友人の男性との別れ

とても大切な友人と喧嘩別れをしてしまわれたのですね。
それは 本当に すごく悲しいですよね。
ましてや 同じ夢を追い、励まし合う仲間、ということは、そうそう出会えな
いような貴重な関係だったのだろうと想像しています。

> 口は災いのもと、とは本当だと思いました。私の一言で、彼は私との別れを決めたようです。

確かに全く予想していなかったような「たったその一言」で、時には相手を傷
つけたり怒らせたりしてしまうことがありますよね。

Ｙさんが、「その一言のために・・・」と、それ以来ずっと後悔の気持ちや、
自分を責める気持ちで いっぱいになっていらっしゃる様子が、メールの文面
からありありと感じられました。とても辛そうです。

でも、その瞬間のＹさんにとっては、その選択しか出来なかったのではないか
と思うんです。
Ｙさんの気持ちに余裕がなかったのか、不用意だったのか、原因は分かりませ
んが、少なくとも 今のような状態になろうとして その言葉を発したのではな
かったはずなんですよね。

その時点の彼にとって、それが別れを決意するほど大きなことだったかもしれ
ないことは、真摯に受け止めるとしても、です。

それでもやはりＹさんには、「まずは 自分を責めることを辞めませんか？」
とお伝えしたいんです。

自分を責める行為というのは、自分を過去のその時点に縛り付ける、というこ
とになります。
つまり、それは前に進まない、という行為です。
前に進まないことを選択すると、今の彼との関係もそのまま硬直することしか
出来ないんですね。
罪悪感が強すぎると、相手を近づけないばかりではなく、自分も近づけなくなってしまうからです。

「自分を責めるのを辞める」というのは、決して無責任になるということでは
ありません。
むしろ、未熟だったその時点での自分と向き合い、認めることで、そこから前
に進むということなんです。

> 恋愛関係じゃなかったけれど、それでも彼を人間として友人として大切に思っていたのだと分かりました。

それに気づけるＹさんというのは、とても心が豊かで素敵な方なんだと思いま
す。

> 彼とはもう友人には戻れそうにないので、忘れるしかないのですが、いい思い出ばかりが頭に残り、当分忘れられそうにないです。

なぜ 友人には戻れそうにないと感じていらっしゃるのでしょうか。
それは彼の言葉でしょうか？それともＹさんの罪悪感がそう感じさせているのでしょうか

いい思い出が頭に残っているのであれば、それを忘れるのではなく、その思い
出一つ一つに感謝していく、というのが、前に進んでいくための一つの方法か
もしれません。

友情が切れてしまっていて、思い出すだけでも辛いと思うのですが、Ｙさんの
、彼を大切に思う気持ちを、大切にして欲しいです。

そして、Ｙさんのその思いを 彼に伝えられる日が来ることを祈っています。
何があったのか具体的にはわかりませんが、これまで築いてきた友情を信頼し
て、もう一度 絆がつながれる日が来ることを願っています。

辛いようでしたら、カウンセラーにも頼ってくださいね。
ご相談、ありがとうございました。

嶽きよみ