自傷行為を繰り返す義父

お義父様との同居によって、大変な思いをされてきて、
家族の皆さんが、とても疲れきっているようですよね。
今まで、本当によく頑張ってこられましたね。

お義父さんの心理状態としては、何かしらの要因から一匹狼になって
しまっているようですね。誰も味方がおらず、
「自分はどうせ邪魔者だろ？死ねばいいんだろう？」
と、どんどん悪者になって、周りに迷惑ばかりをかけてしまうのかもしれませんね。
本当に当てつけ以外には感じられないのではないかとお察しいたします。

ただ、そうして周りが腫れ物に触るように接すれば接するほど、
どんどん自傷行為を繰り返す、そんな悪循環になってしまいますよね。

自分のことを見てもらいたい、かまってもらいたい、甘えたい、
そんな気持ちから自傷行為を繰り返しているのかもしれません。

アルコール依存症の方がアルコールに依存してしまう場合と同様、
自傷行為に依存してしまう状態になっているのかもしれません。
他のより安全なものに依存できるものを見つけられたなら、
状態は良くなっていくだろうと思われます。
（心情的には家族に依存したい気持ちが強いのかもしれませんが）

ただ、お義父さまが自主的にそういったものを見つけていくのは
難しいかと思われますので、まだでしたら、市役所などの福祉課や
そこで紹介していただける、ケースワーカーに相談されてみるのは
いかがでしょうか？

> 入院先病院の精神科医師は、
> 「今後も自傷行為はあるでしょう。入院はできません。
> 入院先の紹介も力になれません。家族は開き直りも必要です。」
> と冷淡な対応でした。

このような対応をされてしまったら、
あきらめなさい、と切り捨てられてしまったように感じて、
とてもつらい思いをされているのではないでしょうか。

私達は医師ではありませんから断言はできませんが、
お義父様のような状況の場合、病院が受け入れてくれるかどうかは、
病院の大小というよりは、その病院の姿勢によっても違ってくると思います。
仮にお義父様のような方が精神病院などに入院が可能になった際に、
何らかの念書を求められる場合も多いと聞きます。

> このような家族を抱えておられる方々は多いのでしょうか？
> 家族の負担として抱えておられるのが実情なのでしょうか？

お義父様とまったく同じ場合だけでなく、アルコールや薬物への依存や痴呆症、
重度のうつ病などの家族を持つ方も同じような心理状態になりえるものと考えられます。
社会的な環境も認知もまだまだ十分とは言えないため、
家族の皆さんが背負わざるを得ない状況も多いと聞いています。

お義父様の状態も心配ですが、それを見守る家族の皆さんのご心労も、
並大抵のものではないと思います。

受け入れてくれる場所を見つけるのは難しいかもしれませんが、
一人でなんとかしようとしたり、家族の皆さんで抱えこむには、
もうかなり限界のところまできてしまっているのではないでしょうか。

お義父さまの問題を解決していくには時間がかかるかもしれませんが、
一人で抱え込んでしまうと、出口が見えなくなってしまいます。
私たちも、専業主婦さんの心のサポートを全力でしていきたいと思っていますので、
つらい時は、いつでもお話を聞かせて下さいね