男性苦手で結婚したけど辛い。。

相談者名
かおるこ
関東から沖縄に嫁いで1年半弱の35歳子なし主婦です。私にとって、結婚したこと自体奇跡ですが、喧嘩が絶えず、先日主人から離婚届を突きつけられました。まだ話し合い中ですが、どうしたものかと思ってます。
結婚が奇跡というのは、私はどうしても男性が嫌いなのです。亡父は尊敬できる人ですが、非常に怖い人でした。殴られたりは殆どしてませんが、大声で怒鳴られただけでも恐怖でした。そのせいか男性に敵意を持ち、女の弱さを憎み、結婚しても、こういう意識を持ったままです。セックスなぞやはり好きになれずむしろ苦痛でした。最近はもう半年以上拒否してます。
離婚届はショックでしたが、諦めもあります。ただ、何かが寂しいと思ってしまいます。私は長女で、丸ごと両親に頼ったとか、甘えたという記憶が余りありません。母が父から怒鳴られて黙って耐えていた姿を良く見ていたので、私がシッカリしなくてはという意識でいました。小学6年生の時、スカートをはいていたのに息子に間違えられたほどでした。
本当は頼りたいし甘えたいのですが、同じ年の主人は優しいのですが、酔ったり怒ったりすると切れます。それが子供っぽく見えてしまい、余り頼りたいと思えません。自分がシッカリしないと、という感覚に慣れているから自然とそうしてしまうのかもしれませんが、そういう気持ちが、主人から見ると時には可愛げがないと思われるのかもしれません。あと地元から離れた孤独感が非常に辛く、それでよく喧嘩してます。孤独感が強いのにどう頼っていいか分からない、という感じです。
離婚は寂しいけど、地元に帰れる安心感や嬉しさがあります。ただ仕事もなく年齢も年齢なので、これからの人生設計をどうしていいのか非常に不安です。主人は15年以上の友人と言うこともありますが、付き合った期間はほぼなく、非常に急な結婚でしたから、もっと気持ちが自然になれて頼れる人をシッカリ探してみたいな、と思う気持ちもあります。。
スッパリ離婚して新たな人生を生きた方がいいのか、1年弱なのでもう少し結婚を頑張ってみた方がいいのか、よく分かりません。。
お読みいただき有難うございます。どうぞ宜しくお願いいたします。
カウンセラー
吉村ひろえ
かおるこさん、はじめまして。
担当させていただく、吉村ひろえです。
どうぞよろしくお願いします。

かおるこさんは、関東から沖縄へと嫁がれたのですね。
元々、男性嫌いであるのに遠方へ嫁がれるのは寂しさや不安も大きかったのではないでしょうか。1年半弱もの間、絶えず喧嘩ばかりだと辛かったですよね。
よく耐えてこられたと思います。

さて、かおるこさんの男性嫌いは、かおるこさんが書いてくださっているようにお父様に起因しているようですね。
子供にとって、大の大人が、しかも父親が大声で怒鳴ったりするととても恐怖を感じますよね。
そのようなことが日常的に起こると、敵意を抱き自身の弱さを憎むようになってとしても不思議ではありません。
お父様から怒鳴られて黙って耐えているお母様を 「守らなければ」 と思われていたのかもしれませんね。

頼ったり甘えたい気持ちを抑えて抑えて、弱い自分を嫌って嫌って、グッと胸の奥底に閉じ込めてしまわれた感じでしょうか。
そして、ご両親には頼ったり甘えたりは出来ないので「私がシッカリしなくては」と踏ん張ってこられたのですね。
子供の頃から今までよくがんばって来られたと思います。
そんなご自身を認めてくださいね。

では、そんなかおるこさんの男性嫌いの要因となったお父様の心はどのようなものだったのでしょう。
少し想像してみていただきたいのですが、お父様をお父様ではなく、いち個の人間としてみたときに、お父様はなぜ”怒鳴らなければならない人”だったのでしょう?
別に、普通に話せばいいのに怒鳴る、ということは、『怒鳴らなければ自分の言う事など誰も聞いてくれない』 と思ってらしたのかもしれません。
『怒鳴らなければ誰も認めてくれない』『俺もいつも怒鳴られてきたのだ』 そんな思いを持ってらしたのかもしれません。
心理学では 【攻撃は助けを求める声】 という考え方をします。
あの、尊敬はできるけどとても怖く、よくお母様をを怒鳴りつけていたお父様は実は、誰にも認めてもらっていないと感じていたり、心に余裕が無かったのかもしれないし、怒鳴らなければいけないほどご自身に自信がなかったのかもしれません。
怒鳴っているとき、人は決して幸せではありません。
とても不器用なお父様は ”怒鳴る” という方法で助けを求めていたのかもしれませんね。

> 離婚届はショックでしたが、諦めもあります。ただ、何かが寂しいと思ってしまいます 。

かおるこさんがご主人と結婚して欲しかったものは何でしょう?
諦めなければいけないほど、欲しかったものです。

> 主人は15年以上の友人と言うこともありますが、付き合った期間はほぼなく、非常に急な結婚でしたから、 もっと気持ちが自然になれて頼れる人をシッカリ探してみたいな、と思う気持ちもあります。。

ご主人とは15年以上もお友達でいらしたのですね。
急な結婚といっても、ご主人の人となりはよくご存知だったのではないかと思います。
結婚したこと自体が奇跡、というほどのかおるこさんが 「この人だったら」 と思えたのがご主人だったのではないかと思うのです。
自然な気持ちで頼れる人を探してみたい気持ちも解りますが、そういう人と出会ったとしても、かおるこさんが頼ったり甘えたりすることをご自身に許していなければ、相手を”頼れない人・甘えれない人”と感じてしまいます。

> スッパリ離婚して新たな人生を生きた方がいいのか、1年弱なのでもう少し結婚を頑張ってみた方がいいのか、よく分かりません。。

今の状況は、かおるこさんが男性に、パートナーに ”頼る・甘える” ことを許すチャンスです。
これまでの頼れない・甘えれない、どう頼って甘えていいのかわからないご自身と向き合い、ご両親に甘えたかったご自身を受け入れてください。

ご主人が待ってくれるならば、この”頼る・甘える”にチャレンジしてみられてはどうでしょう。
かおるこさんが子供のように無邪気に頼ったり甘えたりするようになると、ご主人の子供っぽさが無くなって来る、若しくは可愛らしく見えてきます。
やれるだけのことはやってみて、それでもお二人がパートナーとしては無理だと感じられてからの離婚でも遅くはないと私は思うのですが。

> 本当は頼りたいし甘えたいのですが 、

かおるこさんの本当の気持ちを素直に表現することが出来ると、人生がとても楽に簡単に前に進み始めます。

おひとりでがんばろうとせず、ぜひ私たちを頼ってみてください。
喜んでお手伝いさせていただきます。

ご相談ありがとうございました。

 

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦、浮気、離婚などのパートナーシップから対人関係、子育て、また、死や自己受容のテーマなど幅広いジャンルを得意とする。 女性的で包容力があり、安心して頼れる姉貴的な存在。クライアントからは「話しをすると元気になる」「いつも安心させてくれる」などの絶大なる支持を得ている。