継母からの遺産相続

相談者名
しずく
よろしくお願いします。

13歳から21歳くらいまで暮らした継母がいます。
実の父親の再婚相手ですが、もう離婚しています。

3年前に、継母が亡くなりました。
養子縁組していなかったため、数千万の遺産は、
継母の弟にいきました。

法律上、私には相続権がないことは知っていましたが、
ダメもとで、少し分けて欲しいと、頼みましたが、
分けれるお金はないと言われました。

その弟は、家をリフォームしたり、高級な自転車を購入しているのを
Facebookで見ました。

なんだか、理不尽な思いというか、
本来なら、私たち兄弟に流れるはずなのに、
全部 弟に。
分ける気もないというのが、腹立たしいです。

継母とは、仲がよくなかったので、
私には渡すつもりはなかったのか、、、
亡くなったので、本人にも聞くことができず、
どう理解というか、気持ちのけりの付け方というか、
なんか もやもやした感じです。

お金をいただけたら、ありがたかったです。

親子という形で生活はしていましたが、
気持ちの関係は親子ではなかったのか、
いい思いでもなかったんですけど。

なんとも どう伝えていいか、分かりませんが、
継母の弟と、その再婚相手にムカついています。

カウンセラー
大塚亘
しずくさん、はじめまして。

今回担当させていただきます、大塚亘と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

もし私がしずくさんと同じ状況なら、同じように継母の弟たちに対して、怒りを覚えると
思います。

法律上は、相続権がないのは頭では分かっていても、しずくさんにとっては、13歳から
大人になるまでという、とても大事な時期を一緒に過ごしてきたわけですから、実の親では
ないとはいえ、少しぐらい相続したいと思うのは、普通のことですよね。

私は、カウンセラーと並行して、法律関係の仕事をしています。そのため良く分かるの
ですが、法律は必要なものではあると私は思いますが、もちろん万能なものではなく、
場合によっては、人を失望させるものでもあると思います。

利害が対立している場合に、あるところで決着をつけるために法律があるともいえます。
つまり、どちらかが喜べば、どちらかが悲しむということもあり得ます。

だからといって、納得はできないですよね。法律の定めを覆すことはできないのが
もどかしいですが、納得できないというお気持ちはよく分かります。

しずくさんにとって、全く会ったことのない、完全な他人である老人のAさんが亡くなった
としましょう。そして、そのAさんの弟が、数千万円の遺産を受け継いだとします。

そのときに、しずくさんは、Aさんの弟に対して、ムカつくでしょうか。もちろん、
何とも思わないですよね。

さて、なぜ何とも思わないかというと、当たり前ですが、他人であるからです。

一般論としては、数千万円も相続できるなんて、うらやましいなぁ、とは思うかも
しれません。

でも、本当は自分のところにも少しくらいは来るはずなのに、自分のところに来ない
なんておかしい、Aさんの弟が許せない、とは思わないですよね。

法律上は、しずくさんと継母は他人であるわけです。では、なぜAさんが亡くなった
ときと違って、許せない気持ちが出てきてしまうのでしょうか。

それは、やはり、法律上は他人であるからといっても、13歳から21歳くらいまで家族
同然のように過ごされてきたからですよね。血はつながっていないとしても、事実上の
親族として長年暮らしてきたわけです。ですから、怒りを覚えても、無理のないこと
だと思います。

しずくさんの文章からは、深いところまでは分からないのですが、遺産がもらえない
理不尽さと、継母に対する怒り、この2つを比べたとしたら、どちらが強いでしょうか。

「継母に対する怒り」とは、文中に「継母とは、仲がよくなかったので、」とありました
ので、同居されていたころに何か嫌な出来事や経験などがあって、継母に対する怒りの
ようなものがあり、それが遺産の件で噴き出してきた可能性もあるのかもしれないと、
私は想像しました。

ただ、継母に対する怒りというようなものはあまりなく、単に相続について理不尽さを
感じているという場合もあると思いますし、それは、判断がつかないところではあります。

もし、もともと継母に対して、生前から怒りのようなものを持っていたというので
あるならば、当人はお亡くなりになっていますが、しずくさんの気持ちを少しでも
楽にするために、その怒りを吐き出してほしいと思います。

具体的には、カウンセリングなどを使って、たくさん話しを誰かに聞いてもらうと
いうことが考えられます。

もちろん、それをしたからといって、遺産の一部が入ってくるわけではありませんが、
しずくさんのお気持ちは、少しは軽くなるかもしれません。

また、これも可能性があるかもしれない、というお話しですが、しずくさんの文章を
拝見して、私は、怒りというよりは、もやもやした感じや、ご自身の気持ちを整理する
のが難しいというような、落ち着かない感じがあるのではないかと想像いたしました。

もちろん、一義的には、相続のことで今はそのような状況になっているわけですが、
相続の件がある前から、同じような、もやもやした感じになられたことはないでしょうか。

もし、なにか思い当たる節があるのであれば、そこを見つめ直していくことによって、
もやもや感を少しずつ減らしていくことができるかもしれません。

これも、具体的には、カウンセリングなどで誰かに話しをしていくことが良いと
思います。

ご自身でお気持ちが整理できていなくても、カウンセラーなど、安全な第三者に話しを
聞いてもらうことで、今まで自分でも気づかなかった抑えていた気持ちに気づく、
ということもあり得ると、私は思っています。

機会があれば、ぜひカウンセリングも使ってみてくださいね。

読んでくださり、ありがとうございました。

大塚亘

この記事を書いたカウンセラー