結婚の意味

相談者名
かおるこ
はじめまして。27歳会社員女性です。恋愛・結婚に対する漠然とした疑問・不安です。
結婚をしたいと思える方から、半年以上前振られてしまいました。このショックから徐々に回復でき、今は仕事が楽しく以前より落ち着きました。
最近、失恋や仕事による経済的社会的安定、年齢など考えると自然と結婚のことを考えてしまいます。信頼できる人とともに過ごすことは、とても幸せなことだと思いますが、一方では、結婚生活に不信感を持ってしまいます。
男性と付き合うことにギブ&テイク的なものを感じ虚しくなり、愛と言っても性が絡んでくると思えば嫌悪感を持ち、結局生物的本能を美辞麗句で飾っただけだ、と思ってしまいます(嫌な考えですが、敢えて本音を書かせて下さい)。
結婚に不信感を持つのは、家庭環境も一部影響していると思います。私の家庭は、子供の頃は息苦しい雰囲気がままありました。父がちょっと変わった人で、戦前生まれで封建的な人です。また感情の起伏が異常に激しく、よく些細なことで怒鳴り散らしていました。芸術肌で絵画がうまく、武道に長けてます。そんな父を尊敬はしていましたが、同時に憎悪もありました。その感情の起伏の激しさは、私たち家族の女をいつもびくびくさせていました。母も怖くて言えなかったと今言っています。私は長女という変な使命感で猛烈な喧嘩を父とよくしました。いつ離婚するのかと思ったものです。
今、その父とは、挨拶以上の会話を自然としていません。ただ、上記のような蟠りは少しずつですが昇華してきている感があります。ただ、自分の結婚に目を向けると、ともに生きることに過剰な期待をしたいけど、将来の不安以外何の理由で他人と生活するのか、子供もほしいとも思わないし可愛いとも思えません。こんな羨望と防衛・猜疑が入り混じった気持ちに襲われて疲れてしまいます。
彼と付き合っていた頃、次は結婚と自分で勝手に人生に節目を作っていましたが、失恋してそれを失い、人生が物凄く長く感じてきました。その中で自分が成し得たいと思うことを探求したいな、と思う一方、ふと、一人じゃ寂しいなと思います。でも、女である故になし得たいことと結婚が激しく衝突し、どちらか一方しか取れないのではないか、と思ってしまいます。焦っているのでしょうか?
お忙しい所、分り難く稚拙な文章で申し訳ないのですが、どうぞよろしくお願いします。
カウンセラー
寺島やすこ
初めまして、かおるこさん。
カウンセラーの寺島と申します。ご相談ありがとうごさいます。

結婚したいほどの大好きな彼を失って、
かおるこさんがとても辛い思いをされているのが、文章を通して伝わってきました。
愛するものを失うという体験は、人に最大のストレスを与えるそうです。
もう傷つきたくない、幸せな結婚なんてこの世にない、男なんか信じられない、
これから私は女1人で仕事に生きていくからいいの~というお気持ちなのではないで
すか?
こんな気持ちは若い女性だったら、誰もが一度は体験する悩みだとも思います。
ちなみに私も失恋体験は豊富ですので、いっぱいあります(^^)しんどいですよね~。

今、かおるこさんは結婚生活に対して、とても懐疑的になってらっしゃると思うので
すが、
でも、少なくとも、彼が好きで結婚したい~!!と思った時もあったんですよね。
一度はそんな気持ちだったのに、どうして180度気持ちが変わってしまったのでしょ
う?
1人の男性に振られたからといって、全世界の男性に振られたわけではありませんよ
ね。
失恋を癒すのには、次の恋が一番の薬です。
失恋を生かして、次の恋で昇華させれば良いことなのですが、
でも、簡単に次の恋にいけないとき、
もともと心の中に結婚や大人の女性になることへの恐れを抱えていたりすることがあ
ります。
その恐れが次の成長へのステップを無意識にプロックして、阻んでしまうのです。
もしかしたら、今回振られた彼との関係を壊したのも、
かおるこさんが持っているかもしれない、幸せへの恐れかもしれませんね。

この恐れはご両親がどのようなパートナーシップをもっていたかということが大きく
影響します。
かおるこさんのお話を読んだ限りでは、お父様が恐くて、お母様は我慢と辛抱の見
本、
ラブラブ幸せ夫婦というには、ちょっと遠いイメージのようです。
子供は自分の両親の関係をまず基本ととらえるので、
自分も結婚したらあんなふうになってしまうのか~という感覚を持ちます。
そうすると、かおるこさんは結婚したら、自分も我慢と辛抱ばかり、
この今は素敵で優しい彼も、結婚したら、あの父のような暴君になるのね・・・・、
なんて思えてしまうので、それでは結婚したくなくなるのもしかたないですよね(^^)
でも、これは誤解であることが多いのです。
この横暴なお父様に従順なお母様が支配されるの図は、
あくまでも子供の視点からみたイメージにすぎません。
大人の視点からみると、子供っぽいやんちゃなお父様を
大人なお母様が手のひらでころがすの図なのかもしれないわけです。
これらの心の傷を癒すには、
かおるこさんの心の中にいるお父様、お母様を大人の視点で理解しなおして、
新たなイメージにアップグレードすると効果があります。
また、同時にお父様とお母様とは違う、こんな夫婦になりたいな~という、
自分の将来のモデルになるご夫婦を探されると良いと思います。
結婚とお仕事を両立されて、かつラブラブご夫婦はちゃんといらっしゃいます。
そういう人たちのお話をたくさん聞くと、夫婦円満の秘訣をたくさん教えてもらえま
す。

かおるこさんが、ご両親と同じような家庭をつくる必要はないのです。
かおるこさんとご両親は生まれた時代も違うし、違う人間ですものね。
そして、結婚する貴女には、その時には素晴らしいパートナーという味方がいるはず
です。
彼はお父様とは違う男性なのですから、二人で協力しあえば新しい夫婦関係を築ける
と思います。
ぜひ、自分のために幸せを手に入れることを決意してくださいね。

私たちカウンセラーも応援しています!!
ご相談ありがとうございました。

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