ディスチミア親和型と診断された夫への対応

相談者名
kiri
2人違う種類ですが、鬱持ちで昨秋結婚したばかりの夫の事です。

就職退職を短期間で繰り返していた彼が、昨年末また退職し、しばらく休みたいといい始めた事がきっかけで、回復期に入っている私が、彼の家族診断を受けました。
担当医に、彼はなんちゃって鬱だと言われました。
思い当たります。
パチンコ、海外国内旅行等遊べます。
仕事だけ行けなくなります。
何事も最初はのめりこみますが、少しして思い通りに行かない事があるとすぐ、他責&逃避、都合のいい様にあらゆる物のせいにして投げ出します。

診断後、過敏になっている彼と衝突を幾つか繰り返しました。
「全てあなたのためにすり減らしてきた。
人格、お金、仕事・・・全部あなたのせいで失った」など私は罵倒されました。
そこまで言われる様な事はしていません。
重い鬱じゃないと伝えると、やけくそで彼は断薬しました。

数日後、彼の携帯を見てしまいました。
これは私の問題点です。
彼のある嘘がきっかけで疑うようになっていました。
その日は昔の彼女に連絡した痕跡があり、私は激怒しました。
彼は「携帯を見た事」それを絶対に許せない、生理的に無理といい、暴れました。
私とは手を繋いだりする事すらもう出来ないと言いました。
彼は私との揉め事を捻じ曲げて記憶しています。
それは確認しました。
逆に前に同棲していた彼女は「私も酷い女だと散々言われて逃げるように別れたが、今更君は素敵な人だから幸せになってと懐かしむように甘えてきた」と教えてくれました。
彼にそれを伝えると、そんな事したか覚えていないと、彼女に失恋でもしたかの様にショックを受けていました。
彼女と私が連絡を取ったことを気持ち悪いと思っています。

とても辛いですが、私はお互い成長のため試練を与えられているのだと思います。
離婚したくありません。
数年たって「あの時は大変だったね」と笑い合いたいと思っています。
乗り越えたいです。
義母が私を助けてくれます。

私自身は彼に依存している部分を治すべきだと思います。
彼は未熟な部分をちゃんと向き合って、社会復帰して、投げ出すことを繰り返して欲しくありません。
どういう克服方法があるのでしょうか、また回復事例など前向きな情報が欲しいです。

カウンセラー
深澤三津子
kiriさん、はじめまして。
カウンセラーの深沢三津子です。

ご相談いただきまして、ありがとうございました。

ご夫婦で鬱病を抱え、闘病されているというケースの方からのご相談は、
現在は、まだ少ないのですが、多種多様化が進む中、
増えていくジャンルの一つだと捉えています。

ただ、残念ながら、このような事例研究など、
kiriさんが求められているジャンルの情報は、まだまだ少ないように思います。

特に、kiriさんご夫婦のように、 医学的に診断を受けて、
投薬治療をされている方は、 医療専門機関での治療を主にされているような流れもあり、
当社のような民間機関には、ご相談はあっても、経済的な側面もあるのかもしれませんが、
ご夫婦で解決していく方向にまでの継続したカウンセリングという事自体が少なく、
kiriさんの希望されている具体的な回復事例や克服方法を、
お伝えさせていただく事が、ほぼ出来ない現状です。
大変、申し訳ありません。

今現在では、パートナーの一方が、鬱病の治療中であるという方のご相談や、
ご家族の中に闘病中であったり、入院もしくは施設を利用されいてる方からのご相談は、
大変多くの事例を持っております。

こちらの事例では、kiriさんもご存知のように、そのケースの方それぞれによって、
鬱病のカタチも違えば、回復段階や家族背景も違いますので、
具体的にお伝えする情報は違ってきます。

ただ、共通しているのは、身体や心の病気全般の問題に言えることなのですが、
家族の中に病気がある時、その他の人が介護疲れや、
精神的な健康を損なわない事、健康を維持する事が、
病気の家族を助けるのに、一番の解決方法に大切な要素として、
繋がってくる鍵ともなるようです。
病気は、発症してから、完治して社旗復帰し、元の生活に戻るまで、
かなりの時間を要すると思います。

誰でも、問題が起きたり、悩みがある時、どうしてもネガティブになりやすく、
傷つきやすい状態で、そんな時に、さらなるネガティブな出来事が加わると、
立ち上がれないように感じる痛みに変わって行きます。
ご夫婦であれば、相手に対する不信感も募り、
未来に対する、好ましい像を描き出せない状態に陥ってしまう事もあるようです。

そこで、ネガティブな時は、周りにポジティブに見れる人や状況が必要となるのです。
けれども、ご家族は、ネガティブな人を理解しようと、助けようという想いが募り、
理解し、助けていくうちに、知らない間に介護者もネガティブになってしまう心理作用が働いたり、
疲れ果て、介護者が身心に支障をきたすケースも少なくありません。

このため、私達は、ご相談者の方に、先ずは、自分自身が、心身共に健全である事が、
助けたい人を助けられる、健全な関係性を取り戻すためには、必要であるという事です。
先ず何よりの第一優先として、自分がポジティブな意識に、心身共に健康に向かう事、
健康を維持する事を実行して欲しい事として提案をさせていただきます。

kiriさん、ご夫婦で鬱を患いながら、心身共にお辛い状況で、
本来ならば、kiriさん自身も、ゆっくり休養し、
心から安心できる居場所や環境があれば良いと思われる時期に、
残念ながら、そればかりを言っていられない現実。

お気持ちをお察しします。

先ずは、kiriさんが、この回復期を乗り越えて行かれる事を、心より願っています。
貴重なkiriさんからのお気持ちを聞かせていただきまして、ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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