どうすればいいのかわからなくなってしまいました

相談者名
都子
初めまして。いつもHP楽しく拝見させていただいています。

実は今、遠距離恋愛中の彼とのことで相談したいことがあります。
彼とはネットで知り合いました。
四年近く友達だったのですが去年の暮れから一応「お付き合い」という形になっています。
一応、というのは実は私達がまだ会ったことがないからなんです。
本当は去年のクリスマスに会う予定で、そこでお互い気に入ったら本格的なお付き合いをという話でした。
けれど、色々あってクリスマスには会えなかったんです。
遠距離ですし、彼が社会人で私が学生なので(8歳差です)時間が合わないこともあります。
それに、私は元々いじめからきた男性恐怖症を持っていたので、
そこから来る不信感から彼を信用し切れませんでした。
なので、何かあると「騙されてるんじゃないか」と思ってしまい、
「別れる」と言ってたくさん、彼を傷つけてしまいました。
この約5ヶ月の間「会う約束をする」→「彼が忙しくなって連絡が少なくなる」→「寂しさ+不信感が溜まる」→「別れるとわめく」→「修復」の繰り返しで約束は全部お流れになっています。
今では、お互い気を遣いながらメールしていて重苦しい日々が2ヶ月近く続いています。

いつも彼の負担になりたくなくて「寂しい」と言わないようにしていますが、
連絡がないとどうしても不安になってしまいます。
それに彼は社会人で外に出ていろんな素敵な女性を見ているでしょうから、
学生で尚且つ人並みにも綺麗じゃない私ではいつか嫌われてしまうのではないかと思ってしまいます。
なので、なるべく無理を言ったりしないようにしているのですが、
いつも最後の最後で我慢ができなくなってしまいます。
本当はこんな重い存在じゃなくて彼を癒せるような人になりたかったのですが、
ずっと優しい自分でどうしてもいられません。
今では、もう彼にとって私はいらない存在なんじゃないかと思っています。
まだ彼から別れを告げられていませんが、別れたほうが彼が幸せになれるのではないかと思います。
メールでも、もう「いつも、お疲れ様。体に気をつけてくださいね」以外に何を言っていいのかわかりません。
彼の負担にならないようにするには、一体どうすればいいのでしょう?

カウンセラー
小川のりこ
こんにちは。はじめまして都子さん。
小川のりこといいます。よろしくお願いいたします。

>初めまして。いつもHP楽しく拝見させていただいています。
ありがとうございます。

遠距離は恋愛の中でもとても難しい部分が多いと思います。すぐに会え
ない寂しさ。顔を見ないのでメールなどの会話が中心であることで出て
きてしまう誤解の部分。ありがとう。という一言であっても、会って話すと、
それが沈みがちな声なのか、元気な声なのかはメールでは分かりません
からね。

> それに、私は元々いじめからきた男性恐怖症を持っていたので、
> そこから来る不信感から彼を信用し切れませんでした。
> なので、何かあると「騙されてるんじゃないか」と思ってしまい、
> 「別れる」と言ってたくさん、彼を傷つけてしまいました。
男性恐怖症があると、男性に対して壁を作ってしまうことはもちろん、
ありとあらゆる場面で不安を抱えずにはいられないことも多くあると思う
んです。そしていじめから来たものだとすると、都子さんはもしかしたら、
その男性たちのことを、今もまだ許せずにいるかもしれませんね。
あの頃傷つけられた悲しみを背負った子供が都子さんの傍にいて、
何か不安があると話しかけてくるような感じです。
例えば連絡が少ないと感じると・・・
「もうやめたら・・・。しんどいよ。それに・・・本気じゃないかもしれないじゃ
ない。。。」とか。
「・・・騙されてるのが分からない? 本気にするだけ無駄。」
「遊ばれてるんだよきっと。。」
そんなふうにあなたに話しかけるんです。
都子さんにはそういう恐れがもともとあると思うんです。だからこそ、その
傷ついた子供である都子さんの子供時代の記憶が、注意するの。
・・・だけどね。
それは都子さん自身が一番自分に対して言っていることばであって、
決して彼が言っている言葉ではないことに気づいてください。
「騙してるだけやで」
「愛してるわけないやろ?」
「本気じゃないに決まってるやん。なんでわからへんの?」
そんなふうに言っているのは、都子さん本人であって彼ではありません。
これは、昔の傷が深ければ深いほど、もうあんな目にあいたくはないので、
自分でかけるブレーキ。
そして一方で、自分に対してこんなふうに思っていないでしょうか?
「私が愛されるわけないわ。」
「子供の頃から男性に嫌われてたのに、今更誰が愛するの?」
「私は今の私が嫌い。もっと・・・な子になりたかった。」
実はこれは私が以前感じていたことです。
男女共にいじめに遭い、気持ち悪いと言われ、学校のフォークダンスで
は、男性から、「あいつの手つないだらくさるのに、すんげーきもいわ。」
といわれた経験があります。とても苦しくて、その時男性に対しての恐怖
心はすごくなりました。だから女の自分を隠して男性っぽく生きていた時代
があります。全く同じ体験ではありませんが、そのお気持ちは痛いほど伝わ
って来るんです。辛くて辛くてとても苦しくて、でも泣くことすら許されなかっ
た。その傷が元で私もなかなか男性を受け入れられなかったんです。
だけど、今都子さんには彼がいますよね。あなたを好きになった彼。
本当に騙してると思いますか? 騙すならもっと手短に、手っ取り早い
やり方を選びますよ。それでなくても大変なのに遠距離の相手を選んだり
しないと私は思います。

>この約5ヶ月の間「会う約束をする」→「彼が忙しくなって連絡が少なく
>なる」→「寂しさ+不信感が溜まる」→「別れるとわめく」→「修復」の繰り
>返しで約束は全部お流れになっています。
もし彼が別れるといってわめいたら都子さんはどう思う!?
すごく悲しくなりませんか?
不安から相手を信頼せず泣いて別れ話をすると彼はすごく悲しくなります。
そしてあなたに信頼してもらえないと離れていってしまいますよ。
都子さんが今していることは、自分を嫌ってもらおうとしている行動だという
ことは、分かりますか?
「こんな私は嫌われて当然なのよ! だから嫌ってよ! 最低でしょう!?」
そんなふうに彼にテストしちゃってるの。
本当は、
「そんなことないよ。大丈夫だよ」
という言葉が欲しいはず。だけど彼も言われ続けると人だから傷つきます。
そして苦しくなるからこんなこと言えないの。もともと男性は感情を表現するの
があまり得意ではない方が多いですからね(笑)

>いつも彼の負担になりたくなくて「寂しい」と言わないようにしていますが、
>連絡がないとどうしても不安になってしまいます。それに彼は社会人で外に出
>ていろんな素敵な女性を見ているでしょうから、学生で尚且つ人並みにも綺麗
>じゃない私ではいつか嫌われてしまうのではないかと思ってしまいます。
男性も女性と同じ。好きな人が出来るとその人以外には目に入らないはず。。。
だけどテストをし続けたり、私なんか・・・ということを伝えたり、
「他に好きな人がいるんでしょ?」
などいい続けることで、彼は本当に他の女性のところへ行ってしまいます。
そうすると、私たち女性は、
「やっぱり・・・」と自分でしかけたワナに自分が落ちていく状況になってしまいま
す。

>「いつも、お疲れ様。体に気をつけてくださいね」以外に何を言っていいのかわ
>かりません。
だけどこれを伝えることはいいことですよ。彼はとても嬉しいはず。

> 彼の負担にならないようにするには、一体どうすればいいのでしょう?
負担にならないようにするには・・・。
まず都子さん自身が彼といて楽しむことだと私は思います。
今はどう? 楽しんでるのではなく、苦しんでいませんか?
そんな姿を彼が見続けると、
「俺と付き合うことが、都子にはそんなに苦しいのか? そんなに別れたいと
感じるほど俺はひどいことをしているのか?」
という気持ちがどんどん強まってしまいます。
あなたが彼を好きでいることが幸せだとか、嬉しいとかを伝えることで今の彼と
付き合うことを楽しむと、彼は
「俺と付き合うことは、都子はそんなの楽しいのか? 俺は彼女を喜ばせる
ことが出来ているんだ。彼女の役に立っている。ならばもっと喜ばせてあげた
い!」
そう思って、都さんを愛することを彼も楽しめます。
今は彼も苦しんでますよ。

恋愛で苦しい状態になると、女性は、
「どうして私ばかり・・・!!」
という気持ちを強くする方も多いです。だけどそれは私も強く思っていました。
だけど男性のこころを学び、自分の男性嫌いがなくなるとそれは誤解だと
知ったんです。男性も同じ。
「なんで俺が・・・!」と思ってしまうもの。

都子さん。
「あなたに愛されていると感じると私はとても幸せになる。
とても嬉しくて、どきどきして会いたいという気持ちがますます強くなります。
だけど、距離が遠くて時には寂しくて寂しくてほったらかされているような気持ち
になってしまうのも事実なの。だけどそれはあなたがとてもまぶしくて、自分が
ちっぽけに感じるからなの。だけど私はあなたをこれからも愛したいと思っているの
も事実なんです。だから時には声をあなたから聞かせて。」
こんなメールでもOKですよ。自分の気持ちもちゃんと出す。だけど彼への
思いもきちんと伝える。そして彼に愛されている実感をつかんでください。
彼はあなたを遊び相手として選んでるとは私は思いません。
だからあなたから別れ話をする必要なんてないんですよ。

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About Author

アルコール依存症の父からの虐待経験、学生時代のいじめから、恋愛依存、不倫や風俗を経て、自分を抑え付けるような結婚生活後、8年で離婚。その後自分に向き合い、今は穏やかに生きる。 過去のあらゆる経験をもとにして、恋愛関係、家族関係を得意とし、お客様と共に成長するスタイルを取る。