別居中の旦那さんとの修復

相談者名
トシヨコ
別居11ケ月です。去年旦那さんにもう無理離婚したいと言われ、私の両親と同居していましたが自分の実家に帰り現在は一人暮らしをしています。当初は、子供もいるので日曜日は会ったりしていましたが、会う度に私が責めたり子供達が可哀想など、ケンカをしてしまい、メールもお金の件や子供と会える日曜日に連絡がくるくらいです。それ以外は、私からメールしていいのかも分からず、どうしていいか分かりません。会っても子供達とは笑顔で接してくれますが、私には愛想もなく辛いです。最近は責めずにお疲れ様などきたメールには返していますが、離婚以外考えられないと義母さんや回りに言っているらしく、辛いです。子供の為にではなく私自身に愛情があり、今までの行動や言動を反省しているので、修復はしたいです。悩んだり反省したりしても何も変わらない状況が辛いです。
別居解消したい私と離婚したい旦那さんと、どう歩みよればいいのか。あまりにも頑なな旦那さんの言動や態度。離婚を受け入れるしかないのかと悩んでいます
カウンセラー
赤松わこ
トシヨコさん初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、赤松わこと申します。
どうぞよろしくお願いします。

ご主人と別居されて11ヶ月とのことでしたが、今日まで
色々と悩まれて、ご自身の言動や行動を反省されたり、又
ご主人に労わりの言葉をかけられたりと、思いつく限りの
努力をされて、よく頑張ってこられたなぁと思いました。
それだけにトシヨコさんのお気持ちを、ご主人に受け取って
もらえず、頑なな態度が変わらないことは辛かったでしょうね。

ご主人がどのような理由で、「別居したい」と考えられたのか?
「離婚以外考えられない」と言う心境になられたのか?
ご相談には詳しいことが書かれてなかったのですが・・・
「もう無理」と言う言葉が、大事なキーポイントなので、そこに
どんな思いが込められているのか?を、お伝えしたいと思います。

多くのご相談で、離婚問題に発展してしまう原因として、暴力や浮気、
ギャンブルなど、「受け入れることが難しい」問題も色々ありますが、
現実的に大きな理由として、「性格が合わない」「価値観が違いすぎる」、
と言う考え方のズレが埋められないことが、非常に多く上げられています。
夫婦であっても別の人間ですから、本来価値観は違って当たり前ですし、
性格も全く同じ人と言うのはいないですね。
私達は頭ではそのことを十分理解していますし、違うことを前提に、
コミュニケーションしている”つもり”でいます。
ところが問題が起こって考えてみると、お互いの考え方や感じ方が
大きく違っていてそのズレが、思っていた以上に深い溝になっていた
ことに気づくことがあります。

「もう無理」と言う言葉を口にされるまでに、ご主人の心の中では
どれだけの思いがあったか!と言うことを、考えてあげて欲しいと
思います。
ご夫婦のどちらかが、夫婦として一緒にやっていくことに限界を感じ
られるには、相当の時間がかかっている言うことなんですね。
トネヨコさんは、この点には以前から気づいておられたでしょうか?

「これまでにも何度も言ってきたのに、分かってもらえなかった」
であるとか、「こう言う所を何とかして欲しいと、伝えてきたのに
全く変わらなかった」であるとか、ご主人としてはかなり長い間、
「我慢してきた」もしくは「無理をして頑張ってきた」と言う思いが
ずっとあって、その我慢や頑張りが、「限界を超えてしまったから
『もう無理』」と言う言葉になっている場合が、とても多いんですね。
別居を言い出された時に、何かそのようなお話があったのではないかな?
と私は考えているのですが、どうでしたか?

どちらかが我慢していることに、もう一方が気づけなかった、もしくは
薄々感じてはいたが、それ程深刻にはとらえていなかった場合ー
我慢している方の限界が来ると、「もう無理」と言う言葉になります。
これはトネヨコさんご夫婦に限らず、多くのご相談でもそうなんですね。

私達はパートナーに対して、親以上に近い人と言う感覚を持ってしまい、
自分の考えていることを「分かってくれるはず」と、無意識に【期待】
したり【甘え】てしまうことがあります。
そんな風に【期待】や【甘え】があると、何がどんな風に気に入らない?
と言った、説明をしないで分かって貰おうとしたり、お互い自分が考えて
いることや感じていることを、チャンと相手が受け止めてくれているか?
を、確認するような会話が減ってしまうんです。
その時に、「お互いスレ違うのは当たり前のこと」と思えれば、誤解や
思い込みから生じたズレに気づくことも出来るのですが・・・なかなか
お互いの気持ちを伝える会話が、出来ないことが多いんですね。、

お互いの気持ちを伝え合う会話が出来ないでいると、「分かってくれない」
と感じた時、「自分のことをチャンと考えてくれているんだろうか?」と、
【不安】が出てきます。そこから段々と不安が高じてくると、自分に対して
「愛情がなくなったのかも知れない」と、今度は【疑念】に変わっていきます。
そして最終的には、「どうせ自分のことなんかどうでもいいんだ!」と、
一方的に決め付けてしまう所までいってしまうことも珍しくありません。
これは思い込みでしかないのですが、確認できないことから次第に、自分の
心の中で「相手は自分のことはどうでもいいんだ!」と、まるで相手から
そう言われたかのように、思い込みが【確信】になってしまうんですね。

最初はホンの些細なボタンの掛け違いだったことが、年月を重ねていく間に、
気づかない内に、大きな溝になってなかなか埋められなくなってしまう。
多くの別居・離婚のご相談でも、そう言った気持ちのズレや思い込みから来る
誤解が、どこのご夫婦にも必ずと言っていいほど見られるんです。
トシヨコさんご夫婦の間でも、そんなスレ違いが起きていたのではないかな?
と私には思えるんですね。

ご主人の頑なな態度には、そこに至るかなりの時間があってのことなので、
ご主人が「何にこだわっていたのか?」「何に失望してしまったのか?」、
これまでの言動や行動を、もう1度思い返してみることが大切だと思います。
子どもさんへの優しい態度を伺って、本来とても穏やかな方なのではないかな?
と感じるので、トネヨコさんのご主人への真摯なお気持ちが、何より大事だと
思います。夫婦と言うのは、お互いに愛情があってもスレ違いは起きます。
この出来事をどう生かすか!だと思いますよ。
本当の意味での夫婦の会話が出来る、関係性を作れるようになるチャンスだと
とらえて、根本的にお2人の関係性を見直されることをおすすめします。
その際には、ご主人の性格や行動のパターンを知ることが、ご主人を理解して
あげるのにはとても重要になると思います。

今回のご相談は、あくまでも「一般的にこのようなケースには、どの様な背景
があるのか?」と言う視点で、お話させて頂きましたが、更に詳しいご相を
ご希望であれば、お電話でもご相談を承っております(初回は無料です)ので、
私達カウンセラーに、ご遠慮なくご相談頂ければと思います。
トネヨコさんのご主人への思いが、1日も早く伝わるといいですね^^
私も応援しています。この回答が少しでもお役に立てば嬉しいです。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。