自分と他人を比較してしまい苦しい。

誰に対してもそうなのです。

「彼女は、スタイルがいいなぁ、でも、私の方が、若いから、まあ、いいか！」とか、

「彼女は、とても、色白でいいなぁ、でも、私の夫の方が、彼女の旦那様より、
優しいから、いいわ！」とか、

「彼女は、物事にクヨクヨしなくていいなぁ、でも私より、家の整理整頓ができてなくて、ちょっと、だらしない感じ・・・」

「彼女の足は、細くてきれいだなぁ、でも、いつもしかめつらしてるし、私の方が、愛想がいいよね。」などなど数え切れません。

そうしながら、自分の気持ちを保っているのだと思います。

でも、必ずといっていいほど、「彼女には、何もかにも、勝てない！」という人が私の周りに現れてくるのです。

小学校の時も、中学校の時も、高校の時も、ＯＬの時も、そして、結婚した今も・・・。
必ず、だれか「私から見た、完璧な女性」が現れるのです。
そして、その彼女に対し、嫉妬し、劣等感を感じ、苦しむのです。

こんな私のパターン（と、いったらいいのかな？）を変えるには、どうしたらよいのでしょうか？
教えて下さい、お願いします。

自分と誰かを比較する、これはシャロンさんに限らずみんなしていることですよね。

自分と誰かを比較するとき、人は必ずあることをします。

それは、「自分の悪いところ」と「人のいいところ」を比べてしまうんです。
「勝てない」という感覚はここからやってきます。

シャロンさんも書いている通り、これは「理想の自分」と関係があります。

理想の自分～顔も良く、スタイルもよく、お金もあり、人望も厚く、今私が持っている悩み事全てを一瞬で解決できる、まるでスーパーマンのような自分が、シャロンさんの心の中にいます。

そこで、理想の自分を100％とした場合、今のシャロンさんは何％くらいになるのでしょうか？
恐らく、相当低い数字を言うのではないかと私は感じます。

ここで、少し考えてみてください。
理想の自分が100％で、今の自分が仮に20％だったとします。
では、この80％の差はどうなるでしょう？

この「80％の差」は、理想の自分になれない自分への攻撃に変わってしまいます。
「理想の自分だったらこんなことでくよくよしないのに、今の私はささいなことでもくよくよしてしまう、なんて私って駄目なんだろう。」
こんな感じですよね。

もう一つあります。
「私が、理想的な自分になんかなれるわけがない」と理想の自分を攻撃しているんです。

理想の自分を攻撃しているとき、自分が理想に近づいていくとどうなると思いますか？
理想の自分に近づけば近づくほど、今まで自分を責めていたように、誰かから責められるのでないかという「恐れ」を感じてしまいます。

ここで、私からの提案です。
シャロンさんの問題は、「人と比較してしまう」ことではありません。
「人と比較してしまう」ことで、「人より劣っている自分」を証明しています。
まず、これを「やめる」ことに意欲を持ってみませんか？

彼女にいいところがあるように、シャロンさんにもいいところがたくさんあると思います。
シャロンさんにも問題があるように、彼女にも問題があります。

もし、少しでも「どうにかしたい」という意欲がありましたら、どんな小さなことでもいいので、「いい自分」を探してみてください。そして、自分をもっと褒めてください。
シャロンさんにとって「できて当たり前」のことでも、誰かにとっては「できないこと」がたくさんあると思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
シャロンさんの毎日が楽しく過ごすための、少しでも参考になれば幸いです。
ありがとうございました。