うまく言えませんが

相談者名
からす
小学校低学年の頃からよく現実のこの世界から離れてしまう感覚になります。
全く現実感がなくなり、自分に関することが全部他人事のようです。
ぼーっとして生きている感じが全くしなくなります。
感情が鈍くなり、悲しい辛い嬉しい楽しい何も分かりません。
痛みも痛いのは分かりますがこの状態のときは自分の痛みではない感じです。
世界からスーッと自分だけが浮き出てしまったようです。
小さい頃からの症状で、昔は嫌なことがあったときによくなっていて、何も感じなくなりラッキーくらいに思ってましたが、21歳になった今では一日に何度も起きます。
友達と楽しく話しているとき一人のとき授業中関係なくふっといつも起きます。
一回数十分くらいですが、今自分がここで生きている感覚がなくなり、生きている自分がむしろ不思議だとどこかで思っています。
最近では、世界から離れて行く、自分が自分でないようだとどこかで考えるその思いすら誰か他人がそう考えているだけのような気がします。
私自身は考えることすら出来なくなっていくみたいです。
どんどん自分が消えていきそうです。自分が誰か分かりません。
ただの無になっていきます。これって何ですか?
皆さんもなるものですか?どうにかした方がいいですか?
どうすればいいでしょう?
カウンセラー
なかつまともみ
はじめまして、からすさん。
今回担当させていただきます、なかつまともみと申します。
どうぞよろしくお願いいたしますね。

現実感がなくなり、
すべての事が他人ごとの様に思える感覚は
私も昔、よくなっておりました。
からすさんが感じていらっしゃるとおり、
喜怒哀楽が鈍くなるので、
あまりにひどくなってくると
「自分は一体なんの為に生まれてきたのだろう」とか
「もう、この世界に用はないと思うのだけれど」と
かなり厭世的になってしまいます。

厭世的になってしまうと、世の中が嫌なものですから、
早くこの状態を終わらせようと、自分に無茶をします。
破滅的な恋をしたり、ハードワークをしたり、
暴飲暴食を繰り返したりなどなど。
これではせっかく肉体を持ってこの世に生まれてきたのに
勿体無くないですか?
どうせなら、楽しいことも悲しいことも
しっかり存分に味わいたいと思いませんか?

では、何故こうなってしまうのか?ですが、
やはり、からすさんが体験したように
現実世界で辛いことがあった時など、
その時のからすさんの心では
情報(感情・感覚)が処理しきれなかった時に
「意識が一時避難する」という形で現れるようです。
(※みんながみんな、同じような感じには現れないようです。)
幼い時に辛いことがあると、特に顕著なようです。

さて、「一時避難」で済めば良いのですが、
感情・感覚というものは不思議なもので、
処理をしていないと、心の奥底に溜まっていくようなのです。
そして大人になって処理できる準備ができると
当時のことを感情を伴って思い出したり、感覚が蘇ったりして
開放されるようです。

ただ、やはり「一時避難」をしてきているという事は
その感情・感覚に慣れていないと言う事。
「三つ子の魂百まで」の言葉通り、
感情・感覚を処理する準備ができているにもかかわらず、
うっかりいつもの癖で「一時避難」をしてしまうこともあるようです。

ちなみに感情・感覚には善悪がありませんから、
昔は嫌な感情からだけ避難していたはずなのですが、
良さそうな感情(例えば「嬉しい」など)でも
心が「何かでっかいのが来た!!」と思ってしまったら
「一時避難」の処置を取ってしまうのです。

私個人の意見としては、からすさんに
もっとこの世界の楽しさや美しさを知って貰いたいので、
「一時避難」の頻度を少なくしていって欲しいと思います。

そのためのエクササイズとして、オススメするのは、
日常のどんな些細な事でも構いません。
感情や感覚を口に出して云ってみてください。
美味しい物を食べたら「美味しい」。
楽しい話を聞いたら「楽しい」。
転んで怪我をしたら「痛い」。
クーラーがキツすぎるようなら「寒い」などなど。
そして、朝顔を洗った時や、夜に歯を磨いた時など
鏡に映る自分の姿を見て
「私はここにいる」といってください。

少しずつで構いません。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。

そして自分の心の中で動くものを観察し、
カウンセラーにお話してみてください。
「何も動かなかった」という報告でも構いません。
お電話お待ちしておりますよ。

ちなみに、この浮遊する感覚は
からすさんが現実世界を存分に味わえるようになった後
非常に役に立ちますので、心配はしないでくださいね☆

少しでもからすさんが世界の美しさを楽しめるよう
心からお祈りいたしております。
最後までお読み下さり、ありがとうございます。

この記事を書いたカウンセラー

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