注射が怖いのです。

 

相談者名
キュプラ
タイトルを見て馬鹿にされたかも知れません。
ですが、私にとっては切実な問題なのです。
先日、某国立大学に合格したのですが、入学後の健康診断で麻疹の予防接種を受けた証明を提出する事になっているのです。
ですが、タイトルにもあります通り、私は注射が怖くて受けることが出来ません。
過去にインフルエンザの予防接種に行った事がありますが、その時は体の震えが止まらなくなったり呼吸が荒くなったして、結局お医者さんが予防接種しない方が良いと言って取りやめになったくらいです。
今でも、注射の針が刺さると思っただけでも悪寒が走り、腕を反射的に引っ込めてしまいます。
本当に怖くて嫌なのですが、しなければならないのです。どうにかなりませんでしょうか。
2ちゃんねるで相談した所、精神科や心療内科で話を聞いて貰うという手もある、注射を打てるようになればラッキーだし、免除してもらえる方法を一緒に考えてくれるかも知れない、と言われて、このサイトに行き着きました。
重ね重ね申し上げますが、本当に下らない相談に思われるかも知れません。
どうにもならないとは思っておりますが、せめて何かの助けが欲しい、そう思って相談致しました。
長々と失礼致しました。是非とも御回答をお願いいたします。
カウンセラー
赤松わこ
キュプラさん初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、赤松わこと申します。
どうぞよろしくお願いします。世の中には、人が怖い『対人恐怖症』や、高い所が怖い
『高所恐怖症』狭い所が怖い『閉所恐怖症』、等が知られていて
『恐怖症』と名のつくものは、他にもかなり沢山あります。

これらは、本能的な『防衛本能』から来る怖さ、(それ自体には
何の問題もなく、むしろ自分の身を守る為に、なくてはならない
大切な反応であり、誰もがごく自然に感じる感情)とは違って、
怖いと感じることで、心や体に大きな負担がかかり、実際に様々な
症状が現れる場合を、そう言う風に呼んでいるんですね。

キュプラさんも、注射以外にも「怖いっ!」と感じられるものは、
あるはずですね、ただその時の怖さと『注射が怖い』と感じる時の、
反応は全く違っているだろうと思います。ご自分でも克服しようと、
これまで色々チャレンジもされていますよね。でも頭ではどれ程
「怖がらなくてもいい」と分かっていても、キュプラさんの意思に
反して、体が全く言うことをきいてくれなかった訳ですから、本当に
どうしていいか分からなかったでしょう。大変でしたね。
「これまでずいぶん悩まれたんだろうなぁ」と思うことはあっても、
下らないとか馬鹿馬鹿しいなんて、思うことはありませんので、
その点はどうぞご安心くださいね^^

その恐怖症の中に、『注射恐怖症』と呼ばれるものが実際にあります。
その判断については、医療の範疇に入りますので、カウンセラーが
判断できることではないので、心療内科や精神科を受診されることを
オススメします。まず!これを頭に入れておいて下さいね^^

ご相談については、「いつ頃から怖いと感じるようになったんだろう?」
とか、「なぜ注射が怖いんだろう?」と言った、幾つかのお尋ねしたい
ことがあって、詳しいお話が伺えたらとは思いましたが、私がカウンセラー
として、お伝え出来ることは、キュプラさんご自身が、「他の人は誰もが、
注射を好きでなくても、我慢して受けることが出来るのに、それが怖くて
出来ない私って、なんて情けないんだろう」とか「いい年をしてみっともない」
とか考えて、怖がっている自分を、責めてこられなかったかな?と言う点です。
こんな風に考えていると、逆に意識はいつも、『注射が怖い』と言うほうに
向いてしまうんです。キュプラさんはどうだったでしょうか?

考えないようにしようとしても、かえって『注射が怖い』と言うことを、
常に考え続けている状態になってしまうんですね。
そうなると怖さがどんどん強化されてしまうんです。
更に怖くなってしまう、と言うことが起きてしまうんですね。

「どうして私はこんなに『注射が怖い』んだろう?」と言う、不安だけでなく、
『注射が怖い』キュプラさんを、ご自身がどんな風に扱ってこられたかな?
と言うところが、今の状況に、大きな影響を与えているのではないかな?
と私は感じています。そこを変えると変化があると思います。

おそらく「今すぐ治したい!」「今日から平気になりたい!」と言った、
ご要望に応える方法はないと思います。多少時間はかかるとお考え下さいね。
ただカウンセリングでも、出来るだけ『注射が怖い』と言うことに、意識が
向かないように、考え方や行動の仕方を変えていく『セラピー』(心理療法)
を使って、気持ちを変化させ、楽になって頂くことは出来ます^^

カウンセリング・サービスでは、無料の電話カウンセリングも承っております。
よかったらご遠慮なくお電話下さいね。ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。