息子の対応

相談者名
もも
高2の息子は昨年の11月に過敏性腸症候群と診断され、通っていた高校にいけなくなり今年5月通信制の高校に転学しました。転学当初は時間の余裕も出来るからバイトをして・・といろいろと夢を膨らませていましたがいざバイトに行ってみると全日制の高校に行っていたときのように心が苦しくなると言って結局一日で辞めてしまいました。通信制の高校にも足が向かなくなり今は一日中家の中で『暇、暇』と繰り返し言い、お金がないと何もできないとふてくされる毎日です。親としても安易にお金を与えてしまってはよろしくないと思いますし。そんな感じの毎日ですから、人生何も楽しくないし、生きているのはしんどい。と母親の私に言います。何かをがんばろうと思うと苦しくなってできない、そんな自分が情けなくて凄く苛立つ。という悪循環にはまってどんなきっかけで心の闇から抜け出せば良いのかもがいています。がんばらなくても、無理しなくてもいいよと言っているのですがどんどん息子をだめにしていっているように思えてなりません。どういうふうに接していけばいいのでしょうか。今は心療内科に通い坑うつ剤などの薬を頂いてますが心療内科の先生はあまり心の底から話を聞きましょうって感じではありません。
カウンセラー
ながのひろみ
ももさん、はじめまして。担当させていただくながのです。
今回のご相談ありがとうございます。

終わりの部分が文字化けしてしまっていて残念ながら読み取れなかったのですが、
書いてくださった範囲で答えさせていただきますね。
息子さんのことでさぞかし心を痛めておいでだと思います。
息子さんも病気を抱えながらの生活は何かと不自由なさっていることでしょう。

さて息子さんの言葉をまとめると“何かに頑張りたいのだけれど、頑張ろうとすると
心が苦しくなって何もできなくなり、その結果暇な状態になる。バイトすることも
苦しいのでお金が手に入らないし、お金がないからさらに何もできない”というわけ
ですね。
彼は少しも頑張っていないように感じているかもしれませんが、私から見ると
『頑張ること』に対しては十分過ぎるほど頑張っているように思いました。

人が物事に熱中しているときは、周囲から見ると『すごく頑張っている』ように
見えても、当の本人は頑張るという気負いなく意気揚々とこなしていたりするものです。

息子さんが頑張ろうとすると心が苦しくなるのは、必死で頑張らなければいけないと、
頑張ることを義務のように感じているのかもしれません。義務感で頑張ると
させられているという感覚が強くなりますから、意欲的にはなりにくいでしょう。
楽しさからも遠ざかってしまいますよね。
義務感の裏側には、まだまだ十分にできていないという思いや、頑張らないと
周囲から認めてもらえないような気持ちがあるのかもしれません。

また周囲の期待に応えなければという思いが強いと、そのプレッシャーからしんどく
なってしまうこともありますし、実際に期待に応えることができなかったりする場合は
自分を責めて苦しくなってしまいます。

どの気持ちから彼が苦しんでいるのかこのメールからだけではわかりませんが、
『あなたはよくやっているわよ』と今の頑張りを受け入れて承認してあげること、
そしてここから抜け出せることを彼に代わって信頼してあげることが道を開くきっかけ
になるように思います。

それにはどうすればよいかというと、まずももさんが自分自身を認めてあげることです。
ももさんは今回いろいろと検索されてここに辿り着かれたと思うのですが、おそらく
それまでも息子さんのために様々なことを一生懸命にやってこられたのではないで
しょうか。彼のお手本として、まずももさんがそういう自分に『私はよく頑張って
いるなあ』と褒めてあげてくださいね。
そして息子さんがももさんの子供であること、すなわち『この私の子供だから今は
もがいていてもきっと大丈夫!』と自信を持ってくださいね。

そのためにはももさん自身がしんどい気持ちや苦しい気持ちを溜め込まずに、
出せる場を見つける必要があるかと思います。そういうときのひとつのツールとして
どうぞ私達を使ってくださいね。ももさんと息子さんを精一杯サポートさせて
いただきます。

ももさん親子に笑顔が戻りますように応援していますね。

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