母親との関係

相談者名
キティ子
私は26歳で母親は61歳です。
私の母は私が落ち込んで悩んでいても一度も真剣に相談にのってくれた事がなく、それどころか馬鹿にするような事しかいいません。
暇さえあればテレビを観ていちいちコメントしているのですが、それを聞いていると、私の事は何も構ってくれなかったくせに、なぜ他人はそんなに構うの?と思ってしまいます。
昔話で母親が◯◯ちゃんは◯◯だったよね~という話も、あの頃実の娘の私がすごく悩んでいたのに他人の娘の◯◯ちゃんの話!?と不快に思います。
私は母親とのコミュケーション不足のせいか、同年代と比べ精神面で成長出来ていなく子供っぽいと自覚していますが、今から成長する事は可能なんでしょうか?
カウンセラー
三枝みき
キティ子さん、こんにちは。初めまして。
今回、キティ子さんのご相談を担当させていただきます、三枝みきと申します。
どうぞよろしくお願い致します。

まず最初に、こちらのご質問にお答えしたいと思います。

>私は母親とのコミュケーション不足のせいか、同年代と比べ精神面で成長出来ていなく子供っぽいと自覚していますが、今から成長する事は可能なんでしょうか?

はい、もちろんです(*^-^*)
今現在アラフィフのワタクシも、数年前までは自分が年相応に成熟した大人の女性でないことを、すごく悩んでいましたけど、今はそこそこ何とかなっているかと思います。
ですので私の経験からも、成長したい、自分自身を成熟させたい、という意欲があれば絶対に出来ますから、どうか安心してくださいね。

というわけで、キティ子さんのご相談の内容について、一つずつ見ていきましょうね。

キティ子さんはお母様にご不満がたくさんおありのようですね、

>私の母は私が落ち込んで悩んでいても一度も真剣に相談にのってくれた事がなく、それどころか馬鹿にするような事しかいいません。
暇さえあればテレビを観ていちいちコメントしているのですが、それを聞いていると、私の事は何も構ってくれなかったくせに、なぜ他人はそんなに構うの?と思ってしまいます。
昔話で母親が◯◯ちゃんは◯◯だったよね~という話も、あの頃実の娘の私がすごく悩んでいたのに他人の娘の◯◯ちゃんの話!?と不快に思います。

でも、こちらの文面からすると、キティ子さんのご不満の殆どは、お母さんがキティ子さんの「悩みや辛さを理解してくれなかったこと、助けてくれなかったこと」、そして、「構って欲しいときに構ってくれなかったこと」に起因するように思われます。
もしも違っていたらごめんなさいね。

さて、キティ子さんに限らず、子どもの頃はどんなお子さんでもお父さんやお母さんに自分をみて欲しい、構って欲しいと感じるものです。
でも、親御さんにすればお仕事もあるし、家事もある、いつもいつも子供のことばかりを構ってもいられない、というところはあると思います。
ですので、その方が自覚しているかどうかはともかく、子どもの頃に構ってもらえなかった、みていてもらえなかったことに対して、不満や怒りをもっている人は多いようです。
また、そんな自覚はないなあと思われる方でも、カウンセリングなどで心の奥を探っていくと、子どもの頃に構ってもらえていなかったことに対して、「寂しさ」や「悲しみ」を感じた経験を思い出されることもあります。

普段はちゃんとした大人として生活していても、私たちはつい、親の前では「子ども」の位置に入ってしまうことが多いです。
私も以前は、実家に帰ると母への不満が噴出して、ついつい怒ってしまったりもしていましたし、キティ子さんがお母さんに対して感じているような不快感は、私もよく憶えのある感情です。
本当によくあることなんですよ。

とは言え、もしもご自身を成長させたいと心からお思いなのでしたら、やはり、お母さんを許してあげることも必要になると思います。
子どもの位置からお母さんを見ているとついついお母さんを責めたくなると思いますが、本当の大人同士の関係性を「親」と築けるようになるのが、成熟した大人なのではないかと思うからです。

そして、キティ子さんが大人同士の成熟した関係性をお母さんとの間で築くには、まず、今感じている怒りや不満を一つずつ手放していくことが必要だと思います。
感情というものは、感じつくすと消えていくと言われています。
つまり、キティ子さんの不満や怒りを手放すには、もう一度それらの感情を感じる必要があるのですね。

ただ、キティ子さんの「不満」や「怒り」の下には、たぶん「寂しさ」か、「悲しみ」が眠っているのではないかと私は思います。
「寂しさ」も「悲しみ」も、感じるのは辛い、ネガティブな感情ですよね。
私たちは感じるのが辛くて感じたくないネガティブな感情を、大きな「怒り」を重し代わりに使い、無理やり心の奥に押し込んで、抑え込んだりします。
これを「抑圧」と言います。

>昔話で母親が◯◯ちゃんは◯◯だったよね~という話も、あの頃実の娘の私がすごく悩んでいたのに他人の娘の◯◯ちゃんの話!?と不快に思います。

例えばこちらの文章からは「あの頃、私はすごく辛くて悩んでいたのに、どうして助けてくれなかったの?どうして私を見てくれなかったの?」という大きな怒りを感じます。
そしてきっとこの大きな怒りの下には、「お母さんに見てもらえなかった悲しみ」や、「私よりも他人の娘のほうが大事なの?」という嫉妬の気持ちや悔しさ、敗北感や無価値観(自分には価値がないという気持ち)など、たくさんの辛くて感じたくない感情が隠れているのではないでしょうか。

ですから、キティ子さんがご自身を成長させたいのであれば、まずはこれらの感情と向き合い、感じることにチャレンジして、少しずつ手放していきましょう。
長年抑圧してきた感情を感じるのは難しかったり、辛かったりするかと思いますが、面談カウンセリングで使うセラピーなどが、きっとキティ子さんのお役に立てることと思います。
もしもよろしければ、ご利用くださいね。
そうして楽になってくると、お母さんのことが以前ほどにはあまり気にならなくなっていくでしょうからね。

最期になりますが、キティ子さんのお母様の感情についても、書かせていただきますね。
キティ子さんが悩んでいた時にお母さんが相談に乗ってくれなかったのは、もしかしたらお母さんも誰かに相談に乗ってもらった経験がなかったのかもしれません。
バカにするようなことしか言えないのは、お母さんご自身もずっと、誰かにバカにされてきたのかもしれないし、心の中でずっと、自分自身をバカにしたり、自分で自分を嫌って攻撃したり、を繰り返していたのではないでしょうか?

人は、自分が愛されたようにしか、誰かを愛することは出来ないようです。
キティ子さんが、お母さんももしかしたらそうだったのかもしれない、だとしたら辛かったのかな、という視点を持てるようになること、それはお母さんとの間に橋を架けることにもなります。
そうしたらこの先、キティ子さんの中からお母さんへの不満や怒りが少くなくなっていき、いずれはお母さんを理解できるようになるでしょう。
そのとき、キティ子さんは成熟した一人の大人の女性として、お母さんの前に立てるようになっているはずです。
難しいかもしれませんが、ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。

以上、長くなりましたが、この回答が少しでもキティ子さんのお役に立てれば幸いです。
本日はご相談、ありがとうございました。

三枝 みき

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました