いますよ。

困った時はつい、どうしたら良いんだろうと「方法・やり方」を考えてしまいますが、
雪男さんには奥様と二人でどんな夫婦でありたいのかという目指す所を
ハッキリと描くという「目標・ゴール」が大切だと思いますよ。
それには雪男さん自身が何を感じていて、何が好きで何が嫌で、何がしたいのかが
ちゃんと自分で分かっていることが重要ですものね。

> 私自身、今回がラストチャンスだと認識しており、何としても今回で変わりたい!!今までの情け
ない自分を卒業したいと考えています。他力本願ではいけないとは分かっているのですが、何よりも
変わるという結果を重視したいと考えていますので、是非とも宜しくお願いします。

人に頼ることは他力本願ではありませんよ。
人間一人の力はすぐに限界がきてしまうでしょう。
しかし誰かが手を貸してくれた時その繋いでくれた人の力も含めて
自分の力なのではないかと思います。

だからどうか遠慮せずに助けを求めてください。
私たちにはいつでもその手を握る準備が出来ていますからね。
まずは無料の電話カウンセリングで誰にも言えなかったこと
私たちに打ち明けてください。きっと力になれると思いますから。

今回はご相談ありがとうございました。

近藤あきとし

この記事を書いたカウンセラー

About Author

超自立男性との恋愛・コミュニケーションに関わるお悩み・慢性的な生きづらさの解消などを得意とする。 理論的な“心理分析”と、感覚を使った“心理セラピー”を活用する多面的なサポートが好評。 問題の裏に隠れた「真実の物語」を読み解き「自分の本質を生きる」ことを目指すカウンセリングを提供している。