主人や親の病気、子供の受験と心配事ばかり

 

相談者名
みなこ
はじめまして。私は40才、主婦です。
ここ2年のうちに、いろいろなことがあって悩んでいます。おととしの暮れに主人の肺がんが発見され、去年の2月に手術をしました。
現在は、職場に復帰していますが、病気が病気だけに再発の心配をしています。
心配しながらも、もうすぐ1年になるんだなぁと思ってた矢先に、今度は父親が
肺がんであることがわかりました。父親の場合、もう手術はできないこと、
放射線、抗がん剤で治療しても2、3年の余命であるとのこと。
心臓に持病があり、抗がん剤などの副作用が出やすいとのことで、兄弟でこの間
相談して、病名の告知はしない、治療も対処療法にするってことになったのですが
この結論でいいのかっていう迷いがあります。

主人の再発の心配、親の治療法の問題、あと子供の受験と心配事ばかりで、笑うこ
とができなくなりました。どういうふうに、自分の気持ちを持っていったらいいの
でしょうか。よろしくお願いします。

カウンセラー
根本裕幸(退会)
みなこさん、こんばんわ。根本です。
ご相談ありがとうございました。ご主人のこと、お父さんのこと、お子さんのこと、立て続けにとても苦しい気持ちがたくさんあるのではないでしょうか?
大切な人を失う恐れや嫌悪感は本当に何よりも強いものだと思うんです。
また、子供の将来のことも親ならばこそ、本当に思い悩むものだと思います。

みなこさん自身、とても頑張って毎日を気丈に過ごされていると思うんですね。

今、どんな気持ちで毎日を過ごされていますか?
お父さんのことを思うとどんな感情が沸いてくるでしょう?
ご主人のこと、お子さんのこともそれぞれどのような気持ちになるでしょう?

僕がみなこさんにお勧めしたいのは、自分の心のスペースをどのように作ってあげるかを一緒に考えていきましょう、ということです。
元気なときって、問題がやってきても前向きに振舞えます。
でも、心に余裕がないと僕達は誰でも途方にくれてしまい、元気を失います。
そんなときに自分を叱咤激励して頑張らせようとするのですが、それはガス欠の車のアクセルを踏み続けるようなもので、後々自分自身が参ってしまいます。

そんな心のスペースを作るためには、自分自身のためだけの時間を作ることが大切です。
週に1時間だけでもいいんです。
一日に10分だけでもいいんです。
そこでは自分のために、自分の心のために過ごす時間にしてみるんですね。

それは、みなこさんが本当に楽しいこと、好きなことをする時間でもいいですし、そんな苦しい気持ちをただ誰かに話す時間でも構いません。
(みなこさんのような状況でしたら、後者の方がよりお勧めです)

気持ちをただ聞いてもらうだけで、心にスペースが出来ます。
なぜかというと、心のスペースを圧迫しているのは、そんなネガティブな感情だからなんですね。
みなこさんと同世代のカウンセラーもおりますし、父親をガンで失ったり、夫の病気に苦しんだり、まさに息子の受験問題に取り組んでいるカウンセラーもいます。
そうして気持ちを共有したりするだけで、本当に心が晴れるんじゃないかな?って思うんです。
言い換えれば、一人で苦しまないで下さいね、ということです。

無料のもので結構ですから、一度自分のための1時間を作ってみてください。
そして、心が少しでも洗われて、一人じゃないってことを実感しながら、お父さんのこと、ご主人のこと、お子さんのこと、前向きに取り組んでいける自分になっていきましょう。
もし、お父さんがこの先長くないとしても、お父さん自身が素敵な気持ちで羽ばたけるようにね。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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