対人時のぎこちない自分

相談者名
とも
相談よろしくお願いします。
わたくしの悩みは、自分の在り方、どのように振る舞ったらいいかがわからない事です。対人恐怖症で、自分を監視するように自意識過剰になったり、相手を不快にしてないか、変に思われていないかなど常にビクビク不安を感じながら過ごし、今も自分の振る舞い方に強い「ぎこちなさ」を感じています。
したい事も意欲もなく、友達と会っていてもどこか楽しめない、就職にも踏み出せず毎日が過ぎています。本当はもっと人生を楽しみたい、人とももっと楽しく話したり、恋愛もしたいのに、自信が持てないせいで叶えられません。
自分に自信を持ち、もっとイキイキと過ごしていきたいのですが、そのためにはどんな事が、努力が必要でしょうか。アドバイスお願いします。
カウンセラー
木村祥典
ともさん、はじめまして。木村と申します。
ご相談ありがとうございます。

自分の在り方やどのように振る舞ったらいいかがわからないと、いつも「これ
でいいのかな?」という不安がつきまとってしまいますよね。
そのような状態で過ごすというのはストレスを感じますよね。

ご相談内容を拝見して私が受けた印象なのですが、ともさんは、したいことも
意欲もないと書いてくださいましたが、実はそれをたくさん持っているのでは
?という印象を持ちました。
おそらく、本質的には、夢や意欲といったものをたくさん持った、情熱的な方
なのだろうと思いました。

少なくとも「もっと人生を楽しみたい」「人とももっと楽しく話したい」「恋
愛もしたい」「自分に自信を持ちたい」「もっとイキイキと過ごしていきたい
」という5つのしたいことがありますよね。
この部分に関して、もっともっと詳しくたくさんお話をお聞きしたいなと思い
ます。

人生をどう楽しみたいのか?
ともさんにとっての楽しみとはどんなものなのか?
人と楽しく話すことができている時、ともさんはどんな顔をして、どんな気分
でいるのでしょうか?
どうして恋愛をしたいのか?
恋愛をすると、どんないいことがあるのか?


そんなお話をお聞きしてみたいなと思います。

ちょっと想像してみていただきたいのですが、このような話をしてくださいと
言われると、どんな気分になるでしょうか?
そして、このような話をしている時、どんな気分になるでしょうか?

やっぱり、相手を不快にしてないか?、変に思われていないか?と気になって
不安になっちゃいますか?

それとも、ワクワクドキドキして、楽しい気分になりそうですか?

もし、ともさんが私に上記のようなことをお話してくださったとすると、私は
いい気分になるでしょう。そして、その内容がどんなものであっても、決して
変だとは思わないでしょう。
おそらく、カウンセラー以外の人でも、私と同じよう思って、私と同じように
、ともさんの夢のお話を聞いてみたいと思う人は少なくないでしょう。

どうして私が、まだ聞いてもいないのに、ともさんの夢の話を聞いていい気分
になると言うことができるのだと思いますか?

それは、夢の話には、「そうなったらいいなぁ」という未来へ広がるエネルギ
ーや、実現した時にともさんが感じるであろう感情や感覚がたくさん詰まって
いるからなんです。

そうしたエネルギーや感情や感覚が本質的に嫌いな人というのは、いません。

それが自分のものであっても、人のものであっても、みんなそれが大好きなん
です。
だから、夢の実現に向かって頑張っている人には自然と応援する人や物やお金
などの援助が集まってくるのです。

ともさんが自分の夢を言葉にするだけで、たとえそれが実現していなくても、
それだけのものを与えることができるんですよ。

どうして私が、内容がどんなものであっても、決して変だと思わないと言うこ
とができるのだと思いますか?

それは、夢に「正解」はないからです。言い換えると、「間違い」もありませ
ん。
夢というのは、1人1人の姿形が違うのと同じくらい、それぞれがオリジナルな
夢を持ちます。誰かの夢が正解で、誰かの夢が間違いだということなど決して
ありません。それだけ夢には自由さがあるのです!

あくまで私の意見に過ぎないのですが、これを聞いて、どのように感じました
か?
夢を言葉にする不安は少なくなりましたか?
もし、少しでも「話してみようかな?」と思うことがありましたら、ぜひ、お
聞かせください!

半ば無理矢理なお願いをしているのは承知していますが、敢えてこのようなお
願いをしているのには理由があります。

それは、「夢を言葉にすること」という行動こそが、自信を得ることにつなが
るからなのです。

ともさんは、自分に自信が持てないために叶えることができませんと書いてく
ださいましたが、本当の自信を持つには、勇気をもってチャレンジして成功し
たという経験が必要になります。

自信を持ってからそれをしようとすると、極端に言うと、一生できないままに
なってしまうこともあります。

だから、敢えて、「自信が持てなくても、不安があるままでもチャレンジして
みてください」とお願いしているのです。
もちろん、できなくても全然問題はありませんよ。

このようなことを書いていいものかどうか迷ったのですが、冒頭に書いた、と
もさんの本質的な部分を信じて、書いてみました。

夢というのが、1人ずつみんな違うオリジナルでユニークなものであるのと同
じように、ともさん自身も、オリジナルでユニークな存在です。
そこに、間違いも正解もありません。

ともさんは、自分自身を監視するようなもう1人の自分を感じているようです
が、その監視する自分というのは、ともさんに○や×をつける採点者をしてい
ませんか?

採点者さんは、長い間ともさんを採点してきたみたいですね。
ずーっと長い間ともさんを監視し続けて、疲れないんでしょうかね?
疲れて辞めたくなったりしないんでしょうかね?
採点者さんは、その仕事をこんなにも長い間続けて何の得があるんでしょうか
ね?
何のためにともさんを採点し続けているんでしょうね?
採点者さんにとっても、自分の一部分であり、分身のようである部分に「×」
を出すというのは、どんな気分がするのでしょうね?

採点者さんに是非聞いてみたいものです。

もし、その採点者さんに「私に○も×もないのよ。だからもう採点なんかしな
くていいよ。長い間お疲れ様!」と言うことができて、採点者さんが納得して
監視して採点するのをやめた時、ともさんの自意識過剰も対人恐怖も、そこか
らくる「ぎこちなさ」も無くなるでしょう。
これは、他の誰でもない自分自身に対してのアプローチですから、他の誰にも
迷惑はかかりませんし、他の誰にもそんなことをしているということを知られ
ることもありません。

カウンセリングの中で行うセラピーでは、こんな感じで採点者さんにアプロー
チしていき、そこにあるネガティブな感情を解放していきます。(他にもいろ
んな種類のアプローチがあります)

初回無料カウンセリングで夢を口にする練習をすることもできますし、面談カ
ウンセリングでは、様々な形で自分の心にアプローチすることができます。
ともさんにとって役に立ちそうと感じるところがありましたら、ぜひ、使って
みていただければと思います。

ご相談、ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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