自分の意見が言えない

大勢であればあるほど、私は黙り込んで人の話しを
聞いているだけです。

両親が厳しくて、母親からは「女の子らしくしなさい」と言われましたが
私の生まれる２年前に９歳で亡くなった兄の期待を背負わされて、
「あなたは、お兄ちゃんの生まれ変わりなんだから」
「お兄ちゃんのおかげであなたは生まれてこれたのよ」
「パパは男の子が欲しくて、大好きなタバコをあなたが生まれるまで
やめて願掛けしたのよ」と言われました。

父親は、決まって「他人に迷惑をかけるんじゃない」
「できないならやるんじゃない」と
子供の頃から言われ、自分ができないことには挑戦しなくなりました。

自分の意思を伝えようとしても、母は「忙しいんだから後で」と
いつも拒否されていました。
何回か話しかけるのですが、いつも「忙しいから」と
あしらわれ、ついには伝えるのを諦め、私は無口になりました。

私自身が、他人の言葉でたくさん傷つけられたので
私はこんなことを言ったら、他人が傷つくのではと思うと
なおさら、自分の意見が言えません。

やりたい事を「やりたい」と言えず、欲しい物を「欲しい」と言えず
今までの私の人生は操り人形のようです。
どうしたら、自分の意見をきちんといえるようになるのでしょうか。
アドバイスよろしくお願い致します。

自分の意見をはっきりと言えないことで困っているのですね。

ミントさん自身が、他人の言葉で傷つくことがたくさんあったのですね。
だとしたら、自分の意見を言えなくなってしまうことがあっても、無理もない
のかもしれません。

ミントさんは、言葉の持つ力というのを感じていて、言葉というのをとても大
事にされているようですね。

それゆえ、小さい頃にお父さんやお母さんからの言葉を真正面から受け止め、
その言葉を信じていたのだと思います。

結果的にそれらの言葉でミントさんは傷ついてしまったり、諦めたりするに至
ってしまったのではないでしょうか？

まずは、ミントさんは言葉というのをとても大事にしていて、他の人の言葉を
真正面から受け止める素直さがあるというところには気づいて受け取っていた
だければいいなと思います。

では、どうすれば、自分の意見をきちんと言えるようになるのかを探してみま
しょう。

まずは、ミントが言葉にできないけれど心の中にある気持ちというのはどんな
ものがあるのか？というのを探してみていただきたいと思います。

おそらく一つや二つではなく、たくさんの気持ちが心の中にしまわれていると
思います。

いろんな種類のものがたくさんあって、かんたんに分類できるものではないと
は思いますが、「それらの中のどれくらいのものが、誰かを傷つけてしまう気
持ちなのか？」というのに目を向けてみましょう。

否定的な気持ち、責めるような気持ち、拒絶するような気持ちというのは、言
いにくいですよね。

でも、ミントさんの心の中にしまわれているのは、そういった気持ちだけでは
ないと思います。

誰かのことが「好き」という気持ちだったり、「もっと仲良くなりたい」とい
う気持ちだったり、「うれしい」「きれい」「気持ちいい」「楽しい」など、
その気持ちで誰も傷つかないものも、ミントさんの心の中にはたくさん詰まっ
ているのではないでしょうか？

「これを言っちゃうと傷ついちゃうだろうな…」という気持ちはなかなか言葉
にしにくいですが、こうした気持ちだと、言葉にして出す勇気を持ちやすいの
ではないでしょうか？

このように、ミントさんにとって「この言葉では傷つくことはないだろうな」
という言葉や、ミントさんが言われていい気分になる言葉から表現していくと
いうのにチャレンジしてみていただければと思います。

もちろん、それ以外の「人を傷つけてしまうかもしれないな…」というものも、
ミントさんの心の中にあるかもしれませんし、あって当然のものだとも思い
ます。

そんな時には、カウンセリングという安全な環境の中で吐き出していくと同時
に、「なんでこんな気持ちが心の中にあるんだろう？」「どうやったらこの気
持ちが心の中から無くなるんだろう？」というところをカウンセラーと一緒に
探してみませんか？

ミントさんが自分の意見をはっきりと言えるようになるお手伝いをさせていた
だきますので、よかったらカウンセリングを使ってみていただければと思いま
す。

ご相談ありがとうございました。