悩み

いるさんの状況がそうだとは言い切れませんが、人と人に心の距離がある場合、
そこには何か勘違いや誤解があって、それが積み重なってそのような状況を作り
出します。
かなり勇気が必要ですが、この勘違いや誤解を解く事こそが今の状況を変えるた
めに必要なのではないか、と思います。

さて、いるさんが誰かから「ああしなさい」「こうしなさい」とコントロールを
受けるのが嫌な感じがするのと同じで、また言われたとおりになかなかしたくな
いと思うのと同じで、人は人を直接的に変化させる事はできません。
人を変化させるには、先ず自分が変化をしてみる事です。
「何で私から変わらなきゃいけないの？」と思われるかも知れませんが、このい
るさんの辛い状況を変化させるには、それが一番早くて確実な方法なのです。

今、いるさんは心の中で（あるいは実際にかもしれませんが）親御さんやおばあ
さんと少し心の距離を取っておられますね。辛い思いがあるのですから、当然の
事だと思います。
この距離を少し縮めてみませんか？
具体的には、ちょっと勇気が必要なのですが、親御さんやおばあさん、誰か一人
でいいですから、今のいるさんの気持ちを打ち明けてみるのです。
怒りをぶつけるのではなくて、怒りの下側にある感情を打ち明けてみるのです。
例えば、
「私は、弟の方が大切にされていると感じていて、寂しいし、悲しい」
という具合です。
いるさんが心を開くと、相手も心を開きます。
そうすると、二人の関係性が先ずは少し近くなりますね。
そして、相手からも何らかの反応が返ってくると思います。
ここで、どんな反応が返ってきてもいるさんは自分を責める必要はありません。
自分が大いなる一歩を踏み出せた事に誇りを持ってください。
そうして、少し近づく事ができたら、頃合いを見計らって何でも良いので具体的
に感謝の気持ちを伝えてみましょう。
人間、感謝されて悪い気持ちはしないものです。これでまた少し心の距離を縮め
ることができますね。
心の距離が縮まってくると、もう少しざっくばらんに話ができるようになります。
そうして心の距離を縮めていくと、誤解や勘違いが解けていって、いるさんが楽
な状態になっていきます。
このやり方を進めるには、いるさんの心の準備が必要かと思います。
今、カウンセリングを利用していただいているとの事ですので、カウンセラーと
相談しながら進めていかれると良いのではないかと思います。

回答がお役に立てれば幸甚です。
ありがとうございました。