母が宗教にはまってしまい・・・

相談者名
ももちゃん
私が小学生の頃、母がとある宗教の団体からハンコを購入したのをきっかけにどっぷり浸かってしまいました。
それからというものの、家族に内緒で何百万とする壷を買ったり絵画を買ったり、あげくの果てには中国経由で北朝鮮に訪問したりと・・・。
父の会社にはローン会社からの電話が続き、とうとう去年会社を辞めなければならない状態に追い込まれました。
もう父と私は心身共に疲れ果ててしまい、先日母と殺人ざたになるような危険な状態にまでなってしまいました。
どれだけ話し合っても母は「悪いことをした気はない。宗教をやめる気はない」の一点張り。「借金や、家族のお金を勝手に使用するのは悪いことだと頭では理解していても、それが家族の為に思ってやったことであり、どうしても自分が悪いことをしたという気にはなれない」と言うのです。
・・・私は「母は洗脳されている」と思っています。
かと言って詳しいことは何も言ってくれない。いくら聞いてもだんまりが何時間も続くだけなのです。
もう正直母の事が信用できないのです。かと言って見捨てられません。どうにかして母を救いたいのです。
しかし母はがんとして自分を変えようとはしません。
・・・・もう自分が保てる自信がありません。どうかご助言をお願いします。
カウンセラー
根本裕幸(退会)
ももちゃん、こんばんわ。根本です。

宗教の問題はとても難しいものがありますね。
家族みんながとっても苦しんでいる状況に気付いてくれたらいいのですが、自分としては家族のため、と感じてしまうところがしんどいものです。

ある意味で、お母さんの愛情なんですよね。
方法は家族にとっては苦しいものかもしれないけれど。

> もう父と私は心身共に疲れ果ててしまい、先日母と殺人ざたになるような危険な状態にまでなってしまいました。

例えば、お父さんは離婚を考えたりはなされないのでしょうか?
離婚をした方がいい、というわけではないのですが、殺人沙汰になるくらいならば、別れることも考えるんじゃないかな・・・と思うんです。

> かと言って詳しいことは何も言ってくれない。いくら聞いてもだんまりが何時間も続くだけなのです。

どうしてなのでしょうね・・・。
何を感じていらっしゃるのでしょうか。

> もう正直母の事が信用できないのです。かと言って見捨てられません。どうにかして母を救いたいのです。
> しかし母はがんとして自分を変えようとはしません。
> ・・・・もう自分が保てる自信がありません。どうかご助言をお願いします。

問題がある宗教の場合は、被害者の会みたいなものがあるケースがあります。
そこに頼ってみることもできますね。

カウンセリングとしては、まずは、そんないっぱいいっぱいなももちゃんやお父さんの心を楽にしてあげるような、しんどい感情を解放してあげるような、そんなアプローチをまずは取っていくでしょう。
普段我慢している気持ち、怒り、理不尽さ、被害者の感覚、そういったネガティブな感情を手放していって、心に余裕を作ってあげることができます。

そうして、できた心のスペースで、次のステップを頑張っていくんです。
そこでは、どうしてお母さんが宗教にはまってしまったのか、どんな悩みがあったのか、また、家族関係はどうだったのか?という部分が大切です。
特にお母さんを責めてばかりいると、お母さんも頑なになりますよね。
そうするとますます心の扉を閉ざして、宗教の方に走ってしまうことにもなるでしょう。

お金の問題もあって、すごくしんどい気持ちを感じながら毎日を過ごされていると思います。
状況を変えていくのはすぐには難しいかと思いますが、心を楽にしてあげることはこんな中でもできないことではありません。
辛いな、しんどいな、と思ったときは、ボランティアのカウンセラーでもいいですから、誰かにその気持ちをお話してみてください。

本当に疲れてしまっていることでしょうから、そんな心を大切にしてあげたいな、と感じます。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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