自信が持てない

相談者名
ほし
自分に自信を持つとはどういう事になりますか?

全くを持って自分に自信が持てずに居ます。

何をしてもうまくいかない

どうしてこうも不幸なのか

どうして私にはいい事がないのか

こんなに辛い毎日、生きていて意味があるのか

こんな風な毎日になってしまいました

どうしたらもっと前向きに生きる事が出来るのでしょうか

何かヒントがありましたら教えて下さい

宜しく御願い致します。

カウンセラー
中山けんたろう
ほしさん、はじめまして。
ご相談を担当させていただきます、中山けんたろうです。
よろしくお願いいたします。

さて、いただいた文面から、かなり自信を無くされているご様子とお見受けいたしました。
長年に亘って、いろいろな苦労をされたり、辛い思いをされてきたのではないかと拝察いたします。

そのような境遇の中、もっと前向きに生きようとされている姿勢をお持ちのところに、ほしさんの強い意志を感じます。

ご相談の文面をもとにして、ほしさんの思い描いていらっしゃる目標を書かせていただくと次のようになるのではないでしょうか。

自信を持って生きていきたい。
人生がうまくいくようになりたい。
幸せになりたい。
いいことに巡り会いたい。
毎日を幸せに生きたい。
生きる意味を感じたい。

ほしさんのお気持ちの中には、ご自分の人生をもっとよい方向へ向かわせたいという、とても前向きで力強い「芯」のようなものが本当はあるのです。
ただ、それをなかなかうまく発揮できないことが度重なり、ものすごく自信を無くされてしまった、そのような状態だと思うのです。

私は常々、「自信」とは、「自分自信を信頼すること」と捉えるようにしています。
「自分自身を信頼する」というのは雲をつかむような感じがされるかもしれませんが、言い換えるとすれば、「現在の自分自身をありのままに受入れる」となります。

私たちは、失敗をしたり、うまくいかないことを経験すると、自信を無くしていきますね。
そして、自信が無くなった自分自身を叱咤激励して、「もっとがんばって自信を取り戻さないといけない」と思ってしまうのです。

確かに、自信はないよりはあった方がよいと思いますし、人生を前向きに進ませてくれるエネルギー源という捉え方もできると思います。
でも、本当に自信を無くしてしまったとき、逆説的なのですが、「自信が無くなった自分」を認めて受入れることが、自信を取り戻すきっかけになるのです。

仮に、自信がある自分を100点、自信が無い自分を0点としてみましょう。
少し自信をなくして80点の状態になったとき、私たちは自信をなくした20点分だけ、自分自身を責めてしまいます。
「なぜ100点ではないのか。20点分を取り戻さないとダメじゃないか。」
そんな風に自分で自分自身を責め、攻撃してしまうのです。

それをバネにしてがんばれることもあるでしょう。
また、その反骨心を糧にして、努力を積み重ね、大きな目標を達成されることもあるでしょう。
でも、本当に自信をなくしてしまったような状態に陥ったときに、自分を責め、攻撃したとすれば、0点を通り越してマイナスにまで自分自身を追い込んでしまうことになるのです。

自分を責めたり、攻撃することを続けても、なかなか自信を取り戻せないということになります。
そのような時は、「自分は本当に自信を無くしてしまったんだな」と、自信をなくしてしまった自分を、自分自身で受け止め、認めてあげることが必要なのです。
他の誰でもない自分自身が、まず自分の味方をして、責めたり、攻撃することをやめてみることが、自信を取り戻して前向きに生きるきっかけになるわけです。

話は変わりますが、やらなければならないことや、やらされていることをたくさんお持ちではないでしょうか。
生きていく上で、どうしてもやらなければならないこともあるかとは思います。
けれども、自分自身を認めてあげられるようになってきたら、それに加えて、

自分が「好き」だと思えることをやってみる。
自分が「やりたい」ことをやってみる。

ということを、意識的にされてみてはいかがかなと思います。

そうすることで、心の中にたまっていた気力を発散することができます。
「自信がない」という状態は、本当に自信がなくなっているのではなく、「自信の出し方がわからない」状態と捉えることもできるからなのです。
ですから、とにかく、好きだと思えること、前から気になっていたこと、やりたいと思っていたことを、思い切ってやってみることをお勧めします。

他人からどう見えるかを気にする必要はありませんし、関係ありません。
ほしさんが「やりたいと思うからやる」だけでよいのです。
ほしさんがやりたいことをやるのに、なんの理由も要らないのです!

もし、やりたいことがみつからないとか、やりたいことをやってはいけないような気がする場合は、自分を責めたり、攻撃する気持ちが強くなっている状態だと思われます。
まずは、そのような自責や自己攻撃の気持ちを和らげていくことが必要な場合もあります。
お一人でがんばる必要はありません。お気軽にカウンセラーにご相談いただければと思います。

今回のご相談が、ほしさんにとって何らかのきっかけになれば幸いです。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました。