解答よろしくお願いします

 

相談者名
ハチ
文字数制限があるので、挨拶もそこそこに相談させていただきます。
私は社会人4年目のSEですが、昨年ようやく後輩が出来ました。ある時、仕事が大変忙しくなり、平日は朝から終電まで働き、休日もほぼ無という期間が3ヶ月ほど続きました。
更に、自社ではなく、他現場での作業で、私も、1年目に急に他の現場に出された事があった為、その後輩をフォローしてあげたいという気持ちがあり、たくさんフォローしたつもりです。
更には上京1年目、21歳の女性、更には、彼女の話を聞いてると、数年前の自分に似たような性格をしていたのもあり、「フォローしなきゃ」→「好き」に気持ちが変わりました。
2度ほど会社の人と飲みに行ったり、1度だけ2人で遊びに行った事もあります。
おそらく、周りから見れば、私が彼女を好きだという事は一目瞭然だったと思います。ある時、彼女が会社を休んで、連絡が取れない日があったので、私が大丈夫かどうかのメールを出したところ「精神的にも辛い事があって連絡できませんでした」という返事が来ました。その時は、前述でも言ったとおり数年前の自分に似てるので、連絡しなかった事に対する取り繕い打と思っていました。
忙しい時期も終わり、自社に戻れる事が決まった数日後、昼休みに「私、過食症かもしれません。」と言われました。私は、過食症に関して「大量に食べて最後に吐く」という知識程度しかなく、彼女はとても少食だったので勘違いだろうと思いあまり真剣には考えませんでした。
自社に戻る日に唐突に私は残る事になり、その後、1週間後から彼女は会社に来なくなり、そのまま辞めてしまいました。
彼女が好きな事もあり、会社に来なくなった3~4日目に大丈夫かどうかのメール(この時は返さなくてもいいよと付け加えました)を出しました。その後、会社の人と会う機会があり、よくよく聞くと、自分で「うつ病」と言って会社を辞めたそうです。
今思えば、思い当たる節は多々あります。完全に辞めたと聞いてから一度だけ今度は、出来れば返事がほしいという一文を添えて色々と感謝の言葉などを連ねてメールを送りましたが一向に返ってくる気配はありません。
別れてから2ヶ月半経ちますが、1日も彼女の事が頭から離れた事はなく、ずっと気持ちが重いままです。多分、返信が来れば少しは良くなると思うのですが、どうしたらよいでしょうか?
カウンセラー
赤松わこ
ハチさん初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、赤松わこと申します。
どうぞよろしくお願いします。SEのお仕事をされているんですね、SEさんからは、何度かご相談を
頂いたことがあって、「信じられない程のハードワークです!」と、
伺っていたのですが・・・噂にたがわぬハードワークですねぇ^^;
期限を決められるお仕事と言うのは、どんな職種でも同様でしょうが、
無理の上にも無理を重ねないといけないので、本当に大変だと思います。
ご苦労様ですm(_ _)m 体には気をつけて下さいね。そのハードワークを一緒にこなしてきた、後輩の女性に好意を持って、
「これからもっと親しくなれたいいな」と思っていた矢先、彼女が
『うつ病』を理由に会社を辞めてしまい、2ヵ月半たった今でも彼女の
ことが忘れられず、気持ちの整理がつかない状態なんですね。

ハチさんは、「後輩をフォローしてあげたい!」と言うお気持ちが強く、
一生懸命彼女をフォローしてあげておられたんですね。優しいですね。
その内彼女を意識するようになって、「好き」になってしまった・・・
彼女の方も、ハチさんのことを「頼りなる先輩」だと思っていたのは、
間違いないだろうなと思いますよ^^
それは彼女が様々なSOSを、ハチさんに出していたことからも伺えます。

この忙しい仕事の間中、彼女はどんな風に感じながら働いていたんでしょうね。
入社して間もない新人さんにとって、ほとんど休みもなく連日続いた、
ハードな仕事の負担は、かなり大きかったのではないでしょうか?
ハチさんも、「今思えば、思い当たる節は多々あります」と書かれていますが、
彼女は、「相当我慢をしていたんだろうなぁ」と感じました。
『うつ病』にかかる人には、共通した特徴があります、皆さんとても頑張り屋で
自分に厳しい人なんですね。「これ位でシンドイなんて言えない」とか、
「他の人が頑張っているのに、弱音を吐くなんて」と、自分を追い込んでしまい、
自分ではどうにも出来ないところまでいってしまうんです。

彼女本人も、自分が『うつ病』になっているとは、思ってもいなかったかも
知れませんよ。このタイプの人は、「自分を休ませることが苦手」ですから、
「まだ大丈夫」「もう少しの辛抱だから」と、ついつい無理を重ねていって、
気がついたら「自分ではどうしようもない」苦しい状況になっていたりするんです。

彼女もそんな人ではありませんでしたか?ハチさんは、「数年前の自分に似ている」
と書かれていましたが、だとしたらハチさんも、彼女のようにいっぱいいっぱいで、
とてもシンドイ思いをされていたんじゃないでしょうか?幸いハチさんは、その
状況を乗り切ることが出来て、今に至っているわけですが・・・
男性女性の別なく同等の仕事をこなす現場が、彼女には負担が大きかったのかな、
と感じました。頑張り屋さんだからこそ!ギリギリまで無理をしたのかな?と。

ハチさんが、「ずっと気持ちが重いままです」と、書かれていたのみると、
そんな彼女のSOSを聞いていながら、「軽く受け流してしまった」ことを、
とても後悔されているんだろうなぁと感じました。
「もっと自分が気をつけてあげていたら、彼女はここまで追い詰められること
はなかったんじゃないか!」と、ご自分を責めておられるように感じました。
ハチさんは、「彼女を『うつ病』にしてしまったのは、自分の責任だ」くらい、
考えておられるのかも知れませんね。
きっと今のハチさんは、何かをせずにはいられないお気持ちなんでしょうね。

でも今ハチさんがご自分を責めても、彼女が楽になる訳ではないですよね。
むしろこれまでハチさんは、彼女を一生懸命フォローされてきたのですから、
これからも続けてみられたらどうでしょうか?
彼女の「状態を心配している」こと、「焦らずゆっくり休んで欲しい」と、
気持ちを伝えてあげることは、出来るんじゃないでしょうか?
彼女からの応答はないかも知れません、でもメールを受け取って嬉しくない
筈はないと思うんですよね。「会社も辞めてしまったのに、先輩はこうして
私のことを心配してくれて、気にかけてくれている」と思ったら、少しでも
彼女の気持ちを楽にしてあげられるかもしれません。

彼女が元気になれるように、心から応援してあげてみませんか?
メールを送っても、今の彼女には返事を書く元気もないかも知れません。
だから・・・返信は期待しない。あくまでも『応援』ですから^^
彼女の反応は何も期待しないで、続けてあげられるかですが。
今出来ることは、「彼女が楽なって元気になることを心から祈ってあげる」
ことじゃないかな、と私は思います。辛いかも知れませんが、今は彼女が
「早く元気になれるように」それだけを考えてあげて下さい。
少しでも参考になれば幸いです。ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。