些細な事で不安に襲われます

相談者名
ひつじねこ
結婚して4年になります。
4年前に起きた出来事が今も心にこびりついています。
4年前の結婚して二ヶ月が経ったある日、結婚前(遠距離交際中・交際一年)に主人が使ってた携帯が残っていたので懐かしさを感じふと見てみると同じ会社の派遣の女性との親密過ぎるメールのやりとりがありました。内容もかなりな親密度でした。
私には『おやすみ』と電話で言った後にその女性を家に呼んでいたり等。

私は心の底から彼を信じていました。『俺は浮気はしないよ』と話していました。

心が壊れていくような感覚でした。

暫くして落ち着いてから聞きました。

ですが、『もう忘れた』『わからない』ばかりで、なぁなぁにされました。

私はその後、些細な事で大きな不安感や不信感に襲われることが多くなりました。
そのたびに心がねじれてギューっと痛くなります。

主人はやはり話してくれません。主人には『聞いてどうする?』と居直られます。私は『自分の想像がひとり歩きしていくのが怖くて、事実を知ることで余計な事を考えたくない』と言いましたが、ダメでした。

4年経った今も主人を信じることが出来ません。
疑うたびに苦しくてたまりません。そんな自分が嫌で嫌で・・・。でも、何も話さない主人を許す事も出来ないでいます。

口から出るのは主人を責める言葉ばかりです。

どうしたら、主人は話してくれるのか・・・心に広がる真っ黒な感情はなくなっていくのか、何も分からなくて苦しいです。

カウンセラー
赤松わこ
ひつじねこさん初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、赤松わこと申します。
どうぞよろしくお願いします。

まず「4年間よくここまで耐えてこられましたね」と、
ひつじねこさんに真っ先に伝えたいなと思いました。
結婚2ヶ月で、こんなショックな出来事が起こった上に、
そのことに関して、ご主人が全く取り合ってくれないまま、
今日まで一緒に暮らしてこられたのですから・・・

ひつじねこさんが、ご主人との関係に不安を感じられるのも、
不信感を感じられるのも、無理のないことだと思います。
楽しいはずの新婚生活を、「どんな思いで過ごされたんだろう」
と思ったら、私でさえ胸が締め付けられるような気がしました。

>4年経った今も主人を信じることが出来ません。
疑うたびに苦しくてたまりません。そんな自分が嫌で嫌で・・・。
でも、何も話さない主人を許す事も出来ないでいます。

と書かれていますね。『どうしていいのか分からない部分』は、
2つあると思います。

1)未だにご主人を疑ってしまっている、ご自身への『自己嫌悪』。
2)ひつじねこさんに、キチンと向き合ってくれていない
ご主人への『不信感と怒り』。

でもひつじねこさんは、「許せない!」と言いながら、心の中では
「許したい」と思っておられることが分かります。
「許したい」と思っておられるからこそ、「許せない」と思ってしまう
ご自分に、『自己嫌悪』を感じておられるのですからね。

実際にも、「もう何年もたっているのに、いつまでもこだわっていても
しょうがない」と、考えられることもあったのだろうと思います。
そんな風に考えると一方では、「あの人は何も話してくれなかった」と、
ご主人の態度が思い出されて、不信感や怒りが沸いてきてしまい、
「やっぱり忘れるなんて無理」と言う気持ちになってしまう。
そんなことの繰り返しだったのではありませんか?
4年間こんな感情の繰り返しを、ずっと続けてこられたのだとしたら、
本当にしんどかっただろうなと思いました。辛かったでしょう・・・

ひつじねこさんは、「とても我慢強い方なんだなぁ」と思いました。
抱えているのはしんどいと思うんです。感情に振り回されてしまっても、
おかしくない状況ですからね。私達がお話を伺うケースでは、奥さんが
キレて大喧嘩になったり、家を飛び出すと言ったことは、珍しいことでも
何でもなく、感情がコントロール出来なくなって不思議はないんですね。

4年前分かった段階で、ひつじねこさんが怒りを爆発させて、
「こんな人だと思わなかった、ハッキリする迄実家へ帰らせて頂きます」
とでも言っていれば、逆にご主人は認めて謝るしかなかったでしょうね。
ご主人にとって、大切だったのはひつじねこさんだったんですよ。
だからもしあなたが家を飛び出しでもすれば、隠し事がバレた気まずさや
罪悪感よりも、大切な人を取り戻したい一心で、全てを吐き出してでも
謝らなければ、「あなたとやり直せない」と腹をくくれたかも知れません。

男性は、自分のしたことが大切な人を傷つけると分かっていても、実際に
バレた時潔く謝ろうとするよりは、何とか逃げようとするケースの方が
多い気がします。「誤魔化せるものなら誤魔化してうやむやにしたい」と、
思うのはご主人だけではないんですね。

ひつじねこさんの状況は、それ位ショックな状況だったはずなんですよ。
にも関わらず、しばらくして「落ち着いてからご主人と話をした。」と
書かれていますね。もちろん心の中は、当然嵐のような状態だったとは
思うんですね。無理にでも何とか自分を落ち着けて、話をされたと言う
ところが、「我慢強いなぁ」と感じたところなんですね。

まずこの状況で落ち着けるのは、すごく難しいことだと私は思うので、
その冷静さがかえってご主人から見て、ひつじねこさんがどれ程大きな
ショックを受けたか、伝わらなかったのではないのかな?と言う気が
したんですね。

それでなくてもご主人は、積極的に話したい訳ではないので、先に書いた
ように「何とかしてこの場を逃れたい」と言う、自分の気持ちにばかり
意識がいっていたでしょうし、「とんでもないことがバレてしまった」と、
うろたえて罪悪感でいっぱいで、ひつじねこさんが、どれ程ショックで
受けて打ちのめされていたか!?、を思いやる余裕がなかったのかも
知れません。

その後もひつじねこさんが、努めて冷静に話をしようとされていたとしたら、
ご主人はひつじねこさんが、辛い苦しい気持ちでいることが分からないまま、
逃げることを繰り返していたのかも知れません。
人は誰でも余りに感情を抑えすぎると、相手に伝わらなくなってしまいます。
「冷静に話したい」と言うのが、ひつじねこさんのお考えかも知れませんが、
少し我慢をし過ぎておられるような気がします。ご自分では気づいておられ
るでしょうか?「こんな態度をとられると辛い」「一緒にいるのが苦しい」
と、正直に伝えられた方がご主人にとっても、受け取りやすいと思います。
ひつじねこさんの本当のお気持ちを、キチンとご主人に伝えられていますか?

ご主人にとって1番大切なのは、過去も今もひつじねこさんだと思います。
それが分かれば、過去の出来事を話す話さないにこだわるのではなく、
もう1度信頼関係を築けると思います。
まずは4年間溜め込んだものを、吐き出してみられませんか?
心を軽くすることから始めるのが、結果問題解決につながるんです。
ご主人が、どうして何も話してくれないのか?についても、ここでご説明
した以上に、詳しくお伝えできると思います。

カウンセリングサービスでは、お電話でのご相談も承っております。
初回は無料ですので、ご遠慮なく私達カウンセラーに、これまでの辛かった
思いを話して頂けたらと思います。
「1人で何とか頑張ろう」と思わずに、まず!心の重荷を少しでも下ろして、
「楽になってから考えよう」と思ってみて下さい。
ご主人との関係をより良いものにするためにも、ひつじねこさんご自身が、
もっと楽になって頂くためにも、この回答が少しでもお役に立てば幸いです。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。