傷ついた夫の心の修復

相談者名
姫太郎
私は26歳・夫27歳、入籍1年と2か月、一緒に住み始めてから1年7か月になります。今回のご相談の内容は、夫の傷ついた気持ちは変えることができるでしょうか?です。私がした行為は、結婚式の日取りも決まって、入籍も決めた日から2週間前くらいに、ある男(のちA)と出会い惹かれてしまいました。しかし、無事に入籍もし、結婚式の準備も着々と進め、その中で、夫に内緒でその人と頻繁に会い、体の関係も幾度となく持ちました。私は結婚を理由に仕事も辞めており専業主婦でしたので、Aが自宅に来る事もありました。そして私と夫の生活はというと、経済的に厳しく本来であれば私も働くべきなのですが、以前の会社は腹痛・吐き気、微熱、会社に行きたくないという思いから体に影響が出て、自分なりの限界で辞めさせてもらったのです。しかしそれもやはり限界で、私は風俗(マッサージ系)で働きました。風俗で働いた理由は、通常の会社に行くのも私にしたら非常に苦痛でした。ならば同じ苦痛を味わうのなら短時間で効率がいい方が良いと思い、働きました。”ばれなければいい”と。なぜなら、苦痛を味わうのは私であり、私だけで心に留めておけば夫には「ちょっとバイトした!」と少しでも生活の足しになる!っていう思いからです。浮気の事とは別にして、夫に対して働かない事を本当に申し訳なく思ってました。
そしてAとの関係は結婚式後も続きましたが、ついにある理由ですべてがばれました。(風俗で働いたことも結婚式前にばれましたが、その後そのまま式をあげました。)Aとの深い関係がばれました。私は浮気中、本当に離婚したほうがいいのかと思う時もありましたが、最終的には夫と生きたいと思っていた矢先の出来事でした。それからは離婚も考えている、とは言われたものの、徐々に仲良い生活に戻っていきましたが、夫はうつ病になってしまいました。そして現在、やっと立ち直ってきたようで、そこで夫に「離れて暮らしたい」と言われました。あの頃は考えることも出来なかったと。風俗で働いたことが本当にショックというか、私を理解不能ということです。信用も出来ないし、考えてもしょうがないと思っても、思いだせば嫌な思いになる。こんなことでこの先やっていけるか分からないと。私はもう二度とこんなばかな事はしないと思ってますが信用できないようです。こんな夫の心は変わる事出来るものなのでしょうか?
カウンセラー
根本裕幸
姫太郎さん、こんにちは。根本裕幸です。
ご相談ありがとうございました!

苦しい気持ちが切々と伝わってきました。何とかしていきましょうね。

> こんな夫の心は変わる事出来るものなのでしょうか?

姫太郎さんの気持ち、心の状態が変われば、その可能性はぐっと高くなります。
私達がカウンセラーとして直面する問題には「こんな状態から抜け出せるんだろうか?」
という状態のものも少なくないんですよね。

でも、もし、自分自身を変えていく、そのために、自分自身の心を癒し、本来の自分に
戻っていくプロセスを踏んでいくことで、ご主人の心が変わっていくこともあるんです。

人は笑顔で話しかけられたら、つい、笑顔で反応してしまうように、自分自身が変わる
ことで、相手も変わることがよくあるんですね。
ご主人を変えるのではなく、自分自身を変える、ということに可能性を見て欲しいな、
と思います。

特に姫太郎さんの内面には、やはり強い罪悪感が広がっているようなんですよね。
それは結婚前からあるようで、今回書いてくださったAさんとのことや風俗のことよりも
もっと昔から予兆はあったんじゃないかな、と思うんです。

無意識的なものなんですけれど、結婚前につい他の男性に走ってしまう・・・という
ケースでは、その多くが、結婚生活、あるいは、幸せ、あるいは、愛し、愛されることに
抵抗を感じているものなんです。
意識できれば回避できますが、意識できない分、そうした行動として現れてしまうのでしょう。

そういう意味でも、Aさんのこと、風俗のことで、自分自身を責めるのはやめましょう。
おそらく、その時々で、そうせざるを得ない事情があったわけですから、責められるべき
ものではないと思うんです。(反省や謝罪は必要だったとしてもね)

> 私がした行為は、結婚式の日取りも決まって、入籍も決めた日から2週間前くらいに、
> ある男(のちA)と出会い惹かれてしまいました。

その頃のご主人との関係はどうだったのでしょうか?
意識できるもの、できないものがあろうかと思いますが、何らかの不安や不満を抱えて
いたりしましたか?
それとも、結婚や幸せになることに対して、何らかの抵抗、引っかかりは感じていらっしゃい
ましたか?

> 以前の会社は腹痛・吐き気、微熱、会社に行きたくないという思いから体に影響が出て、
> 自分なりの限界で辞めさせてもらったのです。

これもまた重要な要素ですよねー。もうちょっと「何でだろう?」という視点から、
深く掘り下げてみたいですね。
人間関係が原因だったんでしょうか?それともハードワークに陥ったんでしょうか?
また機会があればお話くださいね。

> しかしそれもやはり限界で、私は風俗(マッサージ系)で働きました。

風俗で働く、という発想はどこから生まれてきたんでしょう?
割は確かにいいんですけど、なかなか勇気がいるものなんですよね。

私のお客様にも風俗で働いている、働いていた方もいらっしゃるんですけれど、
この仕事、やはり罪悪感を溜め込みやすいんですよね。
だから、稼いだ分、使ってしまったり、借金を抱えてしまう人も多いんです。
かなり割り切らないと難しい商売ですよねー。

でも、姫太郎さんも含めて、彼女達の中には男性を癒したい、助けたい、という
思いを潜在意識に持ってらっしゃる方も少なくないみたいですよ。

全体を通して、とても姫太郎さん自身、自分に厳しいみたいですよ。
考え方にしても、男性的な感じがするくらい、自分を罰してらっしゃいます。
この文面にしても、本当はすごく辛い、痛いのに、何か自分自身を断罪されて、
まるで懺悔されてるような感じがするんですね。
優しさや甘い感じに飢えてらっしゃるのかもしれませんね。
ちょっとホッとする時間を作ってあげたいものです。

あまり自分を責めると、どんどん疲弊してしまって余裕がなくなります。

まずは自分自身に優しくしてあげましょう。
例えば、お風呂で体を洗うときに、タオルなどではなく、手で撫でるように
体を洗ってあげる、とか、抱き枕(あるいは大きなぬいぐるみ)をぎゅーっと
抱きしめてみたりとか、これから涼しくなりますから、毛布にくるまって、
朝寝をしてみたりとか、ご主人のことを視野に入れつつも、まず、自分自身に
意識を向けてみて欲しいんですね。

長期戦になることも多いですから、やはり自分の体力が快復しないと前向きな
気持ちも逃げてしまいますよね!

あとご主人に対しては、まずは普段どおりに。
もし話し合いを持つ時間があれば、素直に謝り続けましょう。
あと理想を言えば、旦那さんの前では、つとめて笑顔でいてください。
辛いとき、泣きたいときは、友達とか、カウンセラーを頼ってみてくださいね。
こういうときこそ、一人で頑張りすぎませんように。

参考になりましたら幸いです。
ご縁がありましたら、またお話しましょうね。
ありがとうございました!

この記事を書いたカウンセラー

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