家族との不仲

相談者名
とびうお
うちの母は、私の事がやることなすこと気に入らないらしく、
顔を合わせる度に、嫌味や文句を言ってきます。
「あんたの顔を見てると、嫌味や文句を言いたくなる」と、言うのです。
これは今に始まったことではなく、子供の頃からそうでした。
そのくせ、外面だけはいいので、余計にたちが悪いです。
「今日で(嫌味を言うの)最後にしよう。」は、
最低1000回は聞いてます。
最後にする気なんて、さらさらないんでしょうね。
先日はとうとう、「あんたみたいな子大嫌い」と、言われました。
実は5歳の頃、母親に海で殺されかけたことがあるのですが、
当時から、私の事が大嫌いで、邪魔だから殺そうとしたのですね。
そのことが、その日はっきりしました。
「助けたった」と、恩着せがましい態度をとりますし、
泣きたくなってきます。
弟がいるのですが、その弟には何も言いません。
それどころか、弟が私に対して、
「こんなやつ、兄ちゃうわ」と言えば、
嬉しそうに、ニタ~ッと、笑います。
私が逆の事を言えば、怒ります。

私には2つ下の弟がいますが、その弟ともすごく仲が悪いのです。
昔は仲が良かったのですが、いつの間にか仲が悪くなり、
もう20年以上会話がありません。
最初のころは、「いつか殺してやるからな」と、言われたりもしました。
「お前がいると腐るんじゃ」と、暴言を浴びせられた事も多いです。
今では、声をかけても、無視されるか、「うるさい」と、
どなられるかのどちらかです。
私が情けないといえば、それまでなんですが・・・

父もそうなんです。
弟ほどではありませんが、殆ど会話がありませんし、
完全にけむたがられてます
その父は、父親は家庭をかえりみませんし、母親は好きな事をやってますし、
完全に一家が、ばらばらです。
おまけに私以外の家族は、皆、外面がいいので、たちが悪いです。
このままでは、家庭崩壊や一家離散するんじゃないかと、心配しています。

カウンセラー
池尾昌紀
とびうおさん、こんにちは。
池尾昌紀と申します。
ご相談ありがとうございます。

大変な苦しみ、という表現では語り尽くせぬものがあると思います。
ご相談くださった勇気に感謝しています。

カウンセリングは、心理学というひとつの視点を切り口にしています。
これから書かせていただくのは、そうしたものの見方のひとつでし
かありません。
そうお断りさせていただいて始めさせていただきたいと思います。

怒りは本当の気持ちを隠すフタである、という言葉があります。
本当の気持ちを感じるのがあまりに痛すぎて辛すぎて
それを隠すために、怒りを使ってフタをして感じないようにすして
いるという見方です。
この時の本当の気持ちとは、多くの場合「悲しみ」「寂しさ」であ
ると言われます。
何かとてつもなく大きな悲しみがある時、それを感じないようにす
るために、誰かに怒りをぶつける。
ぶつけられたほうは、たまったものではありません。
けれど、もしそうだと仮定したら、いったいその人のその悲しみと
はいったいなんなのでしょう。
そこを切り口にしていく見方です。

また、攻撃は両刃のナイフという言葉もあります。
攻撃的な言葉を使う人というのは、相手を攻撃していながら、実
は、それと同じが、それ以上に自分自身を傷つけているという見方です。
攻撃が大きいほど、攻撃される相手は傷つきますが、相手を痛めつ
ける度合いだけ、自分自身に向かって、俺はこんなに人を傷つける
ほどひどいヤツだ、ひどいヤツだ、と自分を責めているのです。
もちろん、ぶつけられたほうは、たまったものではありません。
けれど、もしそうだと仮定したら、いったいその人はどうしてそこ
までして自分を責めているのでしょう。
そこを切り口にしていく見方です。

今書いてきたことは、あくまでひとつのものの見方でしかありません。

とびうおさんの置かれた状況は、こうした話で片付けられるほど簡
単なものではないと思います。
そこには、文章では語り尽くせないたくさんの苦しみが隠れている
と思います。

ただ、これだけは言えると思うのです。
とびうおさんは、最後に「このままでは、家庭崩壊や一家離散する
んじゃないかと、心配しています」と書かれておられますよね。
この状況であっても、とびうおさんは、自分のことではなく、家族
のことを心配しておられるのだということです。
これは、すごいことです。
誰もがそう思うでしょう。

とびうおさん。
あなたは、どうして「とびうお」というお名前でご相談をくださっ
たのでしょうか。
何か思い出がある言葉だから?
「とびうお」という魚が好きだから?
あるいは、もっと他の意味があるのかもしれません。
けれど、私は思うのです。
「とびうお」は魚の中で、唯一といっていい、水以外の場所に行け
る魚です。
それも、文字通り「飛ぶ」ことで。

あなたは、「とびうお」のように飛べる方なのだと思うのです。
名は体を表すと申します。
私はそう思います。

きっと、たくさんの書ききれないお話があると思います。
よかったら、そのお話をお聞かせください。
カウンセリングサービスには、初回無料電話というシステムもござ
います。

とびうおさんの幸せのお手伝いが少しでもできれば、幸せに思います。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

名古屋を軸に東京・大阪・福岡でカウンセリング・講座講師を担当。男女関係の修復を中心に、仕事、自己価値UP等幅広いジャンルを扱う。 「親しみやすさ・安心感」と「心理分析の鋭さ・問題解決の提案力」を兼ね備えると評され、年間300件以上、10年以上で5千件超のカウンセリング実績持つ実践派。