無視をする夫とコミュニケーションをとりたい

相談者名
ぴこ
こんにちは。ぴこと申します。20代後半、結婚4年目で子供はいません。夫婦関係で絶望的な気持ちになってしまい、相談にのっていただけるととても嬉しいです。

夫とは付き合って一年目で結婚しました。夫は年齢が5歳ほど上ですが、子供が欲しいので結婚したい目標年齢というのがあり、結婚を焦っていたそうです。これは結婚してから知りました。本人いわく、私がこんな人(不潔でだらしなく、自己主張が強く、物事の実行力がなく、子供を特別欲しがらず、太っている)だとは思わなかったといい、結婚をとても悔やんでいるようです。主人はもちろん、私もそう思われるのは苦しい上に主人に対して不満もあるのでお互い何度か離婚を考えましたが、お互い大体内面をさらけ出すうちに最初の頃とは違う感じで仲良くなることができ、今にいたります。

しかし先週、休日に予定が入り2日続けて外出をして家に帰ると、主人が口をきかなくなって自宅のパソコンにたくさん離婚についての記事を見たあとがありました。それ以来無視が続いています。

激しく怒ると口をきかなくなるのですが、このような時は話しかけても反応がほとんどなく、できることをしてあげてちょっと待ってみよう、と思っているのですが、連日無視をされているとなんだか話しかけている自分がバカバカしくなってきました。怒っている理由くらいは分かってあげたいのですが恥ずかしいことに良く分かりません。

主人は姉がいる2人姉弟で、義理の母はとてもマメで主人に過干渉すぎるくらいお世話をし指示をし言うことをきかせていました(姉もとても良く似ています。二人とも優しくて良い方ですが自分が強くて人に指示をするタイプです)。私は4人姉妹の長女で基本的には人のことは放っておく(逆に自分のことは自分でして欲しい、お世話はあまりしたくない)タイプで、合わないところがあるのかもしれませんが(しかも体型が好みではないとしつこく言われるので何か根本的にダメなのかもしれませんが)、コミュニケーションのとれない状況を打破していきたいと考えています。離婚については、もしお互い不幸に感じてしまうなら最終的にはそうなっても構わないと思うのですが、それまでに打てる手段は大体試し、やり尽くしたいと思っています。何かうまくやっていくヒントやアドバイスをいただけましたら幸いです。

カウンセラー
松尾たか
ぴこさん、ご相談ありがとうございます。
今回、ぴこさんのご相談を担当させていただく松尾たかです。 どうぞよろしくお願いいたします。

ご主人に話しかけても口を聞いてくれない、無視される毎日が続き、夫婦関係に絶望的な気持ちを感じていらっしゃるのですね。 とても辛いことだと思います。
でも、ご主人の気持ちを理解し、ご主人とコミュニケーションをとりたいと願うぴこさんは、とても大きな愛の持ち主です。
少しでもヒントや気づきになるよう書かせていただきますね。

ぴこさんは、ご主人のことが好きで結婚なさったと思うのですが、今はどうですか?

>本人いわく、私がこんな人(不潔でだらしなく、自己主張が強く、物事の実行力がなく、子供を特別欲しがらず、太っている)だとは思わなかったといい、結婚をとても悔やんでいるようです。

結婚当初からご主人はぴこさんのことを否定するような言葉を投げかけていたようですが、ぴこさんはその言葉にとても傷ついているのではないですか?
ご主人が自分との結婚を悔やんでいるように感じているのは、とても悲しいことですよね。
ぴこさんは、ご主人のことが好きで結婚なさったのでしょうから、そう思ってしまったのは本当に寂しく辛いことだったと思います。

そして、ご自分のことを、「やっぱり私はだらしない人」とか「自己主張が強いんだ」、「物事の実行力がない」、「子供を特別欲しがらない」、「太っている」と思い込み、そんな私が悪いんだ、だから上手くいかないんだという気持ちを心の奥で感じしまったように思います。

>連日無視をされているとなんだか話しかけている自分がバカバカしくなってきました。

話しかけて言葉が返ってこないのは、寂しく辛いものです。
私たちは、自分が相手に何かをしているのに何もかえってこない時、「なんで私ばっかり。どうして私からしなきゃいけないの。 あなたがそうなら、じゃあ私も、もう何もしてあげないから!」という気分になりがちです。
本当は相手に近づき、仲良くしたいのに、欲しいものが得られないと思い、傷つき、悲しみとなり、もうこれ以上傷つかないためにやらないこと選択をしてしまうんです。

ぴこさんは、4人姉妹の長女で、人のことはほっておくタイプとのことですが、それももしかすると、私は誰にも何もお世話してもらえなかったという経験があり、だから自分のことは自分でするようになったのかもしれません。 そして、何もしてもらえないなら、私もしないから、みんな自分のことは自分でやってね、と思うようになったのかもしれませんね。

それでも、ぴこさんはご主人にいろいろと声をかけ、お世話をしようとして頑張ってこられたんだと思うのです。でも、ご自身の中に「私ではダメなんだ」という思いがあるため、文面からはご主人との関係についてどこか諦めているような印象を受けます。
ご主人と仲良く暮らしていきたいと思っていらっしゃるのに、「どうせ私には無理。私は主人が望むような女性になれないし・・」という気持ちがあり、それは、近づいて拒絶されて傷つくのなら、最初からやらないでおこう、という諦めかもしれません。

私たちは、相手ともっと仲良くしたい、近づきたいと思う気持ちがあるほど、傷つくことを怖れて、近づけなくなることがあります。
それは、このままの自分では愛されない、と思っているからなんです。

本当は、ご主人に近づきたいのに「こんな私を好きになってはくれない。このままの私は愛されないんだ」というような感覚がどこかにあったりしませんか。

ぴこさんは、今、自分にやれることは全部やってみようと思っていらっしゃいます。
それくらい、ご主人との関係を良いものにしたいという強い意欲があるのだと感じます。
私からの提案は、ぴこさんがぴこさん自身にOKを出し、そのままの自分をもっと愛してあげてほしい、というものです。 そして、自分自身がまず幸せだと感じていただければと思います。
たとえば、「太っているのもかわいいよ。」(本当にぴこさんが太っているのかはわかりませんが・・)とか、「自己主張は意見があるってことよね」、という感じです。
ネガティブな面も、一旦自分で受け入れてOKを出すと、変える必要があるところは、それにトライしていこうかという気持ちも持ちやすくなります。

そして、自分にOKが出せていれば、相手の状態や・状況を冷静に受け止めることができるでしょうし、相手からの反応や言葉に一喜一憂することは減ります。
そうすると、今は変わらない(変えたくない)私と思っている部分も、もっと成長するために、お互いのためにやってみようかな、という思いもさらに湧いてくるのではないでしょうか。

ぴこさんが、ご主人と本当のコミュニケーションをとることができ、これからの二人の幸せを育んでいけることを願っています。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。