スケープゴートの役割を手放すには

相談者名
ホノオ
わたしは人間関係でスケープゴートの役割になってしまいやすいように思います。

悪口を言われる方、ばかにされる方、意地悪をされる方、怒られる方などにいつもなってしまいます。陰口や噂もよくされました。

その様子は周りの人達が、日頃の欲求不満をわたしを使って解消しているように感じました。

意地悪な態度、嫌味や皮肉、ニヤニヤして楽しんだり、
嫌われた時などは、ストレートに嫌いな態度や怒りの表情を出されたりします。

友達内でも、からかわれたり逆切れされたりします。
わたしが人から受けたことの不満を言う時は、苦しんでる様子を内心楽しんでいるよう人もいました。

相手から嫌なことをされて、わたしが怒っていたらいつの間にかわたしの方が悪者にされていたこともあります。

わたし自身にも甘えや至らないところはあると思います。

しかし、わたしの悪口や文句なら言ってもいい。
わたしならバカにしてもいい。
わたしを悪者にしておけば都合がいい。

そう人から思われているように感じてしまいます。

なぜわたしは人から大切にされないのでしょう。
その人達の劣等感や罪悪感を刺激する何かがわたしにあるのでしょうか。

そういう人達を引き寄せず、欲求不満をぶつられる役割にならない方法はないでしょうか。

人間関係の感情トラブルに巻き込まれずに、心穏やかに暮らしていける術が知りたいです。

よろしくお願いします。

カウンセラー
吉村ひろえ
ホノオさん、はじめまして。
今回担当させていただきます、吉村ひろえと申します。
よろしくお願いします。

ホノオさんは、スケープゴートにされやすいとのこと。
スケープゴートとは、責任や不満などを逸らすための身代わり、ということですね。

> その様子は周りの人達が、日頃の欲求不満をわたしを使って解消しているように感じました。

これは、とても理不尽なことですよね。
誰かや何かへの欲求不満な感情を自分に向かってぶつけられるのは、怒りや悔しさを感じられたのではないでしょうか?

意地悪な態度、嫌味や皮肉、嫌われた時などはストレートに嫌いな態度や怒りの表情、からかい、逆切れ。
さらには、自分が苦しんでいる様子を見て楽しんでいるような人がいたら、本当に悲しくなりますし、心は傷ついてしまいますよね。

> なぜわたしは人から大切にされないのでしょう。

人は人が大事にしているものは大事にします。
ホノオさんがとても大事にしている物があるとします。
なんでもいいのですが、ホノオさんのお気に入りのガラスの置物があったとします。
友達が遊びに来て、その友達に 「これ見て、綺麗でしょう?すごく気に入っていて大切にしているんだよ」 とその置物を落とさないようにそっと手渡すと、その友達も落とさないように丁寧に大事そうに受け取ります。
ホノオさんが丁寧に大切に扱っているのを見て、周りの人も丁寧に大切に扱うのですね。
そういう観点から見ると、ホノオさんはご自身を大切に扱っておられないのかもしれません。

> その人達の劣等感や罪悪感を刺激する何かがわたしにあるのでしょうか。

ホノオさんがは『わたしはその人達の劣等感や罪悪感を刺激しているのだろうか?』と思われたからこのご質問を頂いたと思うのですが、なぜそう思われたのでしょう?
劣等感とは 「自分は人より劣っている」 という感情です。
罪悪感は 「悪い事をした」「自分は悪い」という感情ですね。

ホノオさんは 「あの人たちに劣等感や罪悪感を感じさせたのかも」と感じておられる様なのですが、もしも仮に、人に劣等感や罪悪感を感じさせてしまったとしたらどんな感じがするでしょう?

例えば、ホノオさんは英語が得意教科だとします。
だけど、友達は英語が大の苦手。
悪気は全くないのだけど、友達の英語の試験解答を見て 「えっ!?こんな簡単な問題が解らなかったの??」 と言ってしまった時、友達が恥ずかしそうに俯いてしまったとしたらどんな感じがするでしょう?
また、大事な書類の横にコーヒーを置いていて、誰かがそのコップを倒してしまい慌てて謝ってくれたのですが、書類は濡れるわ、色は着くわ、で、ついホノオさんは 「どこ見てるの!台無しになったじゃないか!」 と怒鳴ってしまいました。
そして、その日一日コップを倒してしまった人は落ち込んだままだったとしたら?

上の例で言うと、劣等感を感じさせてしまった時 「しまった!いらない事を言ってしまった!」 と思うだろうし、 罪悪感を感じさせてしまった時、最初は怒り心頭であってもだんだんと 「なんであんな風に怒鳴ってしまったんだろう」 と思うかもしれません。
これはどちらも自分を責めている状態ですが、人の劣等感や罪悪感を刺激してしまったとしたら、「そんな私は悪い人」となります。
ピンと来ないかもしれませんが、ホノオさんも罪悪感を感じておられるようです。
実際にホノオさんが、その人達に劣等感や罪悪感を感じさせたかどうかは別として。

> そういう人達を引き寄せず、欲求不満をぶつられる役割にならない方法はないでしょうか。

私たちは、心の中と現実を一致させようとします。
劣等感を抱いていたら、自分に劣等感を感じさせる人が周りに寄ってくる、若しくはその逆で優越感を感じさせる人が寄ってくる。
ホノオさんは、「その人達に劣等感」を感じさせてしまっているのかもしれない、と思っておられるようですので、なんらかの優越感、とはいかないまでも自分の方が優れている、とどこかで感じておられるかもしれません。
しかし、この優越感は劣等感を感じさせないための優越感ですので、やはり根っこには劣等感を抱いています。
罪悪感を抱いていると、なぜか自分を責める人がよく寄ってくる、若しくは「私は悪くない」と言わずにはいれない状況などを引き寄せます。
この「私は悪くない」というのも、そう言わなければならないほど「私は悪い」と思っているので、やはり罪悪感を心に抱いているのですね。
ホノオさんの状況を変えるには、このような劣等感や罪悪感を抱いているのなら手放してゆく必要があります。

もしも、自分の中にこの様な感情があるとしたらいつ頃からあるのだろう?と心の中を見ていってください。
子供の頃によく叱られた、誰かとよく比較されたということがあったかもしれません。
なかなか深いところに埋まってしまいやすい感情でもあるので、ご自身で見てゆくのは難しいかもしれませんので、よければカウンセリングなども利用されてみて下さいね。

ホノオさんが心穏やかに、人と暖かい関係を築かれることを願っています。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦、浮気、離婚などのパートナーシップから対人関係、子育て、また、死や自己受容のテーマなど幅広いジャンルを得意とする。 女性的で包容力があり、安心して頼れる姉貴的な存在。クライアントからは「話しをすると元気になる」「いつも安心させてくれる」などの絶大なる支持を得ている。