何もかもどうしていいのかわからない

私の父は私が幼いころに不倫をしていました。母はそれを知っていました。両親は私と姉の前でよく喧嘩をしていました。子供だった私も両親の言動から不倫を感じ取っていました。私は家族みんなで笑っている時間が大好きで、両親が喧嘩をしている時間が大嫌いでした。両親を笑わせよう。両親の気を自分に向けようといつも必死でした。
両親の仲は悪かったけれど、両親は私にたくさんの愛情を注いでくれていました。私は大事に大事に育てられてきました。両親にはとても感謝しています。
一方で、子どものころからいつも愛情に飢えている自分がいます。いつも私は満たされないんです。大好きな彼がいる今も、やっぱり満たされないんです。
話が飛びますが、私はこの春から転職して正社員として働くようになりました。今まではフリーターとして半日働いているだけでした。週に何度か、バイトの後に彼に会うのが習慣となっていました。私はその生活が気に入っていました。けれど、母も彼も「正社員」になることを強く進めてきました。
私は一度、新卒で入った会社を１か月で辞めてしまい、正社員として働くことを失敗しています。再び正社員になることに対して、強い不安がありました。それでも私は新しい会社へ飛び込みました。
新しい会社は残業が多く、人間関係もなじめず、毎日注意されてばかりで３日で辞めたくなりました。その上時間が合わずなかなか彼にも会えなくて、本当に毎日がつらいです。いけないと思いつつ仕事がつらい気持ち、彼に会えない辛さを全て彼にぶつけてしまい、そんな私に嫌気がさしたのか、最近の彼は私と距離を置くようになった気がします。
フリーターの生活に戻りたいです。仕事に対しての執着は全くありません。そもそも私は働きたいと思ったことがありません。
本当は何もかも投げ出したい。しかし、頑張らなくなったら世間から見捨てられるのではないか。そう思うとすごく怖いです。私は何をどうすればいいんでしょうか？私はただ、満たされる日々を送りたいです。

ももさんは、今ももさんの周りで起こっている色々な物事に対して、どうい
う風にしていけばいいのかな、という事でお悩みなんですね。

ももさんより頂戴いたしましたご相談内容を拝読し、ももさんが今とてもお
辛い気持ちや、しんどい気持ちを抱えていらっしゃるのではと感じました。
もしかしたら、今、ももさんの心の中の感覚はどうしたらいいのかさっぱり
わからない状態でもう八方塞がりという感覚をいつも感じていらっしゃるか
もしれませんね。
この感覚を持ち続けるという事はとってもしんどいし辛いかもしれません。
その気持ちを今回ご相談を寄せて頂きましてありがとうございます。

もしかしたら、ずっと今まで彼の事や仕事の事での悩みをお独りで抱えてこ
られたかもしれません。
今回、ももさんがご相談を寄せてくださった事を切っ掛けにこれからどうや
ってももさんの周りにある色々な物事に対してどのように向き合っていくか、
そしてどのようなスタンスで行くかという一つのヒントがつかめる切っ掛け
となるお手伝いができればと思っています。

それでは、私の感じた事をお伝えしますね。

ももさんより頂戴いたしましたご相談内容を拝読し、ももさんは小さい頃よ
りずっと色んな事をすごく我慢されていた事が多かったのかもしれないな、
と感じました。
日々起こる色んな事に対して、言いたい事や思った事、感じた事をグッと堪
えて過ごされていらっしゃったかもしれません。

私たちは多かれ少なかれ自分の感じた事や思った事をグッと飲み込んでしま
う事があります。

自分の思った事や感じた事をグッと堪える理由は様々です。

例えば、
思った事や感じた事を伝えると怒られるから。
思った事や感じた事を伝えると嫌われるから。
思った事や感じた事を伝えると笑われるから。
等々、色々な理由があって、グッと堪えてしまうんですね。

ももさんももしかしたら、小さな頃からグッと堪えてきた何かの理由という
モノがあるかもしれません。
その理由の中でももさんの中にある優しさから来るモノもいっぱいあったよ
うに思います。
そのももさんの優しさから何も言えなかった色々な事象を振り返る事で今感
じていらっしゃる感覚から抜け出せるヒントがあるのかもしれないな、と感
じました。

そこで、ももさんに提案です。
もし良かったら、今ももさんが感じてたり考えていてもグッと堪えて表現で
きなかった事をお伝えいただける範囲で結構なので私たちカウンセラーにお
伝えいただけませんでしょうか。
ももさんのグッと堪えてた何かの原点を見つめる事で、そのももさんが本来
持っていらっしゃった本質的な優しさや才能を見つける中に今の状況を打破
できるヒントが隠されているかもしれません。

もし良かったら、私たちカウンセラーと一緒にそのヒントを探してみません
か。

ももさんにとって、行き詰まった何かを突破して、楽に過ごせるヒントをつ
かむ切っ掛けになれば幸いです。

この度はご相談いただきましてありがとうございました。

中村季代乃