性格は変えられる?

相談者名
ゆか
こんにちは。

子供の頃は誰もが、親やまわりの人の影響を大きく受けると思いますが
そこで悪い「すりこみ」をされてしまうと、なくすことはできないのでしょうか。

私は父にできそこないと言われ続けて育ちました。
のんびり屋で、みんなをひっぱっていくよりも後ろからトコトコついていくような
おとなしい性格だった私は、父によく「なんでできないんだ」「ほんとにお前は何も
できないやつだ」と言われていました。
それがしだいに「お前にできるわけがない。無駄だ」に変わってきたのです。
何かやりたいことが見つかるたびに、「無駄だ」「お前にできるわけがない」と言われ続け、
今では自分のやりたいことへ踏み出す勇気も持てません。
自分自身でも「わたしにできるわけがない・・・」と思いこんでしまっているのです。
ちっとも自分の人生を生きている実感がしません。
自信がほしいのに、自信のタネは自分の中には無い。あるのは自己否定だけ。
毎日自宅と仕事場の往復だけ、楽しそうに生きている人を遠目でうらやましそうにながめるだけ・・・。
そんな生活はもういやなのです。

どうか、アドバイスをお願いします。

カウンセラー
成井裕美
ゆかさん、こんにちわ。
ご相談ありがとうございます。担当させて頂きます成井と申します。> 子供の頃は誰もが、親やまわりの人の影響を大きく受けると思いますが
> そこで悪い「すりこみ」をされてしまうと、なくすことはできないのでしょうか。

結論から先に申し上げますと・・・

できます!!!
それはいつ始めても「遅い」という事はありません!!!

・・・ちょっと興奮しすぎてしまいました。
しかしそれくらい、ゆかさんはもっと自由になってよいですし、もっと自分自身
を表現してもOKなのです。
そしてもっと自分自身に「私は幸せになってもいいんだ」と許可を出してあげて
もいいのです。

ゆかさんがおっしゃる「悪いすりこみ」は私達に多々あるものです。
それはゆかさんのケースのように親の場合もあれば、他の家族、学校の先生、上
司、先輩、友達。時には社会やTVからの影響と言う場合もあります。
その「すりこみ」は、私達にまるで”呪い”のように覆いかぶさり、私達が前に
進む時の足かせになることがあります。

確かに昔々の私達は、自分自身では何が良いのか?何が悪いのか?も分からない
子供でしたから、親や周りの大人の価値観や、与えられる”幸せの形”の中で生
きてきました。
親のルールが絶対!というような状況です。
その中で守られたこともあったでしょうし、窮屈だったこともあるでしょう。
でもそれは私達が子供で、まだ自分の足で立てないし、自分の人生に責任を取れ
ないし、また自分自身で物事を決めれる知恵も勇気も無かったからです。
しかし、ゆかさんはもう立派な社会人ですので、もう子供で居続けなくてもよい
のです。

自分自身を変えるということは、自分の事を応援してあげたい!と思えるように
なると言うことです。
過去のまま時間が止まってしまっている、子供時代の自分の分身を助け、今の自
分にまで時間を進めてあげると言うことです。
そして自分の短所も長所も含めて、自分の事を公平に扱ってあげると言うことな
のです。
こうして言葉にしてしまうとなんともシンプルな事なのですが、これがものすご
く有効なプロセスなのです。

今のゆかさんにとって、「悪いすりこみ」は意識していなくてもついつい自分を
追い込んでしまうパターンのようになっていますので、最初は少しだけその意識
しない悪循環の連鎖を断ち切り、今度は「良いすりこみ」を身に着けていくのに
練習や、エクササイズに取り組む必要はあるかと思います。
しかしそれはそんなに大変なことでも、時間がかかることでもありませんので安
心してください。

方法論としては色んなアプローチがありますので、具体的にゆかさんにどのよう
な方法がむいているのか?を一緒に考えていければと思います。
私達でよければ、いつでもお話を聞かせてくださいね。
一緒に取り組んでいきましょう。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛、対人関係、自己啓発、ヴィジョン、ビジネス心理を得意とし、”少しでも楽に・簡単に・シンプルに”をモットーに、分かりやすい心理分析と日常的に無理なく取り組める提案を行っている。 その人本来の輝きや、問題の先にあるヴィジョン(幸せな未来や才能)を引き出すカウンセリングが好評である。