自己表現が苦手です。

僕は中学生の時から声に対するコンプレクスを抱えていて，自分に自信が無くなり，そのころから人前で自分を出すことに非常に抵抗を持つようになりました。何かをみんなの前で話そうとすると，とても緊張し，顔が赤くなっているのが自分でも分かり，頭が真っ白になってしまいます。現在，就職活動中なのですが，面接でそのことがネックとなっています。もちろん，親しい人だけの場であったり，対２～３人ではそういうことは少ないのですが。ただ，よく考えてみると，人数というよりその相手によると思います。相手が自分を受け入れてくれる感じがしなかったり，男性性的だったり，相手がしっかりした考えを持っていてそれを押しつけてくるタイプであると自分に引け目を感じてしまい，緊張してしまいます。

今まで色々とこの問題を解決するためにやってきたのですが，ほとんど状況は変わっていないので，どうしたらいいか分かりません。よろしくお願いします。

自己表現が苦手だということは、とても苦しいですよね。人間は、可能性があって、それを
自分ですることができるとき成さずにはいられません。例えば、自分が医者で、目の前に
大怪我で苦しんでいる人が現れたとしたら助けずにはいられないでしょう。そこにある
「助けずにはいられない」という気持ちは、理屈ではありません。それはあえて言葉で
表すとすれば、「人類愛」のようなものだと私は思います。

しかし、もしそこでこの医者がけが人を助けることに苦手意識を感じていたとしたら、
それは一体どんな理由があるのでしょうか？

「自分が何かして逆に失敗してしまったら怖い！」
「助けようと思っているのに、逆に抵抗されるかもしれない！」
「自分がやらなくたっていいじゃないか、誰かがやってくれるさ」

この種の声は自分自身が作ったエゴの声です。従ったら辛いことはわかっているのに、
どうしても従ってしまう・・・。ヤンさんにとっては人前で自分を表現するということに
対して大きなエゴの抵抗に遭われてしまうのでしょう。それは本当に辛いんですよね。
私にもよくわかります。自分を出す事をやめた後、すごく嫌な気分になってしまう。
自己表現なんて簡単なはずなのに・・・、って、自分を責めてしまうかもしれません。

ヤンさん、勇気をもって投稿してくださってありがとうございます。
ヤンさんの人生がより良くなるように、私も誠意をもってアドバイスをさせていただきます。

まず、とてもシンプルな事に気づいて欲しいんです。
この地球上に人類が誕生して、何百億という人間が生を全うしてきました。しかしその中でも
「ヤンさん」という人間はいまだかつてない、初めて生まれて来た人間なんです。今まで
ヤンさんと同じ人間はいなかったんですよ。それは特別な事です。その特別さの中には、
ヤンさんが生まれて来た意味というものがあります。人間には必ずあるものです。そして
それをなすために置かれている今の現状、肉体的特長すら、それは意味のあることである
はずです。

ヤンさん、あなたは価値のある人だし、人に愛されるべき存在です。そしてそれ以上に人を
愛することができる人です。自分自身を表に出すことで、それを望んでいたたくさんの人達
を喜ばせてあげられます。

ヤンさんがどのような声かはわかりません。でもそれは特徴のある声なのだと思います。
ということは、人に自分の事を覚えてもらいやすい声でもあるわけです（私の苗字は高橋
なので、特徴のある苗字の人がうらやましかったりします）。

自分自身の価値を見失わないで下さいね。
それでももし迷いが出るのならば、こちらのカウンセリングを利用していただくと嬉しい
です。

ご相談くださってありがとうございました。