引きこもりの弟と70代の両親

 

相談者名
よよん
弟をメンタルクリニックに行かせ薬をもらったり話を聞いてもらったりしていましたが(今も行ってるかもしれません)、現在も冒頭に書いた状況です。弟が自立できずにいる生活が長くなるにつれてまず、母が悩み、疲れていき激しいめまいや高血圧、だるい、等等の症状が出始め会話の中でも世の中のすべてに対して悲観的な言葉が多くなってきました。そんな母を支えるため父が洗い物や料理や色々と家事を手伝ってあげています。そしてやはり父も血圧が高くなったり気分が悪くなることが時々あるようになりました。つい最近、電話で知ったのですが母に続き父も精神神経科に通っているとのことでした。そこでは薬も出してもらいますが臨床心理士もいて話を聞いてくれるようです。が、どんな内容でどの程度関わってくれているのかは、よく知りません。

2人とも疲れきっています。
この先、それほど長くはない両親が自責と後悔、無力感、失望感でいっぱいのまま人生を終えてしまうかもしれないと思うと。。。

両親の通っている病院に付いて行くようにしようか、こちらの面談カウンセリングに連れて行ってみようか、月に1.2度実家に行き話をしようか、と何か行動を起こそうと思っているのですが70歳代の人間の考え方や行動を少しでも変えて、元気を取り戻すことが出来るでしょうか?本人たちは元気になりたい、心から笑いたい、と強く思う気力も無くなっているような感じに見えるのですが。

それと確か根本さんだったと思いますが引きこもりなど、痛んでいる者に助けたいと思って救いの手を差し出しても、どこかに「あんたもしっかりしなさいよ。誰だって何かしら辛いことあるわよ。」のような攻撃の気持ちが隠れていると
決して差し伸べた手をつかむことはありません、と書かれていたと思います。

ずばり私です。最近は弱った両親を見るとさらに腹立たしく思ってしまいます。
私が弟に働きかけても、このままの気持ちでは逆効果でしょうか?

カウンセラー
中村季代乃
よよんさん、こんにちは。
今回担当させて頂きます中村季代乃です。
どうぞよろしくお願いいたします。よよんさんは、今弟さんの件でどのように家族と接していけばいいのかとお
悩みなんですね。
よよんさんより頂戴いたしましたご相談内容を拝読し、よよんさんが今とて
もご家族の事を想い、そして何かよよんさんご自身でも何かできる事は無い
だろうかとその方法を模索されている事がとても伝わってきました。よよんさんにとって、今のご家族の状況を見て、色々な想いや気持ちがある
と思います。
心配する気持ちや、よよんさんも伝えてくださったように腹立たしい気持ち
や、その他にもその日やその時々で色々な想いや気持ちが出てきてるかと感
じました。
本当に今、独りでなんとかしなきゃという気持ちでいっぱいなのかもしれま
せん。
もしかしたら、この無料相談にご相談を寄せて頂く際も色々と考えた上でご
相談いただいたかもしれません。
本当に、ご相談いただきましてありがとうございます。
よよんさんがこれからご家族と向き合う為のお手伝いができれば幸いです。

それでは、私の感じた事をお伝えいたしますね。

私たちは、家族の中でしんどい想いをされている方や、病気や障害を持って
いる方がいらっしゃる場合、多かれ少なかれなのですが、そうじゃない立場
の家族の方が感じる感覚というのがあります。

それは『何もしてあげれなくてごめんなさい』『健康であってごめんなさい』
等という感覚です。
この場合の『ごめんなさい』という感覚を持つ時、それは自分自身を心のど
こかで責めている可能性が高い事があります。

そして、私たちが自分自身を責めていると、その責める気持ちが強くなれば
なるほどその責める気持ちを感じる事が辛くなってきます。
そして、そのときに怒りという感情を持ってその辛さに蓋を閉めてしまう事
があります。

これは、あくまでも私の推測なのですが、よよんさんは今色々なお気持ちを
心に留めていらっしゃるのではないかな、という感じがしました。
人に伝えたくても伝えられない、そんな想いや気持ちなのかもしれません。
でも、その気持ちを留めておくのはとてもしんどいんじゃないかな、と思う
んですね。

そこでよよんさんに提案です。
もし良かったら、今よよんさんが感じていらっしゃるお気持ちや想いを私た
ちカウンセラーにお伝えいただけませんでしょうか。

ご相談内容を拝読し、今よよんさんが心に留めていらっしゃるお気持ちや想
いの中に、これからよよんさんがご家族と向き合う為に必要なチャレンジの
ヒントが隠されているように感じました。

そして、今よよんさんが感じていらっしゃる想いを踏まえた上でご家族との
関わり方を見据えても良いんじゃないかなとも感じました。

よよんさんにとって、大きなチャレンジになるかもしれませんが、よろしけ
れば今の気持ちをお伝えくださいね。

よよんさんにとって、これからのよよんさんのご家族との関わり方について
の方向性を見据える一つのきっかけとなれば幸いです。

この度は、ご相談いただきましてありがとうございました。

中村季代乃

この記事を書いたカウンセラー

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