自律神経失調症とパニックと不安

 

相談者名
ぺりこ
私は、38さいの男性です。
薬はデパスとい抗不安薬とドグマチールという胃薬とマイスリーという睡眠導入剤を7ヶ月、服用しています。
先生からも、周りからも、この病気は時間が解決してくれるって、
いってくれます。
だから、焦ったらだめだって。
でも、生活もあるし、仕事は休職中だし、
焦ってばっかりです。
趣味もなくて、自己嫌悪、悲観的にばっか、なってしまいます。
自分でも、早く、薬やめたいって思うのに、
ついつい、薬にたよってしまってます。
薬を飲みながらでも、何かにチャレンジしたいけど、怖いんです。
失敗したらどーしょって、思ってしまいます。
今までに無かった症状がでると、すぐに今の病気のせいにして、神経質に凄くなります。
もー何かをしたいのに、チャレンジしたいのに、今の体調が邪魔、薬を飲んでることが邪魔、
はー、どうすれば、薬も止めれて、以前のような元気な、能天気な自分にもどれるんでしょうか?
カウンセラー
吉原直人
ぺりこさん、こんにちは。
吉原と申します。よろしくお願いします。自分の思い通りに、身体やこころが働いてくれないとき、
自分を責めたり、焦ったり、もっと不安になったり、
いろんな感情が渦巻いて、本当にしんどいですよね。

焦らないで、という言葉を僕も伝えたいのですが、
日々の生活で、したいようになりたいように出来ないとき、
中々そんな風に感じれないですよね。

そこで、こころの話を少しして見たいと思います。
ぺりこさんも僕も、皆んな一緒のこころを持っています。
僕たちが持っている身体と同じ様に、こころも生身です。

無理を続けていたり、休まずに頑張り続けていたら、
身体は、風邪をひいたり病気になったりするように、
こころも、そうなのだと思います。

こころが苦しい感情でいっぱいになっているのに、
それを無視して頑張り続けたら、
こころが悲しい思いで満たされているのに、
何もしてあげずに、そのままほっておいたら、
生身のこころは必ず、悲鳴をあげてしまいます。

ぺりこさんのこころも、今ちょうどそんな感じではないですか?

身体が疲れて風邪をひいたとき、
無理に仕事に駆りだしたら、きっともっと悪くなるでしょう。
まずは身体を休め、いたわり、栄養をとって、
そしたら、ゆっくりと身体は自然に健康を取り戻して行きますよね。

こころも同じです。
ご相談の内容にはこうなる前に、
こころがどんな経験を積み重ねてきたのか?
詳しくは書かれていないですけれど、
ぺりこさんのこころの中は、いつも色んなことを一人で感じ続けて、
いっぱいいっぱいになってしまったのではないかと、僕は思います。

カウンセリングでは、受容という言葉を良く使いますが、
僕たちのこころの中に色んな感情が詰まってしまった時、
誰かに聴いてもらうことが、非常に楽になる方法です。

僕たちのこころは、普段、普通に生活しているだけでも、
ありとあらゆる感情を感じています。
もちろん喜びや楽しさなどポジティブな感情も感じていますが、
その一方では、怒り、焦り、不安などなど。

そして、僕たちはこのネガティブな感情をすごく嫌っています。
だから、無意識に抑圧したり、感じてないようにがまんしたりします。
そうすると、こころの中は解放されないそんな感情で埋め尽くされてしまいます。

例えば、ぺりこさんがレストランで食事をしたときに、
そこの店員さんがあまりにも無愛想だったり失礼だったりしたら、
普通、頭にきますよね。「怒り」という感情を感じると思います。

そこで、友人にその話を聞いてもらったとします。
そしたら友人が「それはむかつくなあ」「怒って当然だよ」って、
ぺりこさんの気持をすごく良く解ってくれたとしたら、
その「怒り」は少し解放されていくでしょう。

でも、誰にも話さずに一人で抱えていたら、
そのレストランの前を通るたび、思い出すたびに「怒り」が、
こみ上げてきて、もう二度とその道を通りたくないと思うかも知れません。
感情が解放されずに、こころの中に溜まってしまったままなんですよね。

レストランでの出来事なら、誰かに話せるかも知れませんが、
会社の上司や、社会や、身近な人間に感じているものや、
人に対して感じていなくても、不安や焦りのような、
特にネガティブな感情だと、中々そうはいきませんよね。

そんな感情が、ぺりこさんのこころの中に、
たくさんたくさん溜まっているのでは無いでしょうか?

まずは、悲鳴をあげているペコリさんのこころに、
いたわりをもってあげてください。
どんなことを感じて、どんなことで傷ついてきたのか?
そんな風に優しさをもって接してあげてください。

ペコリさんのこころに、
ちゃんと休息と、愛情と、栄養を与えたら、
必ず、こころは自然に元気を取り戻していきます。
ペコリさんが、今何かにチャレンジしたいのなら、
そんな自分のこころに向き合うことをして見られたらどうでしょう。
こころは向き合えば向かうほど、必ず大きな気付きや癒しを感じれます。

そして一人で抱え込まない事です。
誰かに自分の気持ち聞いてもらうこと。
これを忘れないでください。

僕も、いつでもお手伝いします。
今日は、ご相談ありがとうございました。

吉 原 直 人

この記事を書いたカウンセラー

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