人間関係をすぐに壊してしまいます。

相談者名
美瑠
初めまして。いつも講座やブログの記事から学ばせていただいております。ご相談なのですが、私は人との繋がりが出来始めると、すぐに壊してしまう癖があります。趣味のスクールや仕事で誰かと友達になりかけても、その人に、私の他にもっと親しい友達がいると分かったり、少しでも私が理解されていないと感じてしまうと、関係を自ら絶ってしまいます‥。時間をかけて歩み寄る、ということができません。友達0人ではマズイとSNSを始めてみても、関心を向けてもらえないと「やっぱり」と悲しく、逆にコメントをもらっても「社交辞令」と疑ってしまい、疲れ、ばっさりとSNSを辞めてしまいます。高校時代、人気のある先輩に告白されたのを機に、友達だった女子たちから陰口を言われるようになりました。絶対気にしない、どうでもいい、と決めていたのに、どんどん体調が悪くなり、吐き気から始まり、気づけばパニック障害やうつ病になりました。大学ではその病気で不登校になってしまい、なんとか学校に行くと「みんなちゃんとやってんのに、サボっちゃだめじゃん!」とクラスメイトから叱られたことがありました。その頃から、もう友達なんていらない、と思い、職場ではとにかく踏み込まれないよう、食事などは絶対誘われないよう、距離をあけて来ました。理解してもらえないことが何より怖いから、自分のことなんて話したくない、だけど親友のような存在に分かってほしい、、この板挟みです。一緒にいて気を使わない、分かり合える親友って、どうしたら出来るのでしょうか。傷つくことを恐れすぎだと分かっているのに、怖いです。ネガティヴなご相談で申し訳ありません。よろしくお願い致します。
カウンセラー
松尾たか
美瑠さん、ご相談ありがとうございます。
今回、美瑠さんのご相談を担当させていただく松尾たかです。
どうぞよろしくお願いいたします。

人との繋がりが欲しいのに、誰かにわかってほしいのに、人との繋がりができ始めるとすぐに壊してしまう自分がいらっしゃるのですね。本当に欲しいものを遠ざけてしまうのは、寂しく辛いことです。美瑠さんの気持ちが少しでもラクになるよう書かせていただきますね。

相手にとって自分が一番近い存在でないと感じたり、関心を向けられていないと思うと悲しさや寂しさを感じる人は多いです。
美瑠さんは、そんな気持ちが人一倍強いようですね。

>友達0人ではマズイとSNSを始めてみても、関心を向けてもらえないと
>「やっぱり」と悲しく、逆にコメントをもらっても「社交辞令」と疑ってしまい、疲れ
>ばっさりとSNSを辞めてしまいます。

関心を向けられたとしても、嬉しいという気持ちよりも先に「社交辞令」と疑ってしまうと本当に疲れますし、辛いですね。素直に喜べないのも寂しいことです。

高校時代、大学時代に友達やクラスメイトにわかってもらえなかったという思いが強く、とても傷ついてしまった美瑠さんとしては、「もう誰も信用しない」と心に決めて、人との繋がりから遠ざかってきました。
何か良いことを言ってもらっても、社交辞令と思うことで、後で傷つかないように自分を守ってきたのだと思います。

>大学ではその病気で不登校になってしまい、なんとか学校に行くと「みんなちゃんとやって
>んのに、サボっちゃだめじゃん!」とクラスメイトから叱られたことがありました。

美瑠さんは必死の思いで学校へ行ったのに、クラスメイトの反応は厳しいものだったのですね。美瑠さんとしては、「がんばってよく来たね」と認めてほしかったし、わかってほしかったでしょうから、とてもショックを受けられたのでしょう。
きっと「私のことは誰にもわかってもらえないんだ」という絶望的な気持ちでいっぱいになったのではないでしょうか。
だから、誰にも期待せず、誰も私のことをわかるはずがない!と、今まで一人でがんばってこられたのだと思います。
傷つかないためには人から距離をとることが、美瑠さんにとって一番いい方法だったのでしょう。

だけど、心は正直ですね。 その生き方をしていても決してラクになったり心が満たされることはなく、どこかとても大きな寂しさを感じてこられたのだと思います。
そして、今のやり方ではもうどうしようもないほど辛く、悲しさや寂しさがいっぱいであり、今までのやり方を変えていく必要があると感じておられます。

その気持ちから抜け出して新しいやり方にシフトするために、まずは美瑠さん自身の自己イメージを変えていくことを始めてみてはいかがでしょうか。

美瑠さんは、高校時代に人気のある先輩に告白されるほど、とても繊細で優しい気持ちを持つかわいい女性です。
本来は、たくさんの人から愛される女性なのだと思います。

だけど、美瑠さんの中には、自分が選ばれたことで他のみんなに対して「申し訳ない」と思う気持ちがあり、攻撃される恐れがまだまだたくさんあるようです。
そして、「私は誰にもわかってもらえない、理解されない」という思いを強く感じていらっしゃいます。
何よりも こんな(今の)自分に対して、美瑠さん自身が「そんなあなたはダメ」とずっと自分を責め続けているのに気づいていらっしゃるでしょうか?

美瑠さんは、学生時代の辛い出来事について誰かにしっかりわかってもらえたり、受け止めてもらえたことはありますか?
もしかすると、「こんなことで病気や不登校になった私はダメな人」なんて思っていないでしょうか。

誰かにわかってもらうことも大切ですが、まず自分がそのままの自分自身をわかってあげる、受け止めることも必要です。

>理解してもらえないことが何より怖いから、自分のことなんて話したくない、だけど親友の
>ような存在に分かってほしい、、この板挟みです。一緒にいて気を使わない、分かり合える
>親友って、どうしたら出来るのでしょうか。
>傷つくことを恐れすぎだと分かっているのに、怖いです。

誰もが自分をわかってもらいたいと思いますし、分かり合える親友も欲しいと思います。
今までの生き方、傷つくことを恐れる自分、どんな自分もまず自分で「それでいいよ。そう思うよね」と認めてあげてください。

美瑠さんが自分で自分を認めていくことで、人に対しての怖れや緊張は減っていきます。そうすると、美瑠さん自身が人との関係においても少しリラックスしていけることになるので、
お互いに近づきやすくなると思います。

そして、誰かにわかってもらうことについては、初回無料もご利用いただけますので、私たちカウンセラーにサポートをさせていただけると嬉しいです。是非、お話を聞かせてください。

親友って、なろうと思ってもそうなれるものではありません。 お互いが相手を思いやり、心を開きあった結果ではあるのですが、いつのまにか気づいたら親友になっていたことが多いのではないでしょうか。
そのためには怖さを超えて、自分の心を開いてみようと思うことも忘れないでくださいね。

天真爛漫で本当は人が大好きな美瑠さんが、勇気をだして今までの殻を破り、自分だけの世界から人との繋がりがある世界へ歩いて行かれることを願っています。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。