怖い

相談者名
ことみ
私は、母親の傍にいるのが怖くって嫌で仕方がありません。小さい頃に、私には妹がいるんですけれど母親は悪戯ばかりする妹ばかり見て、私には「お姉ちゃんだから」とあまり褒めたり甘えさせてくれたりさせてもらえなくって泣きじゃくっていました。お姉ちゃんらしく、面倒をみたりいい子にしていたんですけれど・・・。なかなか認めてもらえなくって。
最近、やっとの思いで口からは言えないので手紙で頼みごとをしてみたんですけれど、見事にスルーされてしまい私はそれ以来から、カッターでリストカットをして自分を落ち着かせたり、母親がいる家の中にいるとよく気持ちがコントロールできずにいます。あんなに家の中が好きで母親のことが好きだったのに今では「恐怖」と「怒り」の場所でしかありません。小さな悩みですがどうぞよろしくお願いします。
カウンセラー
赤松わこ
ことみさん初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、赤松わこと申します。
どうぞよろしくお願いしますね。

ことみさんのご相談を読ませてもらって、まず浮かんだのが、
「ことみさんは、今いくつなんだろう?」ってことでした。
お母さんに自分の気持ちを分かってもらいたくて、ことみさんが
やっとの思いで手紙を書かれたでしょう。その手紙を書くまでに、
「一体何年たっていたんだろう?」、そこまでの間ずっと、
ことみさんはどんな思いで、「お母さんを見ていたんだろう?」
そう思ったからなんですね。

ことみさんがずっと自分の気持ちを、どれだけ分かって欲しいって
思っていたか、それはお母さんからの反応に、ショックを受けて、
リストカットしなければ落ち着けなくなった、と言うことみさんの、
言葉が全てを語っているなぁ・・・って思ったんです。
長い間ずっと・・・我慢していたんですよね。
淋しかったでしょう。辛かったんですよね。

ことみさんにとってお母さんに書いた手紙は、これまでの気持ちが
ぎっしり詰まった、必死の思いで書かれた手紙だったんだろうなぁ、
私にはそう思えました。だからこそショックが大きかったんだろう
なぁって・・・「私のことなんかどうでもいいんだ」そんな風に、
感じてしまったんじゃないだろうかって思いました。

ことみさんはお家が好きで、お母さんが大好きだったんですね。
だから淋しいのも、辛いのも、我慢してこられたんでしょうね。
「お母さんが大変だから、私は迷惑かけないようにしなくちゃ!」
妹さんの面倒もみて、いいお姉ちゃんになろうと頑張ったんでしょう。

でも・・・「甘えたい」「構って欲しい」って言いたいのを、ずっと
我慢してきてたんですよね。「お母さんに分かって欲しい」って、思い
続けていたんでしょう?だから手紙を書いたんだと思うんですよね。
ところがお母さんの態度は、ことみさんには「スルーされてしまった」
としか思えないものだった。それでこれまで以上に、気持ちが不安定に
なってしまったんだろうなぁって思います。

ことみさんには、そう言う風にしか思えなかったかも知れないけれど、
私はちょっと違う見方をしています。お母さんはことみさんのことを、
「とても信頼されているんじゃないかな?」って思ったんですよ。
ことみさんが、どれだけ甘えたいのを我慢して、いい子にしていたか
ってことは、お母さんは気づいておられないかも知れませんよ。

お母さんがことみさんや妹さんを育てておられた時、とても大変だった
はずなんです。(私も子供を育てている時は、ホントに必死でした)
「1日1日を乗り切るのがやっと」って言う位、余裕がなくなるんです。

だからことみさんが、我慢していい子にしていることに気づけないで、
いい子にしてくれていれば、「あぁよかった、これで乗り切れる」って、
お姉ちゃんであることみさんに、甘えて(お母さんは気づいておられ
なかったとは思いますけどね)こられたんじゃないかな?って、
同じように子育てで、いっぱいいっぱいになっていた私は、そんな風に
感じたんですよね。

「下の子は手がかかったけど、ことみはとってもいい子で助かった」って、
そう思っておられるんじゃないかな?って思ったんですね。
反対に気づいておられたとしたら、今度は「ことみには悪いことをした」
って、お母さん自身が自分を責めてしまって、「こんな私は嫌いだろうな」
と思ってしまったり、距離を置いてしまったりもするんですよ。
今のお母さんがどう考えておられるのか?も、ことみさんから見ての様子を、
詳しく伺えば分かりますよ。

ことみさんが今、お母さんのそばにいて『怖くなったり』『嫌になったり』
するのは、「これ以上嫌われたくない」とか「拒絶されたらどうしょう」
って、不安がいっぱい出てくるからではありませんか?
そしてもう1つ、「自分が何をしてしまうか?!」「お母さんに向かって、
何を言ってしまうか分からない」そう感じるから、自分が怖いって言うのも
あるんじゃないでしょうか?

『怒り』は、ずっと我慢していた気持ちを伝えようとしたことで、これまで
抑え込んでいたものが溢れてきて、「どうして分かってくれないの!」
って気持ちが、もう抑えることが出来なくなっているんでしょうね。
コントロールがきかない位強くて、ぶつけなくては収まらないからこそ、
『怖い』って感じているんだろと思います。

これまで沢山の感情を抑え込んできたので、それが一気に溢れ出て来ると、
自分でもどうしていいか分からなくなってしまうんですよ。
お母さんと向き合う前に、カウンセリングを使って見ませんか?
これまでことみさんが、どれだけ自分の感情を抑えていたのか、そのことに
気づいてもらって、溜め込んでいた感情を吐き出した方がいいと思います。

ちいさなことみちゃんが感じた、「私は愛されてないの」って言う思いは、
勘違いや思い込みだった、と言うことにも気づいてもらえますよ。
すれ違いをそのままにして、自分を苛め続けるのは、ことみさんが本当に
望んでいることではないですよね。
「私は愛されてたんだ」って、ことみさんに分かってもらった上で、
大好きなお母さんに、ことみさんの気持ちをチャンと伝えられるように、
お手伝いさせて頂きます。遠慮なく無料電話カウンセリングをご利用下さいね。
この回答が少しでも、ことみさんの心を軽くすることが出来たら嬉しいです。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。