元彼への接し方について

まずは、つらいですが、現状を受け入れていくしかありません。
現状を否認するほど、あなたの傷は広がるばかりです。
彼から別れを切り出された、と言うことは、彼はあなたに「×」をつけたわけです。

あなたは、彼女が邪魔をしたから、彼女にそそのかされている、だまされている、そんな風に思うかもしれません。
でも、そもそもあなたと彼の絆が確かなものであれば、誰もその間に入り込む隙はないはずなんです。
彼女が入り込めたということは、そのとき、それだけの隙間があったということなんです。

いずれにせよ、彼は今のあなたではだめだと言っているのですから、彼女を彼から引き離しても、あなたが変わらなければ、第二の彼女が現れてしまうのです。
彼女を引き離すことにエネルギーを注ぐより、あなたがよりバージョンアップしたほうがはるかに効果的ですし、何より、素敵です。
今よりも、もっともっと素敵な女性になりましょう。

もちろん、新しいひとを見つけて恋愛するのもいいでしょう。
そうだとしても、今よりもバージョンアップしておくことで、同じ状況を引き寄せなくて済みます。
yumiさんがバージョンアップすることは、これから、より素敵な恋愛をしていくために、きっと役に立つと思います。

まず、彼が頼んでもやってくれない、嘘ばかり、とありますが、もしかしたらですが、知らぬ間にあなたが彼を追い込んでいるかもしれません。
あなたが何かをお願いしたり、頼むのは自由です。
でも、それをするかどうかは、「相手の選択」です。
私たちは変化していますから、選択も変化する可能性はあるのです。
そのことを尊重できていますか。

愛しているならしてくれるはず、約束したのだから当たり前、もし、そんな風に感じていたとしたら、あなたがよりバージョンアップするチャンスを教えてくれています。
当たり前だと思うと、相手はあなたを愛していても、あなたを選ぶつもりであったとしても、自分の自由を無視された気持ちがして、とても窮屈になるものです。
私たちは、窮屈を感じさせる相手には近づきたくないと感じますから、距離を置くようになってしまうのです。

あなたが彼と同じ気持ちや意見を持つ必要はありません。
私には私の気持があるように、彼にも彼の気持ちがあるということを、尊重してあげるということですね。
あなたがそうであれば、今の不自然に距離を置く、という緊張感のようなものはなくなっていくでしょう。

ただ、急ぎすぎないでくださいね。
今のあなたと彼の関係は、出会ってから今までの時間(少なくとも付き合い＋別れてからで2年半はありますね)をかけて築いた結果なのです。
同じ時間かかることはありませんが、時間は必要です。

そして、さらに魅力を磨くレッスンです。
彼は、あなたとは別れて、今は距離を置いています。
一方の彼女とは、付き合っていないかもしれませんが、仲良くしていますね。
あなたになくて、彼女にあるものは何だろう、そう考えてみて欲しいのです。

こうした場合、彼女の嫌なところしか目につかないかもしれません。
もともと、嫌いだったんですものね。
でも、彼は彼女を受け入れているのです。
そこには、必ず魅力があるはずなんです。
言い換えれば、それがあなたと彼女の違い、差です。

彼女にあって、私にないもの、それは何でしょうか。
・母親のような優しさでしょうか。
・それとも、男性をとりこにするようなセクシャリティーでしょうか。
・すべてを受け入れてくれる大人の部分でしょうか。
・女性らしさ、かもしれません。
Yumiさんには、それを受け入れていく成熟さが求められています。
そんな部分を、まずはyumiさんが受け取りましょう。
そして、彼に与えてあげられるような女性になれたら、彼女のような女性が来ても恐れる必要はなくなります。

彼は、本当は、「あなたから」それをもらいたかったはずなんですね。
彼には、あなたの中にある美しい女性の部分を見ていたはずなんです。
だから、あなたを選んだんです。

でも、あなたが持っていないと思ったら、与えることはできませんね。
彼は、あなたからもらえなかったら、誰から受け取ったらいいのでしょうか。
しかも、彼から見たら、あなたは持っているのに、それを否定して与えてくれない、という風に映ってしまうんです。

彼女のいいところを見るなんて嫌、そんな部分を自分が受け入れるなんて、到底できない、そんな風に感じてしまうかもしれません。
そんなときには、彼のために、あなたがバージョンアップする、と思って欲しいのです。
愛に一途で情熱的なあなた、そんな女性にとって愛を抑えることほどつらいことはありません。
今でも、彼が忘れられないのは、彼を本当に愛しきっていないからかもしれません。
あなたのこだわりよりも、彼を愛してあげて欲しいのです。
それは、彼のやり方で愛する、ということなのです。

もし、彼女にあるけど、私にはない、と思って痛みが出てくるとしたら、それは癒されるチャンスでもあります。
私は持っていない、それは誤解なんですよ。
痛みを癒すためには、誤解を解く必要があります。
そのためには、頭であるんだ、あるんだ、と唱えるのではなく、実際に与えていくしかありません。
やっていないことを、認めることはできませんね。

彼は、個室を持つほどですから、社内でも自立した立場なのでしょう。
自立している、ということは頼れるひとがいない、心を許せるひとがいない、ということでもあります。
特に、競争社会で生きる男性にとって、自立が続く状態は、戦争で何もかも焼けてしまったような感覚で、きついんですね。
こんなとき、女性特有の優しさが、彼を癒せるのです。
彼の安らぎになってあげませんか。

お付き合いしていたとき、あなたは「子供のような」無邪気さなどで彼の安らぎだったのかもしれません。
それは、あなたの魅力だと思いますし、大切に持ち続けて欲しいと思います。
そして、これからは、「大人の女性」として彼の安らぎになってあげることを目指しましょう。
それは、大人の女性として、愛される私になることでもあります。

子供の部分と大人の部分の両方をもっていたら、どんなに魅力的で素敵なyumiさんになるでしょう。
好きになった男性を純粋な気持ちにさせてあげることもできるし、二人の世界でとろけるような恋愛を楽しむこともできますね。
そんな素敵なyumiさんなら、周囲の男性が放っておくはずがありません。

応援しています!!
今よりも、もっと魅力的な女性になって、素敵な恋愛をしましょうね。

ご相談ありがとうございました。
山下ちなみ