彼との関係の中で自信がもてない

相談者名
nene
こんにちは。いつもとてもこのサイトや先生方の言葉ひとつひとつに励まされ、元気をもらっています。
私には今たくさん大切なものがあります。先日、生涯の夢だった仕事につくことができ、毎日が充実しています。
でもただひとつ悩み?なのが、大好きな彼に対してのことです。
彼はいわゆる体育会系で、スポーツが大好きな人。
反面、私はひどい運動音痴で、スポーツはまっったくダメ・・・
観るのは好きなんですけど、体が動かないんです。
彼がいわゆる「男らしい」タイプなら、私はその逆、という感じです。
「俺はシャイだから」
「俺にとって何より大切なのはサッカーだ」
「縛りは嫌い」
これが彼の口癖です。サッカー優先で私との約束がキャンセルになることもしばしばです。
何かに一途になる気持ちは自分にもよくわかるし、そこは私が彼を好きな理由のひとつですが、それだけ何かを大事にできる人が、好きだという女の子にあまりあわなくても平気なのがわからないのです。
「本当に彼は私が好きなのかな」
「私じゃふさわしくないのではないか」
「彼の好きな女優さんみたいな感じのタイプの子がいたら、あるいはサッカーの得意な女の子がいたら、そっちへいってしまうのではないか」
彼と付き合いはじめてから私が思う内容の常連です。
今まで自分から男性を好きになったことはなく、付き合ったのも彼がはじめてです。私の未熟さもあると思うのですが、つい「好き」という表現を使いすぎてしまったりします。
私以外に他に女性がいるわけではないのはわかっています。
魅力的な自分になるための努力ができるのも、彼との付き合いのいいところだな、とも思います。
何より、世界で一番好きと思える人に求められていることは贅沢だとも感じます。彼と結婚して、赤ちゃんを産んで、という未来もステキだなぁ~なんて私は思うんですけど、
それは執着や依存なのかなぁ、彼の嫌う縛りなのかなぁ、なんて思うんです。
重さばかりを彼に与えたくはないし、かといって、都合のいい女には
なりたくない・・・・自分の気持ちにまっすぐに向き合いたい。
自分のことも、大切にしたい。
私はどういう姿勢で、彼と過ごしていけば良いのでしょうか・・・・・。

何だか思うがままに書いてしまいましたが、よかったらアドバイスをお願いします。

カウンセラー
大谷常緑
neneさんこんにちは。
ご相談を担当させていただく大谷です。
よろしくお願いします。
いつもカウンセリングサービスのホームページをご覧いただきありがとうございます。
このホームページから元気を差し上げることができているとのこと、とっても嬉しいです。

neneさんが生涯の夢として考えられていた仕事に就かれたとのこと、よかったですね。夢が叶うって、素晴らしいことですね。毎日が充実しているとのこと、neneさんの笑顔が目に浮かびます。

さて、問題は彼のことですね。
neneさんから見れば、彼のneneさんに対する態度が分からない度合いだけ、自分が駄目と感じている部分、できていないと感じている部分に着目してしまって、何か不安になりますね。感情が波打って、ちょっと辛い気持ちになりますね。

先ず、彼のとっている行動についてですが、彼は、neneさんが自分から離れないだろうと安心している行動だと理解してください。噛み砕いて言えば、彼はneneさんを信頼しているし、neneさんとの関係では、自分にも自信がある状態ですね。
彼はneneさんの事が大好きですから、心配なさらないでください。

彼は、「男らしいタイプ」との事ですね。
彼が言っている言葉の数々
「俺はシャイだから」
「俺にとって何より大切なのはサッカーだ」
「縛りは嫌い」
は、正に男性が典型的に口にする言葉です。

neneさんは、男も女も同じ人間だから心の動きやそこからくる行動は同じだと思っておられるかも知れませんが、実は、男と女はお互いに異星人を思わせるほど心の動き方、感じ方、行動が違うんですね。
男は、小さい頃から感情を殺して生きるように育てられます。例えば、「男は泣くな」というのもその一つですね。感情を感じたり、感情をストレートに出したりすることにとても抵抗があるんです。
彼の中にあるのは、そんな環境で育んできた熱い男性像です。男はこうしなければならない、とか、こうあるべきだ、とかいう観念をお持ちのようですね。そして更に、彼は彼自身が言っているように、とても恥ずかしがり屋のようですね。
自分の感情をストレートには口に出来ないし、行動できないということを「俺はシャイだから」の中に込めて表現しています。

さて、でも、この状態では、neneさんは、辛いですね。
彼は自分の生き方が男らしい生き方だと思っているので、neneさんの気持ちが見えない感じですね。
そうすると、ここで必要なのは、neneさんが、自分がこうして欲しいという事を彼とコミュニケーションすることです。言わないと、自分の考えや意志は伝わりません。
このコミュニケーションをとる中で一番大切なのは、その表現方法です。
「こんなこと言ったら彼に嫌われるんじゃないか、重たいんじゃないか」と思って言ったり、行動したりすると、neneさんの中に「怖れ」がありますから、怒るような行動や口調になったりしてしまいます。
neneさんは、彼から愛されていますから、何も心配することなしに、自信を持って、彼に「こうして欲しい」ということを、感情的な理由を付けて話してみてください。
例えば「私、サッカーも大切だと思うけど、そのために私と会う約束が駄目になるのは寂しいの。何か愛されてない感じがする」などです。
彼は、今の自分の方法が男らしい方法だと思っていますし、彼の中にある恥ずかしさもあります。彼は自分のやり方を変えるのはとても怖いし、恥ずかしいので、抵抗があると思いますが、そこはneneさんの優しさや大きさで彼を包んであげて、彼の立場も尊重しつつ、自分の気持ちを込めて話してみてください。
きっと、彼にも伝わると思います。

『何より、世界で一番好きと思える人に求められていることは贅沢だとも感じます。彼と結婚して、赤ちゃんを産んで、という未来もステキだなぁ~なんて私は思うんですけど、
それは執着や依存なのかなぁ、彼の嫌う縛りなのかなぁ、なんて思うんです。』
とのことですが、先ず、贅沢ではなくて、自然なことなんですね。
そして、これは執着でも、縛りでもありません。
neneさんが望まれている本当の気持ちですよね。
この気持ちは彼に感謝を持って大切にされたらいいなぁ、と思います。

彼に愛されている、そして彼を愛しているneneさんは素晴らしい女性だと思います。
ご自分を信頼し、彼を信頼し、自信を持って彼と接してみてください。
きっとよりよい関係を築いていけることと思います。
アドバイスがお役に立てれば幸いです。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦間の問題、家族関係、対人関係、自己変革、ビジネスや転職、お金に関する問題などあらゆるジャンルを得意とする。 どんなご相談にも全力投球で臨み、理論的側面と感覚的側面を駆使し、また豊富な社会経験をベースとして分かりやすく優しい語り口で問題解決へと導く。日本心理学会認定心理士。