束縛夫

相談者名
チェリー
はじめまして。今年の2月に結婚して、転勤族の主人と地方暮らしをしているものです。主人は10才年上です。

束縛がすごくて、息が詰まりそうなんです。

私の携帯電話を勝手に見ては、落ち込んでいて、どうしたのかと聞けば、「なんで、俺が落ち込んでいるのかわかるか??」と逆に質問され、それがたいしたことない内容でも疑ってくるのです。

お化粧の仕方が違っても「なんかあったんじゃないか。おちつかない」
というのでスッピンになっています。
外出中チェーンをかけていても「閉め脱されてるみたいでいやだ」と言ってきます。
自分が家に帰って来た時に私の態度がすこしでも変だと
「せっかく家に帰ってきたのに落ちつかない。なにかあったのかと疑う」
とムッとしています。
そんなこと言われて、怒られないように怒られないように気をつかう日々でした。

友達を作りたいと言ってもわかってもらえず、携帯も着信音が鳴らないようにしています。

主人はいつも6時前には帰ってきて、土日もどちらかは遊びにつれって行ってくれます。

でも平日の昼間はながいので、習い事をしたいと言っても
「そんなに家に入れないのか」と怒られ、2時間~4時間くらい話し合いになります。2週間に1回は、話し合いになります。

話し合いもとても長く、屁理屈ばかりで、的を得ていません。いろんなことを言ってきてなにがなんだか分からないです。
私の意見を聞こうともしないのです。
また聞く態度がわるいと、怒鳴ってきたりします。

わたしがNOという思いもやんわり伝えようとすると、いつもギクシャクして
夫婦なのにそんな事を言うなんて信じられないとか、夫婦は、相手の為に我慢するもんだと言ってきます。

結婚して4ヶ月。先日たえきれず、実家にもどってきました、
最初の3日までは、「話し合おうっ」て言われましたが、
3日すぎて私が返事をしなかったら、「もういいよ別れよう」
と言ってきました。

突然の事で驚きましたが、別れようかな・・・と思っている私は諦めるのが早すぎるのでしょうか。。

わたしの荷物は、どんどん実家に運ばれてきています。。

カウンセラー
木村祥典
チェリーさん、はじめまして。木村と申します。
ご相談ありがとうございます。

ご主人さんの束縛がきつくて悩んでおられるのですね。
話し合いをしても、チェリーさんのお話を聞いてもらえないばかりか、聞く態
度が悪いと怒鳴られてしまうのですね。

この状況を変えていくには、彼とのコミュニケーションというのが大事になっ
てくるのですが、ご相談内容から伺えるご主人さんの様子からすると、文字通
り、話になりませんよね。

チェリーさんの気持ちや思いをわかってもらえないというのは悔しかったり、
腹が立ったりしますよね。

その気分では、ご主人さんの気持ちや思いも受け入れにくくなってしまいます
よね。

それは、おそらくご主人さんの中でも起こっている状態なのだと推測されます。

お互いに自分のことをわかってもらえなくていっぱいいっぱいな分だけ、相手
の話に耳を傾けることができなくなってしまっているとしたら、逆にいうと、
どちらかに相手を受け入れてあげるスペースができることで、コミュニケーシ
ョンを取れるようになるかと思います。

彼との円滑なコミュニケーションのためでもありますし、何よりチェリーさん
の心が軽くなるために、今、チェリーさんの心の中に一杯溜まってしまってい
るそのネガティブな感情や思いというのを、こうして出して行くことをお勧め
したいと思います。

その取り組みは、同時に、それらのネガティブな感情や思いの下に埋もれてし
まっている「本当の気持ち」を掘り起こす作業でもあります。

彼とやっていきたいのか、別れを選びたいのか、チェリーさんの本当の気持ち
というのは、どちらの方が近いものになるのでしょうか?

どこかで、自分自身でその部分がはっきりしていないために、身動きが取れな
くなってしまっているところもあったりしませんか?

自分が本当にどうしたいのか?という気持ちに触れてそれを感じることで、こ
れから自分がどうするか?というのを決めることができます。

私達はコミットメントという言葉を使うのですが、「こうする」と決めてしま
うことで、心の揺らぎが少なくなり、「そのためにはどうしたらいいか?」と
いう視点からその問題を見れるようになります。

その中で自分ができそうなことに関してチャレンジする時も、コミットしてい
る分だけ意欲的に取り組むことができるようになります。

いろいろな感情や思いが渦巻くこともあるでしょうが、それに振り回されずに
しばし立ち止まって、「私はどうしたいのか?」という部分に目を向けてみる
ことをお勧めしたいと思います。

渦巻くものが多すぎて、自分の本当の気持ちに辿り着くのが難しいようでした
ら、私達カウンセラーがお手伝いをさせていただきますので、お気軽にご相談
いただければと思います。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました。