離婚するかどうかで迷っています。

相談者名
rika
私33歳と夫37歳は結婚して2年目です。
最近、夫から離婚してほしいと言われました。
原因は、私が精神的に彼の支えにならないことです。
私は大学卒業後、30歳になるまで、派遣やアルバイトで一人暮らしをしてきました。
どの仕事も真剣にやらなかったため、特定のスキルは身につきませんでした。
また人づきあいが面倒と思う気持ちが強く、友人はいず、恋人も夫と出会うまでおりませんでした。
夫は、私は社会的にも対人的にも経験が少ないため、私と会話をすると物足りなさを感じ、仕事のことや友人とのことを話したいのだけど、私に話しても、とんちんかんな感想しか言わないので、最近は話す気にならない、と言っています。
私と夫は日本人ですが、二人とも外国人ハウスに住んでいて、そのときに知り合い、恋人になってすぐ結婚しました。
彼は1年私をみていて、人づきあいの上手な社交的な性格だと思っていたそうです。
確かに私は愛想がいいので、人からそう見られることが多いのですが、実際は人づきあいは好きではありません。
彼は友人とも週末ごとに会ったり、パーティーをしたりしたいらしいのですが、私はしたくありません。
彼の理想は二人で共働き、週末は互いの友人を交えて楽しく過ごすというスタイル、私の理想は専業主婦で週末はふたりでゆっくり過ごしたいというスタイルです。
私が元気ならまだしも、私は結婚して半年後に大腸がんが判明し、手術、今年夏に再発し、再度手術を受けました。
彼が離婚を考えるのは私の病気のこともあります。
私も今は自分の治療に専念したい、というのが本音です。
彼は実家で療養することを勧めますが、私は自分で好きに部屋も時間も使える、今の家で療養したいと思っています。
でも、自分のことばかり考える今の状態は夫婦として問題だと思いますし、彼のことを考えると別れた方がいいのかもとも思います。
彼は私に対して愛情はないと言っています。
私も夫を男というより友人に近い感情を持っています。
互いに嫌いあっているわけではありません。
ただ、二人とも夫婦というより、仲のよい友人のような感じです。
今後どうしたらいいのかとても迷っています。
カウンセラー
木村祥典
rikaさん、はじめまして。木村と申します。
ご相談ありがとうございます。

離婚をするかどうかで迷っておられるのですね。

お互いに嫌い合っているわけではなく、仲の良い友人のような感じ…
でも、彼は私に愛情はないといい、私は彼を男というより友人に近い感情を持
っている…

確かに、迷うのも無理はないと思います。

少しでも迷いが少なくなってrikaさんの心が軽くなるように、お手伝いをさせ
ていただきたいと思います。

ご相談内容を拝見して、rikaさんは彼に対して我慢していることがたくさんあ
るのかな?というふうに感じました。

離婚を言い出した彼が何を不満と感じていて何を求めているのか?
というところはわかりやすく伝わってくるのですが、それに対してrikaさんが
本当に感じていることや言いたいことが隠れてしまっているように感じたので
す。
(これはあくまで受け取り手である「私がそう感じた」というだけで、「そう
なんですよ」というわけではありませんからね。)

それは、ひょっとしたらrikaさんが持つ罪悪感がそうさせているのかもしれま
せん。

彼は、rikaさんが精神的な支えにならないことから離婚を考えているようです
よね。
それに対し、rikaさんはお仕事でのスキルアップや人付き合いに関して、後ろ
めたいような感じがあるようで、それが彼を精神的に支えてあげることができ
ていない原因のように感じているようです。

それはまるで「彼が離婚を言い出したのは、私が至らなかったからだ」という
ような感じです。

「私が悪いんだから私が意見できる立場じゃない…」というように、自分の気
持ちがないわけではないのですが、それを抑え込んだ状態になっているように
感じられます。

ご相談の中で『彼のことを考えると別れた方がいいのかもとも思います。』と
書いてくださいましたが、逆にお聞きしてみたいなと思うのは、「では、rika
さんのことを考えると、どちらがよいのでしょうか?」ということです。

「私にとっても別れた方がいい」という答えならば、迷わず別れてると思いま
すが、今、まだお別れしていなくてこのご相談をいただいたということは、そ
うではないようですよね。

その、“私にとって”“こうしたい”というrikaさんの気持ちを自分で気づい
て受け止めて感じることが、迷いを減らすことにつながるでしょう。

「今後どうしたらいいのか?」を迷ってしまうのは「私はどうしたいのか?」
がわからない時か、「私はこうしたい」を邪魔するものがある時です。

「私はどうしたいのか?」というのがはっきりしてくれば「そのためには何を
どうしたらいいのか?」というのが自然と見えてきます。

「私はこうしたい」を邪魔するものがわかれば、「それにどう対処していけば
いいのか?」というのが自然と見えてきます。

(これは私の推測に過ぎませんが、rikaさんの「こうしたい」を邪魔している
のは、少し前に書いた罪悪感と、自己嫌悪のような感じがします。)

まずは、「自分はどうしたいのか?」という、rikaさん自身の気持ちを探して
みることをお勧めしたいと思います。

もちろんその全てをrikaさん一人だけでやる必要はありません。
私達カウンセラーがお手伝いをさせていただきますので、よかったらカウンセ
リングを使ってみてくださいね。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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