心の解放

 

相談者名
父、母、兄、祖父母(父方)の6人家族で育った30歳主婦です。
去年父が他界。
それは父自身がつくった膨大な借金が発覚した半年後でした。
あるゆる人にウソを繰り返し何十年も祖父がお金を尻拭いしていたとのこと。
何も知らなかった?母は借金返済の為家を売却するはめになった時点で父とは離婚しました。
現在は母と兄が別の家で一緒に生活しています。
そんな家族の中で育った私は“家族”に対して目に見えない違和感、不安感・・・などを感じながら生きてきたように思います。
妹の私からみて兄に対しては少し人とは違う何かを感じていました。
発達障害。
この言葉が一番近いのかもしれません。
『Mちゃんのお兄ちゃんなんか変!』と友人に言われた事もありました。
そのことを認め何かしら、悩んでいたのは父。
それを認めずに、普通の子として育ってほしいと考えていたのは母。
私はそのように感じていました。
今父が亡くなって、兄は父と同じようにウソをつきお金の管理が全くできない状態です。
そのことについて悩む母が唯一愚痴を言えるのは嫁に出た私。
『あの子(兄)はお父さんと似ていて憎い』『昔から私になつかず、おじいちゃんになついていた』『これも全部お父さんのせい』
娘の私としてはできれば聞きたくないもない言葉、母の辛い気持ちをくんで聞いていました。
でも私も限界がきてしまいました。
プライドの高い母は被害者意識が邪魔をして前に進もうとしないからです。
『全部父、祖父のせい』『私(母)はなにも間違っていない』
娘の私からすると母が【臭いものにはフタをしておこう】と父のこと兄のことに向き合わなかった結果、現状に現れているようなきがしてならないのです。
と、私自身も母を責める気持ちがあるのです。母から兄の対応を変えていってみては?と思い先日母をカウンセリングに連れて行きました。
後日『行ってもムダ、あの子(兄)の性格はなおらへん、なぜ私が(母)カウンセリングにいかなあかんの!』といった状態。
これから通ってくれるかどうかも心配です。
父が他界し今までとは違う、もっと心の安らぎを感じれる家族になりたいと願っていた私も、母親に対してきつくあたってしまう。
そんな自分がいるのです。
今の私ができることは一体何なのかわからなくなってしまいました。
つたない文章で申し訳ありません。
読んで頂きありがとうございます。
カウンセラー
原裕輝
こんにちは、mさん。
ご相談ありがとうございます。
原といいます。どうぞよろしくお願いします。ご家族との関係でご苦労されてきたんですね。
辛い思い、しんどい思い、憤りなどもいっぱいあったかと思います。

今までの経緯で、心の疲労がずいぶんと溜まられているんじゃないかなと思いました。

娘の立場としては、お母さまの辛い気持ちはわかるとしても、父親や、祖父、お兄様の愚
痴を聞き続けるのは、しんどいですよね。
お母さんに対して出てくる怒りも、私なりですが分かります。

そんな、しんどい思いをしながらも、お母さまの辛い気持ちを汲んで愚痴を聞かれたのは、
すごいなと思います。優しい心の持ち主なんだと思います。今まで頑張られましたね。
お母さまも、それでずいぶん救われたのではないかなと思います。

mさんのご相談を読んで、家族を助けたいと思われてるんじゃないかと思いました。
それだけに、頑張ってこられたんでしょうし、頑張り続けて疲れているんじゃないかなと
思います。

心が疲れてしまいますと、優しくしたくてもイライラしてしまいますし、きつくなったし
まうんですね。それだけ疲れてるんじゃないかと思います。

お母さまは『行ってもムダ、あの子(兄)の性格はなおらへん、なぜ私が(母)カウンセ
リングにいかなあかんの!』と言われるくらいですから、自分は悪くない、悪いのは私以
外の誰かという認識があるようですね。その裏には、自分にも反省すべきところがあった
ということを突きつけられるのが痛すぎて受け止められないというのがあるのかもしれま
せん。

お母さまには、お母さまを認めてあげながら、受け止めてあげながら、なだめてあげなが
ら、自分から変わっていきましょうと言ってくれるサポーターがいるのかもしれません。
忍耐と寛容さがいることだと思います。

もし、mさんがお母さまのサポーターとしてお母さまを助けてあげるとしたら、mさん自
身の心のケアーからしていかれてはいかがでしょうか?

mさん自身、長年お母さまや、ご家族のことを支えてこられて、心の疲労が溜まっている
んじゃないかと思います。
書いてくださった経緯や、状況を読ませていただいて、かなりしんどいんじゃないかなと
思います。

心に疲労が溜まっていますと、どんなに忍耐強い人でも、寛容な人でも、イライラしやす
かったり、きつくあたりやすくなってしまったりがあると思います。
まずは心に溜まった疲れを抜いていく時間をとってみてもいいと思うんですね。

そして、心の疲れが和らいできてから、ご自身をバージョンアップすることをテーマにさ
れてみてはいかがでしょうか?

お母さまを認めてあげながら、受け止めてあげながら、なだめてあげながら、自分から変
わっていきましょうと言ってあげられるくらいにのご自身にバージョンアップすることを
目指してみるんですね。

バージョンアップできますと、接することが楽になっていき、mさん自身のストレスが溜
まりにくなり、心の安らぎを感じられる家族を作っていくことにチャレンジし続けやすく
なるんじゃないかと思いますので。
許しが、バージョンアップの鍵になってくるのではないかと思います。

でも、まずはご自身のケアーが大切!
いっぱい頑張ってこられましたと思います。まずはご自身の心を緩めてあげてくださいね。

mさんが楽になるよう、mさんの欲しい家族が得られるよう祈っていますね。

ご相談ありがとうございました。
失礼します。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。