異常なほど友人と仲直りがしたい

相談者名
あやか
20代主婦です。旧友と仲直りをしたい件について、相談させてください。
彼女は10代の頃の友人です。出会った瞬間互いに強くひかれあい、大の仲良しになりました。彼女は聡明で美しく、話せば話すほど好きになりました。それぞれの恋人さえほったらかして、いつも二人で一緒にいたほどです。しかし、彼女の独占欲の強さに私が疲れてしまいました。彼女に内緒で他の友達と遊びに行くようなことを繰り返し、最終的にはあたりさわりのない嘘の理由を並べて、私から別れを切り出しました。激しく非難されました。
その後私は普通に就職をし結婚をし子どもにも恵まれ、彼女のことは長い間忘れていました。しかし昨年、ひょんなきっかけで彼女と再び連絡を取り合うようになり、激しく動揺しています。彼女に会って仲直りしたい、でも拒絶されたらどうしよう、という気持ちで毎日頭がいっぱいなのです。彼女からのメールの返信は数回に一回、あたりさわりのない内容のものばかりで、本心がまるで見えません。メールをもらうと泣くほどうれしいのに、同時に胃が痛くなるほど苦しくなって、今一歩積極的になれません。
今の生活に彼女は関係ない、会わなければ会わないで一生問題なく過ごせるはずじゃないか、と自分に言い聞かせるのですが、家事も手につかないほど彼女のことばかり考えてしまいます。
何か彼女とは別のところで、私自身に問題があるのでしょうか。
現在の夫婦仲は非常によく、子どもも可愛いです。趣味や仕事面も充実しています。ママ友達やご近所さんとは世間話程度のつきあいで、心から話せる友人がいない点には少し寂しさがありますが、そこは割りきっているつもりです。
父は厳格で寂しがりやな人でした。仕事でほとんど家にいませんでしたが、大好きでした。現在は電話やメールで頻繁にやりとりしています。
母は知的で美しい人でしたが家事能力が全くなく、憧れると同時に激しく憎んでいました。夫婦仲は悪かったです。DVもありました。母にとって代わりたい、母の代わりにきちんとした女性になって父を幸せにしてあげたい、と漠然と思っていたかもしれません。十年前に離婚が成立し現在は音信不通です。
自分がこれほどまでに旧友にこだわる理由は何なのでしょう。また今後、どうすれば彼女とよい関係を築いていけるでしょうか。教えてください。よろしくお願いします。
カウンセラー
近藤みわ
あやかさん、メールありがとうございます。
今回ご相談を担当させて頂きます、近藤みわです。
どうぞよろしくお願いします。あやかさんが深いところで胸の痛みを感じているのが
切ないくらいに伝わってきました。

それだけ寂しい気持ちをされてきたのではないかと思います。
そんな気持ちをどこかで穴埋めする必要があったのでしょう。

大好きな彼女はそんなときに必要な存在だったのだと思います。
この彼女への気持ちは、最後に書かれたご両親との事に関係がありそうですね。

まずそこを考えてみましょう。大好きな淋しがりやのお父さんと仲がいいのですね、
知的で憧れる面があるお母さんとは関係がとりにくかったようです。
あやかさんにはお母さんの存在も必要で、本来あやかさんは仲のいいご両親との間で
安心したかったはずです。

あやかさんはお父さんを何とかしてあげたかったかもしれないけれど、激しく憎んで
しまうお母さんも、本当は助けたかったし、心から親しくなりたかったと思います。
そのうえ、あやかさんがお父さんに距離が近い分、お母さんに悪いという罪悪感も
感じていたのかもしれません。

こんなとき心は不安になるものです。10代のころからあやかさんは、無意識のうちに

彼女との距離を近づけ、自分の世界にとり込むことで、心のバランスを保てたようです。

あやかさんにはお母さんの存在が必要で、そのお母さんに対する心境は 辛く、あまりに
寂しく、反面激しく、求めても得られることがなかったのかもしれません。
彼女の存在なしにお母さんを求めていたら、辛すぎる事実になっていたのでしょう。

淋しくて、余計彼女と一緒にいずにはいられなくなり、お母さんの言うことをよく
聞くように、あやかさんは彼女にあまり逆らえなかったのかもしれません。

>メールをもらうと泣くほどうれしいのに、同時に胃が痛くなるほど苦しくなって、
今一歩積極的になれません。

あやかさんは今こんな気持ちを感じています。今はご家族がいらっしゃって、
昔より安心できる環境になり、このような気持ちを感じることができる余裕が
できたように思えます。

それがメールにあったお母さんに対する辛い感情なのでしょう、それがあやかさんの
中で少しづつ消化しはじめているように思えます。

しっかりした心からのつながりを感じられなくて、他の形で愛を確認しあう関係性を
癒着といいます。癒着は人と人との間を接着剤でくっつけたようになり、痛みを抑圧し、

結局は苦しくなり、心が満たされません。彼女とのつながりは癒着だったと言えます。

そして、今あやかさんは本当の気持ちを感じはじめたのでしょう。
本当の感情を感じていくことで、その気持ちがほどけて今後楽になっていく事が
できます。辛すぎる感情と向き合う事についてはその人にとって丁度いい時期があり、

あやかさんはそんな時期を迎えているように思います。

その蓋の下にたまっていた憎しみや寂しさを感じ、言葉に出したり、紙に書いたりし、

そのまま流していくといいと思います。蓋がとれて感情が流れ出し、あふれるようになり、
しばらく辛い時期はあるけれど、やがてはすっきりすることができます。

辛かったこの気持ちを感じしっかりだきしめ、彼女との関係より、お母さんへの気持ち

を見つめて進んでいかれることを願います。ワークショップや、カウンセリングなども

そのためのお手伝いとして、ご利用なさってみてください。

このことによって、あやかさんは心から交われる友人もできるようになり、楽になれる

のではないかと思います。そして今あるあやかさんの家庭もきっと、昔からの家庭とは

違う、より良い新たなステージにあるものとして築いていくことができるでしょう。

この返信が少しでもあやかさんのお役にたてましたら、幸いです。応援していますね。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

柔軟な思考と深い洞察力を用いたサポートを得意とする。人間関係全般、介護、メンタルヘルス、セクシャルマイノリティー等のジャンルを扱う。理屈よりも寄り添う事を大事にしている。成人過ぎの子供を持ち、自らもいろいろな体験をしていて、知識も豊富である。産業カウンセラー